Single | Zico - Bermuda Triangle (Feat. Crush, DΞΔN)


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Zico、Crush、DEANという1992年生まれの3人が「Fanxy Child(ファンシー・チャイルド)」というクルーを結成し、シングル『Bermuda Triangle』を11月28日に発表しました。本シングルはZico名義で発表されていて、CrushとDEANはフィーチャーしている形となります。

「Bermuda Triangle」とは「バミューダ・トライアングル」と読みますが、どんなトライアングルなんでしょうか。とりあえずWikipedia先生に聞いてみましょう。

 

バミューダ・トライアングル

フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。昔から船や飛行機、もしくは、その乗務員のみが消えてしまうという伝説がある。この伝説に基づいて、多くのフィクション小説、映画、漫画などが製作されている。

(Wikipediaより)

 

「トライアングル」とは一般的には三角形のチリンと鳴る打楽器のことを指すと思いますが、英語では単純に「三角形」という意味です。「トライ」の部分は数字の「3」を意味しているので、「トライアスロン」も3種類の競技をおこなうスポーツですし、「トライサイクル」は三輪車です。

この記事の一番上に貼ったアートワークも、この下に貼ったリリース予告画像も、どちらも三角形が描かれていますね。特に下の画像には、三角形の各辺の外側にZico、Crush、DEANの名前が書かれています。3人なのでトライアングルだということなのでしょうが、「バミューダ・トライアングル」との関連性までは読み取れていないポンコツな記事ですみません。

triangle

ところで今回結成が発表された「Fanxy Child」ですが、DEANとCrushは元々「club eskimo」というクルーも一緒にやっていますね。そしてZicoとDEANといえば、シングル『Pour Up』で共演していたことも記憶に新しいです。この3人は以前から互いのライブにゲスト出演するなど仲の良い様子をファンに見せていましたが、本格的にクルーを結成したということで今後のさらなるコラボ活動が期待されます。

トラックのリリースと同時にミュージックビデオも公開されました。次々にまったく違った景色が展開されていくので、観ていてなかなか忙しいです。大自然の中だったり、酒の席だったり、路地だったり、高級そうなホテルだったり、クルマの中だったり、教会だったり。こんなに景色に一貫性のないビデオは初めて観ました。強烈なインパクトですね。

どうやらコンセプトを要約すると、「92年生まれの才能溢れる3人が集まり、向かうところ敵なしといった状況を自信たっぷりに見せつける」といったもののようです。「何が起こったんだ92年には」という歌詞からも強い自意識を感じます。出だしがDEANのソフトなヴォーカルで始まるので一瞬コンセプトが意外に感じましたが、そのあとに続くZicoやCrushのラップからは言葉が分からなくても強気な雰囲気が読み取れますね。

サウンド面も、ビデオに負けず劣らず変則的です。リズムにも一貫性がなくて、ものすごくトリッキーです。3人のパートそれぞれが違う曲になっているような感じ。ブイーーーンってうなったり、完全に消えたりするベース音もまた印象的です。まったく一貫性のないリズムで作られているのですが、使ってる音には統一感があり、全体的なムードも統一されているので違和感なく楽しむことができます。

若くて才能ある3人の92年生まれの感性が凝縮した、とても斬新で未来的なトラックだと思います。ブラックミュージックが今、新しい時代に向かっているということを強く感じました。

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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