Report | B-Free 『James Bond』のミュージックビデオ撮影


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先日リリースされたB-Freeのニューアルバム『Free From Seoul 2』。その中に収録されている『James Bond』のミュージックビデオが、10月12日に公開されました。ビデオをご覧になると一発で分かると思いますが、撮影はすべて東京で行われました。

まずはミュージックビデオをご覧ください!

実は私も微力ながら撮影のお手伝いをさせていただいたので、その貴重な体験を皆様にもぜひシェアしたいと思い、レポートとしてガッツリとまとめてみました。

このビデオを監督されたのは「August Frogs(オーガスト・フロッグス)」のKorlioさんなのですが、ご参考までにAugust Frogsの作品の一部を下に貼りますね。きっと皆様も観たことがあるものがたくさんあるはずです。私も元々大好きなチームだったので、一緒に仕事をすることができて光栄でした。

さて、こんな名作ばかりを作ってきたAugust Frogsですが、監督のKorlioさんがとても天才肌と言うか、芸術家肌と言うか、事前にしっかりと段取りしておくのではなくその場その場で直感に任せた撮影を続けていくスタイルで、なかなかしんどい……いや、興味深かったです。

それからカメラマンとしてヘルプしてくれていた方が2人。まずはC JammやBewhYが所属している「$exy $treet」クルーのメンバーであるEumKoさん。それからもう1人、イ・ヨンジュンさんという方は普段Riverside_Noteという名前で活動されているそうです(←さっき調べた)。ウェブサイトをお持ちのようなので、良かったらご覧になってみてください(http://riversidenote.tumblr.com/)。MKIT RAINやHI-LITE関連の写真も撮ってきているようです。

まずは渋谷にある「しぶや花魁(http://oiran.asia/)」で撮影スタート。赤が基調になっている店内は妖艶な雰囲気が漂っていて、とても素敵でした。ここではB-Freeがクラブで知り合った相手役の女性と親密になるシーンを描いています。ところが親密になったように見せかけて、実は相手役の女性はB-Freeの飲んでいるグラスに睡眠薬を入れるのです。

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B-Freeの相手役を演じてくれたのは、普段はモデルやゴーゴーダンサーとして活躍しているNANAちゃんです。元々は私がB-Freeから日本人モデルを手配するよう依頼を受けたのですが、私の業務範囲外のことであったため、友人の伝手で紹介してもらった陽介さんにNANAちゃんを手配していただきました。

ちなみに「しぶや花魁」を紹介してくれたのも陽介さんです。B-Freeから依頼を受けたところで全く使いモノにならないポンコツな私に代わり、この撮影中は陽介さんが全面的にバックアップしてくれました。陽介さん、ありがとう。今月21日にUNICEでDJするらしいのでみんな来てね!(詳細

それから同じく渋谷にある「DAIA(https://daia.tokyo/)」に移動。こちらも陽介さんが紹介してくれました。そろそろ私は不要なんじゃないかという疑問が湧いてくる頃かと思いますが、一応NANAちゃんと監督との間に入って通訳できるのが私だけだったので、ギリギリ役には立ってたはず。

「DAIA」はさっきの「しぶや花魁」とは打って変わって近未来的な雰囲気で、これまた違ったタイプの映像が撮れました。ここではストーリー性は特になく、B-Freeがパフォーマンスしているシーンを撮影しました。「DAIA」のスタッフさんがライティングとかいろいろ工夫してくださって、とてもいい絵が撮れたと思います。

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そのあとはホテルに移動して撮影しました。願わくばポップな色彩のラブホテルが良かったようですが、大勢でラブホテルに入ることは基本的にできないし、パーティーなどで使える大部屋があるところは結構高かったりして、最終的に断念して普通のホテルで撮影しました。

ここでは親密になった主役の2人がホテルに向かうシーンを撮影。B-Freeは酔っ払ってフラフラしながら歩き、ベッドにたどり着いたところで睡眠薬が効いて気を失ってしまいます。まさにジェームズ・ボンドの世界。NANAちゃんが演じるのはボンドガールですね。イメージとしては、どこかの組織のスパイであるNANAちゃんが、B-Freeを出し抜いて情報を抜き取るといったものです。

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とりあえずホテルでの撮影で何が一番おもしろかったって、カメラマンのイ・ヨンジュンさんがNANAちゃんに拉致された別の男性役を演じることになり、パンツ一丁になってサランラップを何本も身体にグルグルに巻きつけられたことです(笑)

さらに目隠しをされ、口をタオルで塞がれ、湯船に入れられてシャワーをかけられ……。出来上がった映像を観て、あんなちょっぴりしか映ってないのに果たしてサランラップを巻きつける必要があったのだろうか、と思いました(笑) 撮影の途中でイ・ヨンジュンさんが何かを一生懸命伝えようとしていたのに、フンガフンガするだけで何言ってるか全然分からなかったのが一番の思い出です。

ホテルでの撮影も一段落し、B-Freeに『ヒップホップコリア』を持たせて認証ショット。皆さん、すでに『ヒップホップコリア』は読まれましたか? まだの方は当サイトのオンラインショップでサイン付きをぜひ!

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このあとB-FreeはOkasianなどと合流し、車で走るシーンを撮影するということで、私と陽介さんとNANAちゃんはしばし休憩。すでに深夜0時くらいになっていたのですが、とりあえずお腹が空いたのでお酒飲んだりご飯食べたりと、日本人3人でまったりと過ごしました。

その一時間後くらいに六本木のクラブ「ESPRIT TOKYO(http://esprit-tokyo.net/)」で再びB-Freeたちと合流し、主役の2人の出会いのシーンを撮影しました。なのでビデオのストーリーとしては、まずこのクラブでB-FreeがNANAちゃんと出会い、「しぶや花魁」で親密になりながら睡眠薬を盛り、ホテルに移動してB-Freeを気絶させたところでNANAちゃんのスパイとしてのミッションが達成されるというものです。

ところでクラブの撮影では綺麗なお姉さまたちが3~4名ほど同席したのですが、主役のNANAちゃんにしてもお姉さまたちにしても本当に美しくて華やかで、Tシャツ&ジーンズ&スニーカーにリュックを背負ってウロウロしている私の浮きっぷりが尋常じゃなかったです。ものすごく恥ずかしい反面、記事に書くネタができたなと思ってしまいました。

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このシーンを撮影した時点でNANAちゃんの出番は終了! つまり、私と陽介さんの役目も終了! 気が付けば時計の針は2時だったか3時だったか、とにかくそんな時間になっていました。早く帰りたい病に罹ってしまった私は速やかにその場を去ろうとしたのですが、B-Freeが「このあと下の階でパフォーマンスやるから見てってよ」と言うので、それはもちろん見ていかないといけないと思って居残り決定。

この時、ものすごくおもしろい出来事が起こりました。なんとB-Freeが「ちょっとトイレに行ってくる」と言ったのですが、その手には歯磨きセットが握られていたのです!(爆) ステージに上がる前に歯磨きしてスッキリしたかったのかな! かわいいな!!!

そして4時頃だったかな。下の階でB-FreeとOkasianとLootaさんが『It G Ma』をパフォーマンスし、そのあと今回の撮影の曲である『James Bond』もやってクラブを大いに盛り上げ、晴々した気持ちで私たち日本人3人組は六本木を後にしました。いやー、本当にお疲れ様でした。

ここまで長々と文章だけでレポをお伝えしてきましたが、撮影の合間合間にちょっと動画も撮ってみたので、これまでお読みいただいたレポの内容を思い浮かべながら、こちらのメイキング・フィルムをご覧になっていただけると嬉しいです。iPhoneで撮影したものを動画加工ソフトで編集してみたんですけど、初めて自分で編集してみた割にはなかなかうまくできたと思いませんか?

ってな感じの、まるで珍道中のような一日でしたが、とにかく事故も怪我もなく撮影が終わったことに胸をなでおろすと共に、素晴らしい完成度のミュージックビデオが出来上がったことに喜びを感じております。

最後にクラブで撮影した素敵な一枚をご紹介します。こちらはB-Freeが運営するレーベル「New Wave Records」のインスタグラムから拝借したものですが、EumKoさんかイ・ヨンジュンさんのどちらかが撮ってくださいました(記憶が曖昧)。プロがプロ仕様のカメラで撮ると、こんな感じになるんですね。当たり前ですが、私のiPhoneで撮った写真とはエラい違いです。プロってすごいなってつくづく思います。

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今回の撮影でご一緒した皆様、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。またの機会にご一緒できることを楽しみにしております。そしてこのレポを最後まで読んでくださった皆様もありがとうございました。B-Freeの『James Bond』にご注目お願いいたします。

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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