Single | Andup – 너 (君) (Feat. クルム)

Written By Sakiko Torii

ラッパーのAndupがニューシングル『너(君)』を11月23日にリリースしました。好きな女性に自分の気持ちを素直に伝えるというコンセプトで、共感しやすい現実的な歌詞を引き立たせたそうです。

Andupは今年10月に「俳優業を本格的にスタートさせた」というニュースが出ました。結構驚いたのですが、実は元々インディペンデント映画界ではかなり知られた俳優だったそうで、2014年にも『Sabra』というインディペンデント映画で主役を演じたそうです。

そんなニュースが出たばかりだったので、音楽活動はしばらくおとなしくなるのかと思ったのですが、いきなりシングルが出ましたね。しかもこれがとてもかっこいいんです。ミュージックビデオがないので、下記のiTunesのリンク先で視聴してみてください。ミニマルに抑えたサウンドには絶妙な「間」が入れられていて、とてもグルーヴィーです。とてもオシャレなアーバンポップに仕上がっています。

ビートもそうですが、Andupのラップは最近の若手の間で流行しているスタイルとは違って、ベテラン勢のようなスタイルですよね。ラップする時の音の響きをより重要視しているのが最近の傾向だとすると、Andupやベテラン勢は言葉の伝わり方を大切にしているような気がします。Andupは特に俳優もやっているので、まるで演技しているかのように、ひとつひとつのセリフに心を込めながら言葉を紡ぎ出している印象を受けます。

フィーチャリングしているのは「구름(クルム)」さんという方です。「구름」とは韓国語で「雲」という意味なのですが、変わった名前ですね。韓国には「雨」という意味の「비(ピ)」さんというシンガーがいますが、それとは全然関係ありません(笑) クルムさんはインディーロックデュオ「Cheeze」のメンバーで、日本にもファンの多い「10cm」や韓国ヒップホップファンの間ではそこそこ知られているシンガーソングライターのソヌジョンアなどと同じレーベルに所属しています。

クルムさんの力の抜けた歌声が、この曲のサウンドによく合っていると思います。エレクトリックピアノとクラシックピアノの音色のコントラスト、バックグラウンドから聞こえる男女のセリフ、グルーヴィーなパーカッションのリズムなど様々な音が重なり合って、本当にオシャレな一曲です。
 


 

Andup – 너 (君) (Feat. クルム) のご購入はこちらから

itunes

 

writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップを専門に文筆業、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。



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