Single | E SENS – MTLA (Feat. Masta Wu)
E SENSが11月13日にニューシングル『MTLA』をリリースしました。E SENSは長い間、デモバージョンの音源こそSoundCloudを通して少なからず公開はしてきましたが、オフィシャルで新譜をリリースするのはアルバム『The Anecdote』以来、約3年3か月ぶりとなります。
[Official Audio] E SENS – MTLA (Feat. Masta Wu)
本シングルのリリースを記念し、E SENSの所属事務所であるBeasts And Natives Alike(以下BANA)のホームページで限定版のフーディーを販売したのですが、すぐにソールドアウトされてしまいました。
曲名の「MTLA」とは、歌詞の中で繰り返し言われている「Move to LA(Los Angeles)」の略語のようです。アートワークには空っぽの控え室の写真とLAのイメージが貼ってありますが、その写真にはエピソードがあります。2015年から2016年にかけてマリファナ喫煙の罪で刑務所にいたE SENSは、去年アメリカのグアムに旅行に行ったとき、前科があるため入国を断られて現地の空港に閉じ込められたそうです。アートワークの写真は、閉じ込められた空港内の部屋をE SENS自身が撮った写真だそうです。ソウルから抜け出したいという歌詞の内容を考えれば、とても皮肉なアートワークですね。
本トラックのビートは、サンフランシスコをベースに活動しているプロデューサーのDecapと、BANAのレーベルメイトであるエレクトロニック・アーティストの250、そしてXXXのメンバーであるFRNKが担当しました。フィーチャリングにはMasta Wuを迎え、彼特有の力を抜いたラップで最後を飾っています。ちなみにMasta Wuはこれが今年初めて出すトラックとなります。
E SENSは落ち着いたムーディーなビートに乗せて旅行に行きたい気持ちを語りながら、自身の経験をもとに物質について考えたことを率直に語っています。本トラックは、以前から制作中であることが公言されているE SENSのニューアルバム『이방인(異邦人)』にも収録される予定とのことです。これでまたアルバムへの期待が一層高まりますね。
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