EP | Verbal Jint – 이것은 음악인가 업무보고서인가(これは音楽か、業務報告書か)

Written By soulitude

Verbal Jintが5月3日におもしろいコンセプトのEPをリリースしました。『이것은 음악인가 업무보고서인가(これは音楽か、業務報告書か)』というタイトルで、業務報告書を模したアートワークには一般の報告書のようにチームマネージャーと社長のサイン欄があり、トラックリストとクレジットも表形式で書かれています。

このタイトルは韓国のコメディー映画『극한직업(極限職業)』に出てくるセリフから来ています。今年1月に封切りされて以降1600万人を動員して話題を集めた同作は、その人気とともに映画に出てくる「これまでこんな味はなかった。これはカルビか、チキンか。はい、水原ワンカルビチキンです」というセリフが有名になり、「これは〇〇か、〇〇か」というパロディーが韓国で流行しました。

1~3番トラックはそれぞれ『〇月の業務報告』というタイトルで、同じビートの上にそれぞれひとつのヴァースが乗せられた短いトラックとなっています。歌詞にはThe Black SkirtsやITZYなどその時期にリリースされた音楽、Netflixのドラマ『ロシアン・ドール』や映画『キャプテン・マーベル』などVerbal Jintがその時期に鑑賞した作品、3月末に起こったNipsey Hussleの死亡事件などが登場します。同時に自分自身の楽曲リリースや番組への出演、音楽配信会社の変更など個人的な近況についても語っています。彼が2019年の第一四半期に経験して考えたことがそのまま記録されているのでしょう。

4~5番トラックはそれぞれ『4월의 심쿵포인트(4月の胸キュンポイント, April Blessings)』、『5월의 빡침포인트(5月のムカつきポイント, Stressin Me)』というタイトルです。3曲目までのビートとは変わりますが、話している内容はその期間の経験と感想ということで変わりありません。『4月の胸キュンポイント』ではBeenzinoとE SENSのコラボトラック『OKGO』のリリース、昔からファンだった大御所歌手のキム・ワンソンに会えたこと、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観る前の期待感などを話しています。『5月のムカつきポイント』ではピザやタコなど食べ物のこだわりから不法駐車、生活費、税金など生活感あふれるストレスの話をしています。

独特なコンセプトのアルバムですが、ファンにとってはVerbal Jintが2019年に入ってから今までどうやって過ごしてきたか聞くことができる興味深いアルバムでもありますね。

EP『이것은 음악인가 업무보고서인가』のトラックリストは以下の通りです。

01. 1월의 업무보고(1月の業務報告)
02. 2월의 업무보고(2月の業務報告)
03. 3월의 업무보고(3月の業務報告)
04. 4월의 심쿵포인트(4月の胸キュンポイント, April Blessings)
05. 5월의 빡침포인트(5月のムカつきポイント, Stressin Me)

 


 

Verbal Jint – 이것은 음악인가 업무보고서인가(これは音楽か、業務報告書か) のご視聴はこちらから

spotify

 

writersoulitude

ポピュラーミュージックを専門とするライター。日韓の両国で記事執筆、歌詞や記事の翻訳、音源の流通などの仕事をしている。多様なメディアを通じて日韓の音楽シーンの架け橋となるべく活動中。



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