EP | XXX - KYOMI


kyomi

自分の本の宣伝と販売があまりに忙しく、全然記事が更新できていません。「今さら!?」的なちょっと遅れたニュースも含め、これから少しずつ更新を追っかけていきたいと思います。

まずは7月11日にリリースされたXXXのEP『KYOMI』のニュースから。このEPはXXXにとってのデビューアルバムに当たります。XXXとは今年1月に書いたこちらの「Single | XXX – Dead Wrong Remix (Feat. E SENS) 」でお伝えした通り、E SENSと同じくBeasts and Natives(BANA)に所属しているチームです。

『Dead Wrong Remix』の記事にも書いてありますが、今一度同じ文章を転載しますね。

XXXはラッパーのKim Ximya(キム・シムヤ)とプロデューサーのFRNK(フランク)で構成されたプロジェクト・グループです。Kim Ximyaは『The Anecdote』に唯一のフィーチャリング・ラッパーとして参加しているあの人です。そしてFRNKはE SENSの『Sleep Tight』をプロデュースした人です。この辺が今のE SENSを取り巻くBANAファミリーって感じなのでしょうか。2016年のBANAの躍進にも期待したいと思います!

ということで、そんなXXXがこの度リリースしたファーストアルバム『KYOMI』ですが、この「KYOMI」をハングルで書くと「교미」、つまり「交尾」という意味になります。これはパーティーを楽しむ男女の姿を指していて、若者たちの腹黒い本音をむき出しにして嘲笑しているとのことです。その一方で、パーティーの主人公になれない自分の無様な姿も歌詞の中で表現しているそうです。

E SENSの『The Anecdote』もデンマーク人プロデューサーのDaniel Obi Kleinが全面プロデュースを手掛けましたが、この『KYOMI』も世界的なエンジニアであるVlado Mellerがマスタリングを手掛けています。

Vlado Mellerは1969年からエンジニアとして活躍している人で、これまでカニエ・ウエスト、マイケル・ジャクソン、セリーヌ・ディオン、フランク・オーシャン、ジョージ・マイケル、Oasis、Red Hot Chili Peppers、Linkin Park、Pink Floyd、Public Enemyなどを手掛けてきており、グラミー賞も二度受賞したことがある超大物です。

BANAはヴェールに包まれた部分も多くてアンダーグラウンド色が強い感じがするだけでなく、このように制作面でも海外の力を取り入れることで、他のレーベルやアーティストたちとは一線を画したサウンド・プロダクションと活動形式を見せていますね。

アルバムのリリースと同時に、タイトル曲の『승무원(乗務員)』のミュージックビデオも公開されたのですが、これがまた雰囲気のあるアニメーションで素敵なんです。白黒で、教科書とかに載ってそうなタッチのイラストで、後半は狂気じみたシーンが続くのですが、そこもまた芸術的な感じがして印象に残ります。ついつい音楽よりもビデオに集中してしまい、音楽が印象に残りづらいくらいです(笑) 調べてみたところ、このアニメーションはフランス人のMattis Dovierというアーティストが手掛けたそうです。

EP『KYOMI』のトラックリストは以下の通りです。

01. Liquor
02. 우물정자 (井の字)
03. 교미 (交尾)
04. Too High
05. Pass
06. Dior Homme
07. 승무원 (乗務員)

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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