毎年恒例『SHOW ME THE MONEY』のプロデューサーサイファーが今年も公開! 10月放送スタートのシーズン9は、一体どんな内容になる!?

Written By Sakiko Torii

韓国ヒップホップ夏の風物詩『SHOW ME THE MONEY』が、今年はコロナの影響でちょっと遅めの10月16日(金) から放送スタートします。2年前のシーズン7もちょっと遅めの放送でしたが、それでも9月7日スタートだったので今年はだいぶ遅れてますね。

当初は10月2日にスタートすると発表されてましたが、本日公開されたプロデューサーサイファーに10月16日と書かれていました。一次審査が始まったくらいのタイミングでコロナの感染がソウルで再拡大したこともあり、さらにちょっと伸びちゃったようですね。毎年10話くらいなので、恐らく12月上旬くらいまでの放送だと思います。

シーズン9のプロデューサーは以下の4チームです。プロデューサー常連のPaloaltoとGIRIBOY、2回目のZion.T、CODE KUNST、Dynamic Duo、BewhY、初のGroovyRoomとJUSTHIS。若手からベテラン、ラッパーからシンガーからビートメイカーまでとてもバランスの良いラインナップだと思います。

チーム Zion.T × GIRIBOY
チーム CODE KUNST × Paloalto
チーム GroovyRoom × JUSTHIS
チーム Dynamic Duo × BewhY

 

2014年のシーズン3からずっとこのような4チーム体制で実施されてきましたが、昨シーズンでは2つのクルーに分けた形式になりました。たまには変化をつけてみようと思ったのかな。シーズン2もクルー体制だったから「後退したように見える」という意見も出たりしたけど、これはこれで新鮮でおもしろかったように思います。

クルー体制になった『SHOW ME THE MONEY』のシーズン8。プロデューサーたちによるサイファー映像が公開!

 

ところが今年は再び4チーム体制に戻りました。理由はいろいろあるとは思いますが、やはりチーム数が多いほうがバトルも華やかになるし、楽曲制作にも工夫が凝らされるような気もするし、どの挑戦者がどのプロデューサーと組んでるか覚えやすいような気もします。とにかく昨シーズンはいろいろ炎上したので、ひとまずやり方を元に戻してみようと思ったのかもしれません(チームが多いほうが八百長も疑われにくい気がするし……)。

そしてこちらが本日9月28日に公開されたプロデューサーサイファー。『SHOW ME THE MONEY』は初期から現在にかけて試行錯誤を繰り返しながらかなり変わってきているので、いつからプロデューサーサイファーが出るようになったか私も記憶が曖昧なんだけど、たぶん6からだったっけ? とにかくいつの間にか「やっぱりこれがないと始まらない」って感じになりましたね。

SHOW ME THE MONEY 9 – PRODUCER CYPHER

 

実はこれより遡ること2か月前の7月26日、過去の優勝者4人によるサイファーも公開されました。シーズン5(2016年)の優勝者であるBewhY、シーズン6(2017年)のHangzoo、シーズン7(2018年)のnafla、シーズン8(2019年)のpunchnelloの4人による『KINGS’ CYPHER』です。これも超かっこいいので必見!

SHOW ME THE MONEY 9 – KINGS’ CYPHER

 

そして気になる挑戦者ですが、すでにあちこちでも話題になっている通り、今年はSwingsが挑戦者で出るというとんでもない事態になっています。生粋の問題児というか、エンタメ精神が旺盛というか。そもそも『SHOW ME THE MONEY』を初めてうまく利用したプロラッパーがSwingsだったし、そのおかげでこの番組がここまで人気に慣れた部分もあるし、シーンの活性化を図るのが本当にうまいですね。

BLOOMINT MUSICのツイッターでも、8月下旬にその時点で発覚している挑戦者の一部をお知らせしました。これ以外にももっとたくさんの人が発覚していますが、知名度が高めだったり過去にも挑戦したことがあったりなど注目度の高めな人たちのみをピックアップしてあります。

 

そして上記のツイートをした後、実際は応募してなかったことが発覚した人が約一名。応募したように見せかけた投稿をSNSにしたBoi Bです。実はこのようなおふざけは毎年のように誰かがやっていて、今年はBoi BのほかにSan E、BLOO、Skullなども同様の匂わせをやってました。お騒がせな人たちですね(笑)

このほかにもKIRINがPuff Daehee名義で出るっぽいです。あとはBLOOMINT MUSICのプレイリストにもちょいちょい登場した한국사람(Korean)とか。私が個人的に好きなviceversa、Wonstein、Life of Hojjも出るので超期待しています。あとはYouTuberの꽈뚜룹(Quaddurup)も応募したようですが、一次審査で落ちたとのことです。

それでも一次審査に進めただけ良かったんじゃないかな~。というのも、今年はコロナのために一次審査に参加できる人数をかなり絞ったようで、その前段階である映像審査の時点で相当落としたようなんですよね。上記でツイートした中にも映像審査で落ちた人がいるという噂があって、かなり意外な展開になっています。

あと、ツイートには載せませんでしたが、Bill StaxとBlack Nutも応募したという説があります。ただ、彼らはそれぞれ過去に起こした事件によって有罪判決を受けた前科者なので、放送局側の判断により出演が却下される可能性があります。Black Nutに関してはsAewooによるいたずらで応募したように見せかけただけとも言われていますが、まだよく分っていません。ってか、みんないたずら好きだな!(笑)

それにしても上記ツイートに並んでいる名前を改めて見ると、知名度のあるラッパーだけでもかなり濃い面々が集まってますよね。すでに優勝候補と言えそうな人がチラホラ。ここにかつてのウ・ウォンジェのような無名のスーパーヒーローが現れるか。挑戦者たちがどんなバトルを繰り広げていくのか本当に楽しみです。

そして気になる優勝賞金ですが、ここ2年は2億ウォン(約2千万円)でした。それプラス自動車とか。しかし今年はなんと、総額5億ウォン(約5千万円)が用意されています! とは言ってもこの全額を優勝者が受け取るのではなく、賞金はむしろ去年より下がって1億ウォン(約1千万円)なんです。その代わり、優勝者の代わりにCJが新しいレーベルを立ち上げ、アルバム制作、ライブ制作、マーケティングなどを全面的にサポートしてくれるそうです。

期間限定とは言え、これは新人ラッパーにとっては絶対に欲しいサポート! しかし「すでにレーベルに所属している有名ラッパーが優勝したら?」とか「CJが売り出したい人を優勝させるんじゃないの?」って批判も出てたりして、かなり賛否両論って感じ。Mnetでは『プロデュース101』シリーズで不正があったので、視聴者が敏感になってる部分もありそうです。でもまあ賛否両論あるっていうのはそれだけ注目されてるって証なので!

ちなみにMnetの公式YouTubeでは、サイファー映像以外にもプロデューサーたちの様々なインタビュー映像が公開されています。今のところアップされている動画をとりあえず下に全部貼っておきますね。

 

こんな感じで放送スタートに向けてこれからも様々な動画がアップされながら盛り上がっていくと思うので、興味のある方はぜひMnetのYouTubeチャンネルを登録してチェックしてみてください!

番組はMnet Koreaで放送されるので、私も「Mnet Smart」で観ようと思ってます。リアルタイムでは字幕が出ないので韓国語が分からないと厳しいかもしれませんが、少し待てば字幕付きも「Mnet Smart」のオンデマンドで観れるようになると思います。

では、10月16日の放送スタートまで楽しみに待ちましょう~!
 

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