Album | G2 - G2's Life, Pt. 1


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Hi-Lite Records所属のG2が、ファーストアルバム『G2’s Life』を発表することになりました。その第一弾として、まずは前半の『G2’s Life, Pt. 1』が12月22日にデジタルリリースされました。後半のパート2は来年上半期に公開される予定だそうです。

パート1には全6曲が収録されています。トラックリストは以下の通りです。

01. 1999 (Feat. GRAY)
02. Gray
03. Hi-Way (Feat. Hwaji & Paloalto)
04. Oasis (Feat. Car, the garden & YDG)
05. 위하여 (We Are Young) (Feat. Jessi)
06. Hip Hop (Interlude)

今回のアルバムは、「G2’s Life」=「G2の人生」というタイトルからも分かるように、G2の人生の物語が描かれたものです。G2と長年一緒に音楽を作ってきたプロデューサーのUGPがアルバムの総合プロデューサーを務めています。フィーチャリング陣にはGRAY、Paloalto、ヤン・ドングン(YDG)、Car, the garden、Jessi、Hwajiなど新旧の実力派がバランスよく名を連ね、アルバムを華やかに彩っています。

5曲目に収録されている『위하여 (We Are Young)』はすでに大ヒットを記録しており、G2の代表曲のうちのひとつとなっていますが、やはり今回のアルバムの目玉はタイトル曲にもなっている1曲目の『1999』です。この曲は、幼少期をアメリカで移民として過ごしたG2の体験談が盛り込まれています。困難な生活の中で生まれた家族愛、アイデンティティの混乱と共に訪れた思春期、家族の愛と憎しみの間で葛藤した感情などが描かれています。

『1999』はミュージックビデオも公開されたので、ぜひご覧ください。歌詞が分からなくても、映像だけで十分に伝わってきます。ビデオに登場するアニメーションは、このビデオの監督も務めているHAILさんが描いたものだそうです。どことなく欧米のテキストブックに掲載されてそうな画風で、とても味があります。

2曲目の『Gray』と3曲目の『Hi-Way』は、『1999』にボーカルで参加しているGRAYがプロデュースした曲です。『1999』で描かれた子供時代のG2が、アメリカで音楽を始めることになった過程、そして韓国に戻って本格的に音楽活動を始めて大きく変わった人生などが描写されています。

そしてつらい時期を過ごし、心の安定と幸せを表現した『Oasis』、夢をひとつずつ叶えていく自分を励まし、鼓舞する『위하여 (We Are Young)』と続きます。最後の『Hip Hop (Interlude)』では物語の原点に戻り、来年リリースされる『G2’s Life, Pt. 2』に引き継がれていきます。

アルバム全体のストーリー構成がよく練られていて、コンセプト・アルバムとして完成度が高い作品と言えます。時期をあまり大きく開けずにアルバムを2回に分けてリリースするのは最近よくある手法ですが、このアルバムの場合はそういうのとはまたちょっと違い、映画や小説の前編と後編のようなイメージですね。「次のアルバムが楽しみになる」のではなく、「続きを聴くのが楽しみになる」。そんなアルバムです。

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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