Samuel Seoが本格的なジャズを取り入れたアルバム『UNITY』をリリース
デビュー以来絶え間なく多彩な活動を重ねてきたSamuel Seoが、9月12日にニューアルバム『UNITY』をリリースしました。今回もまた「挑戦」と「変化」を感じさせる作品です。
Samuel Seoは去年から今年にかけて、より一層活発な活動を繰り広げています。例えば去年はアイドルグループ・4Minute（2016年に解散）の元メンバーであるチョン・ジユンとコラボシングル『Cliché』を、そして個性派ラッパーのQim IsleとコラボEP『Elbow』をリリースしました。さらに「Greenplugged Festival」という大人気フェスのコンピレーション・アルバム『SUM[∞]』や、仁川空港があることで有名な仁川市のプロジェクト・アルバム『Sound of Incheon』にも参加しました。今年はケーブルTV「Mnet」で放送されたサバイバル・ミュージックショーの『BREAKERS』にも出演し、注目を集めました。
2年ぶりのソロアルバムとなる今作で最も興味深いポイントは、Samuel Seoが初めて本格的なジャズを取り入れたことでしょう。これまでも様々なスタイルの音楽を作ってきたSamuel Seoですが、アコースティックなジャズというのは初めての挑戦です。タイトルでもジャズを予告している1曲目の『Jazz In My』はもちろん、即興演奏のライブを聴いているような2曲目の『Keep It Simple』を含めた全トラックで、ジャズをベースにした完成度の高い演奏と構成を感じることができます。
そして2016年にリリースされた『창문（窓）』と『Float』が、それぞれアコースティック・バージョンとスタジオライブ・バージョンとして収録されています。単に既存の楽曲をリメイクしたのではなく、このアルバムの一部として完全に溶け込んでいます。このような完成度の高さは、バンドとして参加した演奏者たちとSamuel Seoのハーモニーが生み出したものです。前作のソロアルバムでは個人のエゴに対する考察を中心にしていたことを考えると、今作の『UNITY』というタイトルの意味がさらに深く理解できるような気がします。
[MV] Samuel Seo – Happy Avocado
公式のアルバム紹介文は、有名な音楽評論家のペ・スンタク氏が書きました。彼の言葉を借りると、今作『UNITY』はタイトル通り「ハーモニー」をテーマにしたアルバムで、それは単なる他人との協業だけではなくサウンドの調和も含めた意味だそうです。できるだけアナログでレコーディングすることを心がけ、レコーディングした素材もわざとらしい加工は最小限に抑え、バランスを取るようこだわったそうです。そしてイーグルス、ビリー・ジョエル、ザ・ローリング・ストーンズ 、マドンナなどの大物アーティストたちの楽曲を手掛けてきた世界的なエンジニアであるTed Jensenがマスタリングを担当し、そのこだわりのサウンドを仕上げたそうです。
このように巷に溢れた普通の音楽とは違った方向性を追求するからこそ、Samuel Seoは特別なアーティストとして位置づけられているのでしょう。Samuel Seoが実際にアボカドサラダを含めたワンプレート料理を作るプロセスを映したミュージックビデオも面白いです。華やかな食材とスタイリッシュなSamuel Seoの姿を楽しんで、真似して作ったりしてみるのはどうでしょうか。
※編集長SAKIKOによる追記：実際にSamuel Seoの一番好きな食べ物はアボカドです。前にご本人に「どんな食べ物が好き？」って聞いたら、秒速で「アボカド！」って返ってきました。そして「わさび醤油で食べてもおいしいよね」って言ったら、「いや、何もつけずにそのまま食べるのが一番おいしい！」と言われました（笑）
アルバム『UNITY』のトラックリストは以下の通りです。
01. Jazz In My
02. Keep It Simple
03. Pretty
04. 창문 (窓) (Acoustic)
05. Happy Avocado
06. BOEING
07. Float (Studio Live)
08. Unity
Samuel Seo – UNITY のご視聴・ダウンロードはこちらから
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