AOMGに新メンバーとして加入したDeVitaが、1st EP『CRÈME』をリリース
4月冒頭より新メンバーの加入を示唆していたAOMGですが、それがDeVitaであることが4月8日に明らかになりました。そして4月9日には1st EP『CRÈME』をリリース!
韓国の人気オーディション番組『K-POPスター』の出身でもあるDeVita。これまではChloe DeVitaという名義で活動してきました。2018年8月リリースのUgly Duckのシングル『Sugar』を皮切りに、ウ・ウォンジェのEP 『af』、Jay Parkのアルバム『The Road Less Traveled』、Jay Park & KIRINのEP 『Baddest Nice Guys』など、AOMGの作品を中心にフィーチャリング活動をしてきています。今月3日にCODE KUNSTがリリースした4thアルバム『PEOPLE』にも参加しています。もうかれこれ3年近く、AOMGとはガッツリ活動してきてたんですね。
今回リリースされたEP『CRÈME』は、ポップスとR&Bをベースにした全5曲で構成されています。アルバムのタイトルには「crème de la crème(最高の中の最高)」という意味が込められており、厳選された5曲を通して彼女ならではの多彩な魅力と幅広い音楽的スペクトルを見せています。プロデューサー陣にはCODE KUNST、TE RIM、Charming Lips、J.Luの4人が名を連ねています。
[MV] DeVita – EVITA!
ところでDeVitaの読み方ですが、韓国語では「드비타(ドゥビタ)」と表記されています。日本式に書くと「ドゥヴィタ」かな? それとも「ディヴィータ」かな? はたまた「デヴィータ」か? なんでこんなに悩むかというと、英語式に読むと「ディヴィータ」だし、イタリア語やスペイン語式に読むと「デヴィータ」なんですよね。
このDeVitaという名前の由来は、イタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の主人公であるSalvatore Di Vita(サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ)と、マドンナが主役を演じた映画『エビータ』でも知られるアルゼンチンの元ファーストレディであるEvita(エビータ) から来ているそうです。片や「Di(ディ)」で、片や「E(エ)」で、イタリアとスペイン語圏の名前のミックスだから「De(デ)」と読ませるのかと思いきや、正式な韓国語表記は「드(ドゥ)」で、私もう頭がこんがらがっちゃいました。
私がこんがらがっちゃったのはどうでもいいんですが、この名前には、由来となった2人のように、自分の音楽を聴いてくれる人たちの人生にインスピレーションと影響を与えたいという願いが込められているそうです。AOMGという影響力の大きなレーベルに入ったことで、その願いが叶えられるかもしれませんね。
以下はEP『CRÈME』のトラックリストと公式のトラック解説の翻訳です。
01. Movies
EP『CRÈME』の1曲目を飾る『Movies』は、長きにわたる悩みと成長の末に固められたDeVitaの決意と自信を映画のワンシーンのように表現した曲。ドラマチックな展開とダイナミックなサウンドが曲の没入度を高める。
02. EVITA!
敬愛と批判を同時に受けた人物であり、Evitaの愛称で知られるアルゼンチンの元ファーストレディEva Peronからインスピレーションを受けて作られた曲。80年代のシンセとビートを基盤にレトロに仕上げられたサウンドと、パワフルながらも洗練されたヴォーカルが印象的な対比を織り成す。
03. All About You
叙情的なピアノの旋律と調和したDeVitaの訴求力ある歌声は、クラシックでありながら優雅な雰囲気を醸し出す。ミニマルな構成だけで愛する人に向けた感情を豊かに繊細に伝えることができるDeVitaのヴォーカリストとしての魅力と力量が確認できるトラック。
04. 1974 Live
余白を置いて話すような物静かなメロディーが、歌詞に耳を傾けさせる。繊細なギターの音色に合わせて抑制されたDeVitaのヴォーカルから、盛り上がっていくストリングスのサウンドまで細心のプロダクションを通じて深い余韻を残す。
05. Show Me
プロデューサーのCODE KUNSTとのコラボレーション。ずっしりと重いながらも洗練されたリズム、夢幻的な雰囲気を醸し出すシンセが特徴的だ。そこにDeVitaの流麗なメロディーと巧みなヴォーカルアレンジが引き立つハーモニーが加わり、曲をさらに豊かに仕上げた。
DeVita – CRÈME のご視聴はこちらから