Interview | Paloalto - M&Aについて by HIPHOPPLAYA


本日、CJ E&MがHI-LITE RECORDSを買収したというニュースが発表されました。

Topic | CJ E&MがHI-LITE RECORDSを買収

それを受けてHIPHOPPLAYAがPaloaltoとのインタビューを敢行したので、翻訳しました。今後の活動について心配されている方がたくさんいると思うので、その心配を解くためにもぜひご覧いただければと思います。

 


 

驚きのニュースだ。急な話に見えるが、どのようなきっかけで?

所属アーティストたちの良い音楽を世の中にもっと知らせたいという欲求が生じて、昨年から我々の音楽をより広く知らせるための機会を探していた。長い時間をかけて検討したので、急なニュースではない。報せを受けた側の立場からすると、急な話に見えるのだろう。

 

レーベルの収益的な側面では、成長を続けてきたはずだ。財政的な面が大きな理由ではなさそうだ

財政的な問題ではない。実際、昨年までは僕とジ・ミング室長の2人だけで業務をしてきた。今年の初めに限界を感じて、変化が欲しかった。もっと積極的なプロモーションと体系的な業務システムが必要だった。 同じタイミングでCJ E&Mも我々を欲しいと思った。この契約について否定的な見解を持っている人々には、間違っている部分がある。その人たちは「商業性」に対して否定的な先入観が強い。ある意味、この業界が人々をそうさせてきたとも言える。一番大事なのは音楽とコンテンツだ。我々は、非商業的なレーベルを目指したことは一度もない。設立当時、僕はDef Jamのようになりたいと言った。 Def Jamがどれだけ商業的なことか。

 

一部のアーティストは拒否感を表しそうだが

我々の創作活動に制約が生じたり、変質するのではないかと一番最初に心配されたが、全くそんなことはないので、今は所属アーティスト全員が肯定的に見ており、意欲的だ。

 

おかしな質問のようだが、音楽に対する経営権はHI-LITEが持つのか?

音楽制作に対してCJ E&Mの音楽事業部が干渉することはないだろう。それがまず一番大切なことであり、CJ E&Mの音楽事業部門側も同じ考えだ。彼らが我々と一緒に仕事をしようとした理由は、我々に音楽的才能と可能性を見たからだ。HI-LITEがHI-LITEでなくなったら、彼らにもメリットがない。

 

マネジメントはCJ E&Mが担当することになるのか?

違います。HI-LITE RECORDSでやります。

 

株式投資、資本金投資ではなく、ヒップホップレーベル初のM&Aの事例であることに意義があるようだ

最初に会社を設立したとき、資金がなかったのでアパレル事業をやっていた先輩から2000万ウォン(約200万円)を借りて始めました。何もなかったレーベルが価値を認められて、大企業とのM&A契約を締結したことは大きな意味があると思います。僕は祝ってもらいたい。この5年の間は本当に苦労したから。

 

先ほど軽く話したが、記事が配布されるや否や、今後のレーベルのカラーを憂慮する視点が多く出た。簡単な例として、企業理念に基づいて音楽が振​​り回されるのではないかと見られている

本当のHI-LITEファンであれば、所属アーティストたちがどんな人間なのか知っている。我々がそのように振り回される人間に見えるのか? そしてインディペンデントとアンダーグラウンド・マインドを混同しないでほしい。ある程度の規模で活動してきたそのアーティストの心構えが一番大事なのだ。主に若い子たちが否定的な見方や心配をしているようだが、その認識の中で

大企業との提携=音楽が変質する=金儲け主義の音楽

という公式が暗に根付いているように思える。ある意味、大衆文化がそれだけ信仰を与えられなかったことの証明とも考えられる。我々も大衆を相手に音楽をしているので、大衆音楽なのだ。進んでマニアになろうとする人々にとって「大衆音楽」という言葉は抵抗感が大きいようだ。それでも本当のファンは信じてくれることを信じている。

 

これまでよりも財政的な支援が得られるので、音楽やコンテンツへの投資が確実にできそうだが、この部分について期待できる部分もありそうだ

ひとまずお金をより良い芸術のために使うことができるという点で、非常にいい気分だ。

 

突然だが(笑)最後に間もなく開催される単独コンサートの情報が知りたい

『Veteran』というタイトルから『Unite』に変えた理由は、チョー・ヨンピル、イ・ウンミ、イ・スンファンのような本当のベテランたちに失礼だと思ったからだ。謙虚な気持ちでライブのタイトルを変えた。ライブの内容が大きく変わるわけではないが、今回の単独公演はより自分らしい姿を見せられるようにしたい。

 

出所:HIPHOPPLAYA (2015-10-16)
日本語訳:SAKIKO

Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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