年末スペシャル企画! 2019年にBLOOMINT MUSICで最も多く読まれた記事は!?
皆さん、こんにちは。BLOOMINT MUSICの運営者、鳥居咲子です。
早いもので年末ですね! 当サイトでは特に季節に基づいた企画とかは何もしてないのですが、今回はたまたま気が向いたので「今年最も多く読まれた記事トップ10」を発表しちゃおうと思います。今年2月には同じようにたまたま気が向いて「2019年2月のピックアップアルバム」なんて記事も書いたりしましたが、こんなふうに突然思い付きで行き当たりばったりの企画記事が出るのも当サイトの特徴です。
トップ10の集計方法はいたってシンプル。2019年1月1日から2019年12月29日までのアクセスランキングを取り、そのうち2019年に書かれた記事のみを抽出しました。具体的なアクセス数は内緒です(だって胸を張って公開できるほど多くないし~)。
それではランキング結果をどうぞ!!!
1位 歌詞翻訳/JP THE WAVY – Just A Lil Bit (Feat. Sik-K) (2019年1月25日)
堂々の1位に輝いたのは、Sik-KがフィーチャリングしたJP THE WAVYのトラック『Just A Lil Bit』のリリック翻訳でした! 韓国ヒップホップに特化したサイトなのに、1位が日本人のトラック(笑)。Sik-Kの人気が高いのもひとつの要因ですが、やはり日本語のサイトなので、JP THE WAVYのファンの皆様が検索してたどり着いてくださることが多いようです。このトラックは2019年1月にリリースされましたが、約1年が経過した12月末の時点でYouTubeの再生回数が330万回を超えています。両国の人気若手ラッパー同士のコラボとあって、お互いの国のファンから愛される一曲となりました。
2位 クルー体制になった『SHOW ME THE MONEY』のシーズン8。プロデューサーたちによるサイファー映像が公開! (2019年7月11日)
2位を獲得したのはこちら。夏の恒例となったラップサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY』のシーズン8の始まりをお知らせする記事です。毎年この番組では参加者と同じくらいプロデューサーに注目が集まりますが、今年も番組開始前にプロデューサーたちによるサイファー映像が公開され、大きな注目を集めました。『SHOW ME THE MONEY』について検索した人が当サイトを訪問してくれることも多いようで、番組に言及した過去記事もよく読まれています。
3位 ZICOが個人事務所「KOZ Entertainment」を設立 (2019年1月4日)
3位はこちら。2018年の11月に前所属事務所を離れたZICOが、年明けに個人事務所「KOZ Entertainment」を設立したことが発表されました。11月にはZICOに続く2人目の所属アーティストとしてDvwn(ダウン)が加入し、つい先日12月16日にデビューシングルをリリースしたばかりです。ZICOは日本のK-POPファンの間でも知名度が高いため、他のラッパーと比べると検索する人の絶対数が圧倒的に多いです。
4位 韓国ヒップホップのパーティー『BLOOMINT PARTY vol.1』を開催します! (2019年3月25日)
初めての試みとして、韓国ヒップホップのファンが集う親睦会のような趣旨でパーティーを企画してみました。これはその告知ページですね。パーティーの内容は私のトークが1時間、フリータイムが1時間、とにかく共通の趣味を持つ者同士が集まってワイワイやろうという企画です。誰も来なかったらどうしようってドキドキしたんだけど、期待以上に盛り上がって良かった! パーティーのレポはこちら。
5位 早くも第二弾!韓国ヒップホップのパーティー『BLOOMINT PARTY vol.2』の開催が決定! (2019年5月18日)
続いてランクインしたのは、2回目のパーティーの告知ページ。告知ページはチケットを買うために何度もチェックしてくれる人が多いのか、閲覧数が伸びる傾向があります。2回目のパーティーは韓国ヒップホップの歴史についてレクチャーしました。ヒップホップのパーティーとは思えないほど真面目でアカデミックな内容(笑)。レポはこちらからどうぞ。2回目のレポは写真もたくさんあって充実しています。
6位 Jvcki Wai、Young B、Osshun Gum、ハン・ヨハンが参加した新曲『띵(ティン)』が韓国のリアルタイムチャートで1位を獲得! (2019年1月15日)
2019年冒頭にリリースされた『띵(ティン)』がチャート1位を獲得したことをお知らせする記事です。モバイル・コンテンツ制作会社の「Dingo」とヒップホップアーティストによるコラボは2019年も大きく盛り上がり、『Hi-Lite Sign』『Beer』「DAMOIMプロジェクト」など多くのヒット曲を生み出しました。中でもこの『띵(ティン)』は若手たちによるキャッチ―な曲だったこともあり、より大きな成功を収めました。
7位 JP THE WAVYからKOHH、SKY-HI、SALUまで 日韓ラッパーのコラボが活発化 (2019年1月25日)
1位と関連する記事ですが、『Just A Lil Bit』が話題になっていることを記念し、リアルサウンドさんに日韓ラッパーのコラボ曲についてまとめた記事を寄稿しました。日韓コラボ曲に関する記事は日本の一般リスナーの方々にも届くので、韓国ヒップホップに興味を持ってもらうきっかけになります。日韓コラボ関連の記事がこのようにランキング上位に来るのも、幅広い層の方々が検索でたどり着いてくれたからでしょう。
8位 Hi-Lite Recordsに初の女性メンバーとなる神童Swervyが加入! (2019年2月27日)
これ、まだ今年のニュースだったんですね。SwervyにはすっかりHi-Liteのイメージがついてるので、もっと前に加入した気がしてました。クリスマスに18歳の誕生日を迎えたばかりのSwervy。高3に当たる年齢なのに大卒の資格を持っていて、4か国語を操るという才女。個人的にSwervyにはすごく注目していて、ファッション面でもサウンド面でも奇抜で目を引くし、2020年にはもっと活躍するんじゃないかと思ってます。
9位 H1GHR MUSICの新メンバー、Mokyoがシングル『Daddy』をリリース (2019年3月9日)
Jay Parkが運営するレーベル「H1GHR MUSIC」に異色な存在のMokyoが加入しました。この『Daddy』はとても思いテーマを持った曲です。同じような境遇の方には勇気にもなりえるけど、フラッシュバックにもなりえる、とてもセンシティブな内容です。この曲の音楽性は全然ヒップホップじゃないけど、社会問題を提起しているという点ではヒップホップのマインドを持った楽曲だと思います。
10位 EP | BOYCOLD – POST YOUTH (2019年5月5日)
今年の『SHOW ME THE MONEY』でプロデューサーも務めたBOYCOLDのアルバムリリース記事です。韓国は諸外国に比べてプロデューサーのアルバムの人気がものすごく高いですね。特にこの『POST YOUTH』のように旬なラッパーが多く参加しているアルバムは注目度が高い。さらにBOYCOLDは人気ラッパーであるSik-Kともつながりが深いので、興味を持って検索する人も多いようです。
以上、トップ10の発表でした!
しかし10位まで書いてみて、あることに気付いてしまった。1月に書いた記事は12月までの間に12ヶ月間読まれてるけど、12月に書いた記事は1ヶ月も読まれてないんですよね。書いてる途中で「なんか上半期の記事ばかりだな~」と思ったんだけど、そりゃそうか。当然の結果だ。
そしてこのランキングでは2019年に書かれた記事だけをセレクトしてるけど、それより前に書かれた記事も閲覧数が多いんですよね。これも同じ理屈で、2019年の1月からの閲覧数を集計してるから、それ以前に書かれた記事も12ヶ月まるまる読まれてるってことなんですよね。
だから結局、記事が書かれた時期が早いものほどランキング上位に入りやすいってことです。ここまで書いておいて、なんか身も蓋もないけど(笑)。そんな中で7月に書かれた『SHOW ME THE MONEY』の記事が2位であることを見ると、改めて番組の注目度の高さを感じますね!
そしてせっかくなので、11位から20位も発表します。
11位 歌詞和訳/SHOW ME THE MONEY 8 – PRODUCER CYPHER (2019年7月22日)
12位 Dok2が釜山にホテルをオープン! (2019年2月13日)
13位 Just Music、Indigo Music、Wedaplugg Records、3レーベル合同のシングル『IMJMWDP』が公開! (2019年2月22日)
14位 Single | DEAN – Howlin’ 404 (2019年5月31日)
15位 Single | HAON – 꽃(FLOWER) (2019年1月20日)
16位 ついにAmbition Musikに加入したLeellamarzが、ニューアルバム『MARZ 2 AMBITION』をリリース! (2019年6月21日)
17位 Simon Dominicの新作『火気厳禁』参加アーティスト10人を紹介![前編] (2019年9月7日)
18位 『It G Ma』のプロデューサーJunior ChefがAOMGと契約 (2019年1月19日)
19位 歌詞和訳/Jay Park, KIRIN – 오늘밤엔 (今夜は) (Feat. Ugly Duck) (2019年8月6日)
20位 Korean Hiphop Awards 2019 投票受付開始 (2019年1月30日)
そして最後に番外編。
上述の通り、実は2018年以前の記事も閲覧数が多いので、そのランキングも発表します。上記の1位から20位の間に、実はこれらの記事が入っているのです。でもこれらを入れても、上記の1位と2位は変わりありませんよ!(つまり『I Think, I Sing, I Say』の歌詞が実質3位ってこと)
念のため再度お伝えしておきますが、これまでの全期間の集計ではなく、2019年1月1日から12月29日までの1年間で読まれたビュー数の集計結果です(全期間の集計だと、また違った結果になります)。
歌詞翻訳/SKY-HI – I Think, I Sing, I Say (Feat. Reddy) (2018年8月22日)
歌詞和訳/Zico – 말해 Yes or No (言えよ Yes or No) (Feat. The Quiett, PENOMECO) (2015年10月26日)
サンプリングを語る by RHYTHMER (2014年2月22日)
歌詞翻訳/Reddy – Stand by You (Feat. SKY-HI) (2018年12月22日)
Simon DominicがAOMGの代表を辞任 ― 新曲『Me No Jay Park』で心境の告白も (2018年7月28日)
来日ライブ決定を記念して、H1GHR MUSICの主要メンバーを紹介! (2018年9月13日)
『SHOW ME THE MONEY 777』で話題沸騰中のラッパー「Mommy Son」とは? 脱落後に発表したトラック『소년점프(少年ジャンプ)』が大ブレイク! (2018年9月23日)
Ambition Musikに新たなメンバー、ASH ISLANDが加入! (2018年11月24日)
歌詞翻訳/Ja Mezz – Pink is the New Black (Feat. SALU) (2018年11月21日)
SKY-HI & Reddy インタビュー/国をまたいだ二人のラッパーが証明する「リアルな多様性」 (2018年8月21日)
総勢51名のアーティストが参加したトラック『119 REMIX』が公開! (2018年12月3日)
というわけで、気まぐれでやってみたランキング企画。いかがでしたか? おもしろかった?
記事が書かれた時期が早いものほどランキング上位に来ちゃうけど、人気記事の傾向がなんとなく見えてくると思います。どんなアーティストの注目度が高いのか(ベテランや中堅よりも若手の記事がアクセスされる)、どんな内容の記事が人気なのか(単純な楽曲リリースのお知らせよりもトピック性のある記事が人気)、あとは『SHOW ME THE MONEY』関連の記事とか歌詞の翻訳がよく読まれてるってこととか。
このサイトは私が書きたいことを書きたいように書くのがモットーなので、「アクセス傾向を分析してニーズの高いアーティストしか取り上げない」なんてことはなく、私が皆さんに紹介したいと思うアーティストやアルバムを中心に今後も書いていくつもりです。もちろんニーズの高いものもできる限り書きますけどね!
では、こんな感じで2019年のBLOOMINT MUSICを締めくくりつつ、2020年も引き続きご愛顧のほどお願い申し上げます! 皆さん、よいお年を~!