EP | Paloalto - Victories


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先日新曲『Home』を先行公開したPaloaltoが、7曲入りのミニアルバム『Victories』を10月27日に発表しました。『Cheers』以降、実に2年ぶりのアルバムとなります。本作ではテーマとして「達成感」を掲げており、内面の葛藤や悩み、それらを克服して得た達成感が込められているそうです。

過去に何度か当サイトにも書いたことがありますが、Paloaltoは2015年の夏頃から様々なバッシングを受けて苦しみました。『Show Me The Money』に反対する立場だったPaloalto率いるHi-Lite Recordsが、『Show Me The Money』に出るようになったこと。CJ E&Mとの提携により大衆化が危惧されたこと。新人ラッパーをリンチしたという噂を立てられたこと。C Jammがその問題をシングル『蜃気楼』で大きくさせたこと。『Thank you and Sorry』でアンサーしたこと。

当時は見ていられないくらいの叩かれ方をしていたので、そういうことを乗り越えて達成感を感じているという話を聞くと、とても嬉しいです。先日Paloaltoご本人にも「蜃気楼問題」のその後について少し聞いてみたのですが、とりあえずもう大丈夫な部分もあったり、そうでない部分もあったりという状態のようです。だけど前に進むしかないですからね。こうやって新作で心境を語ってくれるPaloaltoは、本当にアーティストとしてかっこいいと思います。

まだ歌詞をちゃんと読んでいないのですが、今回のアルバムは収録曲のひとつひとつにPaloalto自身が感じた内面の葛藤や悩みが詳細に描写されているそうです。そしてそれらの重苦しい日々や孤独な人生の戦いに勝利して得られた達成感や、その勝利を満喫する思いが盛り込まれているそうです。

フィーチャリングしているシンガーやラッパーは、すべて外部のアーティストですね。Car, the gardenは、前作『Cheers』の一曲目に収録されている『Forrest Gump』でフックを歌っているMayson The Soulと同一人物です(改名した)。また、スーパールーキーのLoopyやJusthisを起用しています。古い仲間とばかりやるのではなく、新しい風を積極的に取り入れる姿勢はさすがPaloaltoです。

プロデューサー陣も、最近Hi-Lite Recordsに加入したYunBのほか、Yosi、UGPなど新人の姿が目立ちます。YunBがプロデュースしたタイトル曲『Vistories』は、ミュージックビデオも公開されています。クレジットには載っていませんが、G2も参加しています。DJ Djangaも素材として参加していて、新しいバージョンの『식구(家族)』とも言えますね。

 

『Victories』のトラックリストは以下の通りです。

01. Home
02. 시차적응 (時差ボケ) (Jet Lag) (Feat. Loopy)
03. Victories
04. Matiz
05. No Love (Extended Ver.) (Feat. Justhis)
06. Desire (Feat. キム・サラン, Koonta)
07. 베짱이 (ウマオイムシ) (Feat. Car, the garden)

※ウマオイムシって何だろうと思って調べたところ、キリギリスの仲間みたいです

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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