イ・ハイがAOMGに加入! レーベル移籍第一弾シングル『홀로 (HOLO)』もリリース!

Written By Sakiko Torii

これはビッグニュースです! デビュー8年目のベテラン歌手、イ・ハイがAOMGに加入したことが7月22日に発表されました!

そしてその翌日にはレーベル移籍第一弾シングルとして『홀로 (HOLO)』をリリース。昨年5月にリリースしたEP 『24℃』以来、約1年2ヶ月ぶりの新作ということになります。タイトルの「홀로」とは「ひとりで」「ひとりぼっちで」といった意味で、「ひとりで寂しい時間を耐えてきたイ・ハイと共に、閉鎖された社会的環境に囲まれた人々に癒しを伝えたい」というテーマだそう。イ・ハイもインタビューで「今は大変な時期を過ごしている人が多いだろうから、そういう人たちにとって癒しになれれば」と語っています。

作詞・作曲を担当したのは、女性ボーカルデュオ「The Barberettes」のアン・シネ。イ・ハイが2016年にリリースした代表曲のうちのひとつ、『HOLD MY HAND』でも作詞・作曲に参加した人です。The Barberettesと言えば、ヒップホップファンにとってはやはりP-Typeの『돈키호테2(ドンキホーテ2)』ですね! この当時は3人組でしたが、その後メンバーチェンジがあったりして現在は2人組となっています。

イ・ハイの新曲『홀로 (HOLO)』はミュージックビデオも公開されています。「癒しを与えたい」というテーマから想像できる通り、心に染みてくるようなスローチューンです。AOMGに移籍というからにはアップテンポで来るかと思ったのですが、メロウなトラックにしたというのは良い意味で裏切られたというか。イ・ハイらしいソウルフルなグルーヴも感じられて、とてもいい曲です。

[MV] イ・ハイ – 홀로 (HOLO)

 

AOMGといえば、4月にも女性シンガーのDeVitaが新メンバーとして加入したばかり。実はDeVitaが加入する直前、「AOMGに新しいアーティストが入る」と予告されてた時、「イ・ハイではないか」と噂されていました。イ・ハイが昨年12月にYGとの契約が終了した後、移籍先がどこになるのかは常に話題の的でした。その候補先のひとつとして、AOMGの名前はずっと挙がっていたのです。

ところで当サイトは韓国のヒップホップに特化しているため、イ・ハイのことをよく知らないという方もいらっしゃると思います。ザックリ説明すると、1996年生まれのイ・ハイは、2011年から2012年にかけて放送された韓国のオーディション番組『K-POP STAR』のシーズン1で準優勝した実力派シンガーです。2012年10月にシングル『1.2.3.4』でYGエンターテインメントからデビューしました。

[MV] イ・ハイ – 1.2.3.4

 

その当時の私はYGのビッグファンで、イ・ハイについてはデビュー前から個人ブログで度々言及してました。当時のイ・ハイはまだ16歳になったばかりで、大変な逸材として韓国中から注目を集めていたものです。

残念ながら私はそのブログ自体を諸事情により削除してしまったので、当時の記事を今読むことはできないのですが、同ブログから本サイトに移行した記事の中でこんなのがありました。2013年に書いた記事で、デビュー前からデビューにかけてのイ・ハイについて触れています。

Song | Double K – Rewind (Feat. イ・ミシェル)

 

ちなみにこの記事の中に出てくる「YGがデビューを後回しにした別グループ」というのは、現BLACKPINKのことです。結局彼女たちがデビューできたのは、この記事を書いた3年後の2016年でした。

さらにもうひとつ、ちなみの話。この記事に出てくる『K-POP STAR』優勝者のパク・ジミンは、現在はJAMIE(ジェイミー)という名前でも活動していて、先日公開したBLOOMINT MUSICの最新プレイリストにも一曲入っています。パク・ジミンはHash Swanが今年2月にリリースした1stアルバム『Silence of the REM』にも1曲フィーチャリングしています。

さて、イ・ハイに話を戻しましょう。後のワールドスターとなるBLACKPINKを差し置いて先にデビューを果たしたイ・ハイですが、デビューから今まで早くも8年が経過するというのに、これまでリリースしてきて作品は決して多いとは言えません。曲を出す量が少ないというより、出すごとにブランクが空くって感じ。出す頻度が低いというか。これには前の所属事務所であるYGの性質が大きく関与しているのですが、なんやかんやでなかなか出ないのです。

そして数年前までEPIK HIGHのTabloが、HIGHGRND(ハイグラウンド)というレーベルをYGの傘下として運営していたのですが、イ・ハイはTabloとHIGHGRNDの力を借りて何とかアルバムをリリースしたりしていました。そのHIGHGRNDには現AOMG所属のCODE KUNSTやpunchnelloが所属していたので、今回イ・ハイがAOMGに移籍することになった背景がここから何となく読み取れますね。

そんなCODE KUNSTが2017年にリリースしたアルバム『MUGGLES’ MANSION』で、イ・ハイは『X』という曲にフィーチャリングしました。さらにこのふたりは2019年に『XI』という曲で再び共演。イ・ハイのボーカルの魅力をうまく引き出したトラックとして絶賛されました。

[MV] CODE KUNST – XI (Feat. イ・ハイ) 

 

イ・ハイが昨年末にYGと契約が終了したとき、一番最初に声を掛けてきたのがAOMGだったそうです。イ・ハイはこれまで大きすぎる事務所で自由に動けないジレンマも経験したと思うので、自由度の高そうな会社を選んだというのはあるかもしれませんね。もちろん大きな会社だからこそ巨額の投資をして大々的にデビューできたわけだし、今の彼女の知名度や人気はYGという巨大な会社にいたが故です。

しかしデビューから8年経ち、16歳だったイ・ハイももうすぐ24歳。一般社会からすればまだまだ若い年齢ですが、10~20代でピークを迎えることの多い職業では焦ることも多いかと思います。その年齢に合った音楽というものもありますしね。イ・ハイは日本にもファンが多いので、これから活動量が増えていくのであれば嬉しい限り。日本のK-POPファンがAOMGやヒップホップに興味を持つきっかけにもなると思います。

これから他のAOMG所属アーティストたちとどんなコラボを見せてくれるのかも非常に楽しみです。Simon Dominicもインスタグラムで「イ・ハイと同じ会社だなんて!」と喜びの声を上げていました。Jay Park、Pumkin、CODE KUNSTなど頼りになる人たちの力を借りて、今後もますます活躍していくことを期待しています。

 


 

イ・ハイ – 홀로 (HOLO) のご視聴はこちらから

itunes spotify

 

writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップ・キュレーターとして執筆、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。



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