pH-1が新たな試みを盛り込んだミックステープ『X』をリリース
Jay Park率いる「H1GHR MUSIC」所属のラッパーpH-1が、5月8日にミックステープ『X』をリリースしました。アルバム単位としては、昨年3月にリリースされた『HALO』以来約1年ぶりとなります。
pH-1というと、ここ近年世界中のトレンドとなっているシンギングラップのイメージが強いかと思います。ビジュアル的にもそうですが、声質や音楽性も含め、全体的にソフトなイメージが強いですよね。しかし新作『X』では「ヒップホップカルチャーに貢献する」という意味を込め、ラップだけで構成されているとのことです。多彩な音楽で構成されており、従来のpH-1のスタイルからすると思い切ったチャレンジとなっています。
全10曲で構成された『X』には、「ヒップホップカルチャーに貢献する」というコンセプトが示す通り、多くのアーティストたちが参加しています。フィーチャリングで参加したのはKid Milli、Simon Dominic、JUSTHIS、Owen、ASH ISLAND、Verbal Jint、Coogie、HAON, Woodie Gochild, Jay Park、Sik-Kなどめっちゃ豪華な計14名。また、プロデュース陣にはH1GHR MUSICからGroovyRoom、WOOGIE、Mokyoが、そしてみんな大好きGRAYも3曲プロデュースで参加しています。
アルバムのタイトルである「X」とは、英語で過去や元恋人のことを意味する言葉「EX」を指しているそうです。アメリカ出身のpH-1は、「かつてニューヨークで生活しながら音楽を制作していた頃のことを思い出しながら、今とは少し違った、より堅くて率直なラップスタイルを見せたかった」と語っています。リード曲の『PACKITUP!』と『ANYMORE』は、従来のpH-1のソフトなイメージとは対照的な姿を表現し、新しいpH-1の魅力を感じることができるということです。
こちらは『PACKITUP!』のミュージックビデオ。
[MV] pH-1 – PACKITUP!
そしてこちらは全10曲のプレビューです。
[Album Preview] pH-1 – MIXTAPE [X]
興味深いのが、アルバムのアートワークに「THE WORST MIXTAPE by pH-1(意味:pH-1による最低のミックステープ)」と書かれているところです。ヒップホップには正反対の意味の言葉を使うカルチャーがあるので(最高のことをbadとかshitとかillって言ったり)、最高のミックステープって意味なんだろうなと思いつつ、そういうところがまたヒップホップっぽいなって思ったり。
ミックステープ『X』のトラックリストは以下の通りです。前作『HALO』は全曲をMokyoがプロデュースしていたので、制作陣も大きく変化したことがうかがえます。これまでのソフトなイメージから生まれ変わった新しいpH-1をたっぷりとご堪能ください!
01. 사인회 (MEET N GREET) (Feat. Kid Milli) (Prod. GroovyRoom)
02. OKAY (Feat. Simon Dominic, MUSHVENOM) (Prod. GroovyRoom)
03. PACKITUP! (Prod. BMTJ)
04. BLAME MY CIRCLE (Feat. JUSTHIS, Owen) (Prod. GRAY)
05. TELÉFONO (Feat. HAON, Woodie Gochild, Jay Park, Sik-K) (Prod. WOOGIE)
06. 센 척 (FRONTIN) (Prod. GRAY)
07. ANYMORE (Feat. ASH ISLAND) (Prod. GRAY)
08. I CAN TELL (Feat. BRADYSTREET, Verbal Jint) (Prod. Mokyo)
09. MORAGO (Feat. Blase, Coogie) (Prod. Slom)
10. DRESSING ROOM (Prod. Mokyo)
pH-1 – X のご視聴はこちらから