『SHOW ME THE MONEY 9』の第1〜2話を振り返る。現時点での注目すべき参加者も簡単にご紹介!(ネタバレ極力控えめ)
10月16日にスタートした『SHOW ME THE MONEY』のシーズン9。今年は総額5億ウォン(約5千万円)の優勝賞金が用意されていて、そのうち優勝者が受け取れるのは1億ウォン(約1千万円)、そして残りの金額はなんと新レーベルと契約してアルバム制作・ライブ制作・マーケティングなどのサポートを全面的に受けられるとのこと。
よかったらこの記事(↓)も読んでみてください。シーズン9のプロデューサーはこの人たちで、こんな感じの参加者たちが出るみたいだよ〜って感じの記事です。
毎年恒例『SHOW ME THE MONEY』のプロデューサーサイファーが今年も公開! 10月放送スタートのシーズン9は、一体どんな内容になる!?
今シーズンにはスポンサーとして恒例のadidasはいないようで、代わりに自動車のMINI、ウイスキーのジョニー・ウォーカー、韓国の決済サービスKakao Pay、韓国のビールCass、それからTikTokなどが名を連ねています。名だたる有名企業がこんだけスポンサーにつくんだから、ほんと韓国ってエンタメがうまくワークしてるんだなってつくづく思っちゃいます。
上に貼った記事にも書きましたが、放送開始前から発覚していた参加ラッパーたちの顔ぶれは以下の通り。
現時点までに『SHOW ME THE MONEY 9』への参加表明が発覚したている注目ラッパーはSwings、Owen、Rohann、YunB、Chillin Homie、TAKUWA、Mckdaddy、Khundi Panda、Son Simba、JJK、Boi B、Crucial Star、Dbo、Bizniz、Chamane、Killagramz、Ja Mezz、Tommy Strate、Sikboyなど‥まだまだいます!
— BLOOMINT MUSIC (@bloomintmusic) August 24, 2020
Lil Boi、twlv、Khakii、ICE PUFF、シャクラマ、Leebido、レウォン、A Chess、Untell、$IGA A、Kor Kash、MUSHVENOM、Jay Moon、オ・ダムリュル、PULLIK、HOTCHKISS、EPTEND、YANU、M1NU、DAMYE、Munchmanなどの名前も挙がってます!ほかにも有名どころが数名いるのですが、まだ不確定のようです。
— BLOOMINT MUSIC (@bloomintmusic) August 24, 2020
ここに並んでいるのは有名なラッパーとか過去シーズンにも出て注目度の高いラッパーたちの名前なのですが、なんと10月16日の第1話の時点でこの中からも脱落者が出ました。ネタバレ防止のために名前は伏せますが、映像審査で落ちた人もいるし、一次審査で落ちた人もいます。
一次審査では実力不足で落ちた人もいれば、実力を発揮しきれずに、あるいはミスをしたために落ちた人もいるし、すごくうまかったのにプロデューサーの期待以下だったため落ちた人もいます(これはちょっとひどいと個人的に思った。一次審査ではうまい人はみんなとりあえず通しちゃえばいいのにって。私の大好きな○○を落とした××め〜!笑)。
あと、今年はギミック系がいつも以上に多かったですね。ギミックとはキャラ設定をしたラッパーのことを指します。韓国で一番有名な例がUNEDUCATED KIDですね。本当は普通の家庭に生まれ育った普通の韓国人なんだけど、教育を受けたことがなくて犯罪組織に関わってるという設定で活動しています(最近はあんまりそのキャラ使ってないっぽいけど)。
でも一次審査に多くいたのは、ギミックっていうよりは「変な人たち」って感じだったかな?(笑)
過去シーズンを観たことがある人だったら分かると思うけど、変なファッションで変なキャラ設定で変な行動を取る人たち、一次審査によくいるじゃないですか。あれ系の人が今回も多くて、中でも私が一番気に入ったのはヨーデルでラップをする人でした。
でもそのヨーデルラップの人(Bibii the black catさん)、気になって調べてみたらめちゃくちゃすごい天才肌の人で、ピアノもプロレベルだし、音楽の天才すぎて高みに行っちゃった系の人でした。キャラも作ってるんじゃなくて、インスタとか見たら普段からああでした。なんかもういろんな意味で高みに行ってて、天才とはこのことか……と思いました。気になる人は、下の動画(一次審査の様子)を観てみてください。電車の中とかで観ないでね。
そして今回一番注目を集めてるのが、7年ぶりに挑戦者として参加するSwingsですよね。一次審査では因縁のラッパーとバチバチッとする瞬間があったり、テレビ的なおもしろさを見せるのが本当に得意だなって思いました。番組のほうもSwingsみたいに注目度が高いラッパーになると、引っ張る引っ張る。早く結果を見せてくれ〜って感じでしたね。
そんな感じで怒涛の第1話が終わり、先週は第2話が放送されました。第2話では一次審査の続きと、二次審査の途中までが放送されたのですが、これがなかなかの粒揃いだったので、当サイトのTwitterアカウントで注目のラッパーたちをご紹介したんです。そしたら結構な長さになっちゃったので、これはTwitterよりも記事にするべきだったなと思い、この記事を書くことにしたというわけです。
ではここからはそのツイートのコピペになりますが(雑)、『SHOW ME THE MONEY 9』の注目すべき参加者を、第2話で放送された2次審査の映像を使って一部ご紹介しますのでご覧ください。
まずはMommy Sonの会社に所属しているWonstein! 声とトーンに唯一無二の個性を持つ逸材です。作詞スキルもかなり高い!過去シーズンにも何度か挑戦したけど振るわず。今年『Good Girl』という番組でも注目を浴びた、シーンにおけるスーパールーキー的な存在です。
続いては、Coldeが運営するレーベル「Wavy」に所属するKhakii。今シーズンはギミック(キャラ設定をした)ラッパーが目立ってますが、Khakiiはファッションもラップスタイルもナチュラルで、単純にうまさだけで勝負してます。
そして文句なしの優勝候補、Lil Boi! ここまでの大物が出るのはズルいという意見もありそうですが、Geeksのかつての人気が過ぎ去った今、一念発起して挑戦する姿は感動的です。当然のことながらめちゃくちゃうまいので、よほどのミスがない限り勝ち進んでいくでしょう!
片耳が聴こえないことから「モノ」というラップネームをつけたKim Mono。手持ちのヴァースが1000個あるということでプロデューサーたちを驚かせました。知名度のない参加者の中では、最も高い実力を見せたうちの一人です。
一昨年の『SHOW ME THE MONEY 777』で目覚ましい活躍を見せた現在16歳のD.Ark。777の放送当時はプライベートの問題によって大炎上しました。長い反省期間を経て、すっかり毒気が抜かれた雰囲気ですが、実力の高さは相変わらずです。
SHOW ME THE MONEYではお馴染みのKillagramz。シーズン5と6で活躍しました。以前のような強烈なビジュアルは封印し、とてもナチュラルで落ち着いた姿で登場。3度目の挑戦にも関わらず、新たに生まれ変わった姿とラップスタイルで新鮮さを見せました。
最後はデビューして20年、スーパーベテランのJuvie Train。2000年代の韓国ヒップホップ/レゲエシーンの中心に立っていたBuga Kingzのメンバーです。SHOW ME THE MONEYではベテランに辛辣なことが多いですが、OGの力量を見せてプロデューサー陣を唸らせました。
ひとまずこんな感じで! このほかにも優勝候補のKhundi Panda、なんかもうハチャメチャなSwings、過去シーズンで話題になったMUSHVENOMにレウォンにTAKUWAにMckdaddyにアン・ビョンウンに…。今後も回が進んで映像が上がり次第、審査結果などのネタバレは極力伏せながらご紹介していこうと思います!
といったところでツイートが終わってます。Twitterに書く長さじゃなかった。
あ、そういえばTwitterに書いたもうひとつの話があります。第2話ではプロデューサーたちによるスペシャルパフォーマンスが放送されました。4チームともとっても良いステージなので、これは必見です!
そしてそのうちJUSTHIS & GroovyRoomの曲が今シーズンの第1段シングルとしてリリースされました。もうほんと、マジでJUSTHIS。韓国トップ3に入ると言われるだけある。マジJUSTHIS。歯に入れてるグリルが気になるのか、一次審査でずっとモゴモゴしてたJUSTHIS。
[JUSTHIS & GroovyRoom]
[Zion.T & GIRIBOY]
[CODE KUNST & Paloalto]
[Dynamic Duo & BewhY]
というわけで、以上!
例によって長くなりましたが、最後までお付き合いくださってありがとうございました。当サイトの読者の方はご存知かと思いますが、私は基本的に気まぐれで記事を更新していくので、今後も気が向いたら第3話以降について書くかもしれません。気が向かなくてもTwitterとかインスタのストーリーズとかで何かしら書いていくので、ぜひフォローしてください!
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