Single | Jay Park – Finish Line (Feat. SUPERBEE, Jvcki Wai)
休むことを知らない男がまた戻ってきました。AOMGとH1GHR MUSICのCEOであるJay Parkが、11月9日にニューシングル『Finish Line』をサプライズ・リリースしました。『V』と『DANK』の2曲が収録されたシングル『V』以来、2か月ぶりのリリースとなります。
[Official Audio] Jay Park – Finish Line (Feat. SUPERBEE, Jvcki Wai)
本トラックには今まで一度もJay Parkとコラボしたことのない2人のアーティストが参加しました。まず1人目は、つい先週幕を下ろした話題の番組『SHOW ME THE MONEY 777』で大活躍したラッパーのSUPERBEEです。Jay ParkとはDok2のトラック『In My Whip』でフィーチャリング同士として共演したことはありますが、互いの楽曲に直接フィーチャリングしたのは今回が初めてです。同番組の中でも絶賛を受けたウィットに富んだ歌詞は、本トラックでも健在。見事にスワッグを出しています。
そしてもう1人は、PARKGOLFとのコラボ曲『xaradise』などを通して日本でも知られている女性ラッパーのJvcki Waiです。彼女特有のオートチューンを掛けたシンギングラップで、グローバルなブレイクを志す抱負を語っています。
歌詞の中で、この2人がJay Parkへのリスペクトを示すラインが含まれているところが印象的です。輝かしいキャリアを積み上げて韓国ヒップホップシーンを代表する存在となっただけでなく、Roc Nationと契約して本格的にアメリカ進出するなどグローバルに活躍するJay Parkへのリスペクトが、以下のように語られています。
비행기 타고 날아
飛行機に乗って飛ぶ
Jay Park처럼 world wide
Jay Parkみたいに world wide
(Jvcki Wai)
빛재범 I fuck with him
ビッジェボム* 彼とつるんでる
이미 이룬 내 버킷리스트야
もう成し遂げた俺のバケットリスト
(SUPERBEE)
*ジェボムはJay Parkの韓国語名。韓国のスラングで、人の名前に「빛(光、ビッ)」という言葉を加えたり一部を置き換えて、その人の輝きを称える意味で使う(例:咲子 → 빛키코(ビッキコ))
Jay Parkも若手のラッパーたちに負けないよう、いつもよりもスキルフルなラップで楽曲をリードしています。彼のヴァースは余裕のあるシンギングラップ・スタイルのフロウで始まりますが、途中でリズムを細かく刻むフロウに転換し、さらに最後は非常にタイトな高速ラップに転換します。タイトルの「Finish Line(競争のゴール)」までスピードをどんどん上げていくイメージをラップのフロウで表現したのではないかと思います。
3人の面々も素晴らしいですが、予想外の組み合わせがまた新鮮なトラックです。Jay Parkは本作を含め、今年だけですでに9枚のシングルと1枚のEPをリリースしていますが、これまでの彼のペースを考えると、残りわずかとなった年内にまた素晴らしい作品を出してくれるかもしれません。
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