Lyrics | E SENS - Next Level


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E SENS – Next Level

作詞:E SENS
作曲:Obi Klein
編曲:Obi Klein
日本語訳:Eunji, SAKIKO

패기 넘치게 학교 관두고
覇気に溢れて 学校を辞めて

한달만에 폐인 됐지
一ヶ月で廃人になった

하는 거 없이 종일 온라인 게임해
やることもないから 一日中ネットゲーム

존심은 부려놨고 뭐라도 해야겠네
意地を張ってたから 何かしないと

이 꼴이면 음악한단 말은
このあり様じゃ 音楽をやるって言葉は

놈팽이짓의 핑계일 뿐
遊び人の言い訳にすぎない

래퍼할라면 노래방 애들하고
ラッパーになるなら カラオケの奴らとは

몇차원 달라야지
段違いのレベルにならなきゃ

대회 열린다니 나가보까
大会が開かれるっていうから 出てみるか

열입곱에 첫 도전
17歳で 初挑戦

나 같이 다 때려치고 하는 애 없으니
俺みたいに すべてを投げ打ってやってる奴はいないから

가서 다 이겨야지
行ったら みんな打ち負かさなきゃ

하러갔더니 심사위원 Onesun
出場してみたら 審査員がOnesun

전년도 우승 JJK와
前年度の優勝者 JJKと

대구 래퍼들의 축하 공연
大邱のラッパーたちの お祝いステージ

난 Masterplan 말곤
俺はMasterplan以外

한국 언더그라운드에
韓国のアンダーグラウンドに

딴 래퍼들 있는 줄 몰랐는데
ほかのラッパーがいるなんて知らなかったけど

보고나니까 나 같이 다 접고
行ってみたら 俺みたいにすべて投げ打って

랩하는 애가 또 있나 싶더라
ラップしてる奴もいるかなって思ってた

쉽게 봤는데 아닌가
甘く見てたけど 違ったかな

조금 긴장하고
ちょっと緊張して

오다가다 멈춰서 구경하는
通りすがりに見ている

사람들 앞에서 랩하고 나서
人々の前でラップして

결과는 우승 예
結果は優勝 イェイ

끝나니 누가 불러
終わったら 誰かが呼んでる

아까 공연하던 Virus에 Minos
さっきライブしてたVirusのMinos

언제 형네 집에 놀러오라고 갔지
今度俺の家に遊びに来いよって言われて 行ったんだ

클럽 HEAVY에서 힙합 공연하니까 한 곡 와서 해봐
クラブHEAVYでヒップホップライブをやるから 1曲やってみろって

그날 밤 난 난리났지
その日の夜 俺は凄いことになった

On to the next level
次のレベルへ

Just on to the next level
その次のレベルへ

한계단씩 차례대로
一段ずつ 順に上る

이왕 하는 거 제대로
せっかくやるからには ちゃんと

Now just on to the next level
さあ その次のレベルへ

 

생애 첫 공연 입장료 3천원
生涯初ライブ 入場料は3000ウォン

분명 난 눈 뜨고 하는데
確かに俺は目が覚めてるのに

눈 앞이 안 보여
目の前が真っ白

그 때 느꼈지
そのとき 感じたんだ

난 아직 그냥 아마추어
俺はまだ ただのアマチュア

그 뒤론 형들 따라다녀
その後は 兄貴たちに付きまとった

클럽도 가고
クラブにも行って

자퇴생 5개월째
学校を辞めて5ヶ月目

이제는 서울 대회
もうソウル大会

동대문 첨 가봤지
東大門に初めて行ってみた

옷 잘입은 애들 꽤있네
ファッションセンスがいい奴が かなりいるね

심사위원 MC Meta
審査員はMC Meta

나 또 우승
俺は また優勝

경상도다 이 태도
慶尚道だ この態度

당연하단 웃음
当然だっていう笑顔

3등이 Fana 2등이 누구였더라
3位はFana 2位は誰だったっけ

하여튼
とにかく

축하공연은 저번 대회 우승자 The Quiett
お祝いステージは 前回の優勝者 The Quiett

그쯤부터 서울 경산 왔다갔다 하며
その頃 ソウルと慶尚道を行ったり来たりしながら

사람들 많이 봤지
いろんな人と出会った

지금은 회사도 갖고 있지만
今でこそ会社も持ってるけど

당시엔 이 게임의 중심에 못 가본
当時は このゲームの中心に行けなかった

팔로알토 Deepflow 부산에선 Simon D
Paloalto Deepflow 釜山ではSimon D

21살 RHYME-A-은 밀림의 왕자였지
21才のRHYME-A-は Millimの王者だった

난 고삐리 랩 1등이 항상 내 자랑이었지
俺は高校生 ラップ1位がいつも 俺の誇りだった

모여서 공연하면 관객은 대충 60명
集まってライブをすると 観客はざっと60人

뒷풀이서 하는 말
打ち上げでする話は

씬을 뒤집자 우리도
「シーンをひっくり返そう 俺たちも」

푸른 굴 양식장에서
青い牡蠣の養殖場から

MP에서 클럽 Geeks로
MPへ そしてクラブGeeksへ

두번 바뀌고 나서 그 무대 처음 섰지
二回変わってから そのステージに初めて立った

On to the next level
次のレベルへ

Just on to the next level
その次のレベルへ

한계단씩 차례대로
一段ずつ 順に上る

이왕 하는 거 제대로
せっかくやるからには ちゃんと

Now just on to the next level
さあ その次のレベルへ

 

가라사대 계약 후 와해
カラサデと契約後 解体

그러고 타일 뮤직 계약후
そしてタイル・ミュージックと契約後

부푼 맘으로 상경
夢を膨らませて上京

남의 집에 붙어 살며
他人の家に居候して

꿈에 가까워 진다 싶었지
夢に近づいていってると思ってた

근데 몇주만에 계약금 50
だけど数週間ぶりに 契約金の50万ウォンを

쓰고 쪼들리기 시작하네
使って カネに困るようになった

회사 빠그라지고 Fuck it
会社がつぶれて クソ

I don’t need the deal son
契約なんていらない

All Black으로 TV 나가기 싫단 Dok2 하곤
All Blackでテレビに出たくないってDok2とは

입장 조금 다르지
立場がちょっと違う

난 방세 밀려 노가다
俺は家賃が滞って 土方

노 저을 준비는 됐는데
オールを漕ぐ準備はできてるのに

물이 안들어오잖아
水が入ってこないじゃないか

한 달에 열흘 용역
ひと月に10日が土方で

보름 작업 5일 술판
半月が音楽作業 5日は酒盛り

똥쫀심에 현실은 개털인 내 음악
チンケなプライドに 現実は無一文の俺の音楽

영등포 옥탑에 래퍼 넷 같이 사네
永登浦にある屋根裏部屋に ラッパー4人で住んでる

닭한마리 시키면서 뿜빠이 처량해
チキン一羽を頼んで割り勘 哀れな感じ

안되겠네 Simon D와 팀 짜고
ダメだね Simon Dとチーム組んで

알바하러 부산에
バイトしに釜山へ

비보이 뮤지컬
B-boy ミュージカル

한 달 공연에 월급 삼백
一ヶ月公演で 給料は300万ウォン

근데 그게 터진거지
ところがそれが大当たり

홍대의 매 주말엔
ホンデでは毎週末に

우리 이름 첫 단독 공연
俺たちの名前 初の単独ライブ

관객 1200
観客は1200人

 


 

2015年8月にリリースされたE SENSのファーストアルバム『The Anecdote』に収録されている曲です。「逸話」「秘話」という意味をもつ『The Anecdote』というタイトル通り、E SENSがこれまであまり詳しく明かしてこなかったような自伝が詳細に描かれています。アルバムリリース時の記事『Album | E SENS – The Anecdote』も合わせてご覧ください。

この『Next Level』という曲は、E SENSが高校を中退してラップに本格的に取り組むようになってから、Simon DとSupreme Teamを結成するまでの自伝となっています。E SENSの自伝でありながら、韓国ヒップホップシーンの歴史書とも呼べる歌詞です。様々なラッパーやクラブなどの名前が登場するので、注釈を以下にまとめます。

Masterplan:韓国初のヒップホップクルー。1993年に音楽サークルとしてスタートし、1997年にクラブを設立。韓国でヒップホップの公演ができる初めての会場となる。その後、数多くのヒップホップ公演を主催して多数のラッパーを排出。2000年代に入ってクラブは閉鎖するが、その後レーベルへと発展した

Onesun:Maspterplanの元メンバー。2010年に一度ラップを辞めたが、今年カムバックした

JJK:ADVクルーのリーダーを務めているラッパー。ADVにはOlltii、DJ Kendrickx、ソ・チュルグなどが所属しており、以前はJJKともに音楽を始めたHuckleberry Pも所属していた

Virus:MinosとMeccaからなるデュオ。E SENSが大会に出場していた当時、大邱を代表するトップチームだった。Virusに関する詳しい説明は「Lyrics | Virus – Take Me There (Feat. MC Meta)」の下部を参照。この『Take Me There』という曲の歌詞にも、クラブHEAVYの名前が登場する。現在Minosは、後述のKebeeとEluphantを、同じく後述のRHYME-A-とはNoise Mobを組んでいる。また、MC Metaがリーダーを務める不汗黨クルーにも所属している

MC Meta:韓国ヒップホップの先駆者であり、韓国で一番尊敬されているラッパー。上記『Take Me There』の解説にも出てくるが、1995年に設立されたサークルのBLEXで主要メンバーとして活躍した。サークルメンバーだったJOOSUCは後にMasterplanのメンバーとなり、MC Meta自身もNaachalとともに結成したGarionとして、クラブMasterplanで活躍した

慶尚道(キョンサンド):大邱市が属している地域で、E SENSの故郷。E SENSの『Back In Time』のミュージックビデオは慶尚道で撮影された(参考:MV | E SENS – Back In Time 日本語字幕付き

Fana:「ライムモンスター」という異名を持つほどライミングスキルに定評のあるラッパー。Soul Companyに所属していた。Soul Companyは韓国ヒップホップ史上最大のレーベルで、MC Metaのヒップホップ講座を受講したKebeeやThe Quiettなどによって2004年に設立された

The Quiett:Soul Companyの主要メンバーだったが、2010年末に脱退し、翌年ラッパーのDok2とともにIllionaire Recordsを設立した。Illionaireはアンダーグラウンド・シーンで最も成功したレーベルと言える

Paloalto、Deepflow、Simon D:「今でこそ会社も持ってるけど」という歌詞の通り、現在PaloaotoはHI-LITE Recordsを、DeepflowはVMC (Vismajor Company) を、Simon DはAOMGをそれぞれ経営している

RHYME-A-(ライムアタック):Soul Company出身のラッパー。元レーベルメイトであるKebeeやMinosなどと同様に、不汗黨クルーのメンバーでもある

Millim:1999年にオープンした『Millimドットコム』というサイト。自作曲をアップして共有する場としてアマチュアやインディーズのミュージシャンたちに愛用されたが、今はすでに閉鎖されている。当時アマチュアだったRHYME-A-が自作曲をアップしたところ、かなり高い反響を得て、歌詞に書いてある通り「Millimの王者」として君臨していた

青い牡蠣の養殖場:昔ソウルにあったクラブの名前。Masterplanのメンバーが1997年に買収したことにより、上述の通りMasterplanがクラブへと発展した

MP:Masterplanの略語

クラブGeeks:2001年にMasterplanのクラブが閉鎖されたあと、その場所にできたクラブ

カラサデ:SevenとSaatan(現Artisan Beats)が1997年に設立したレーベル。E SENSのほかにPrimary、P-type、Jinbo、Mithra眞(現Epik Highメンバー)などの大物たちが所属していたが、2005年頃に解体した

タイル・ミュージック:2005年に設立されたレーベル。Garion、Loptimistなどのアルバムを出して成功を収めるも、解体(実際は残っているという噂もある。)ギャラの未払いなど、悪い噂が多く残っている。カラサデ解体後、Primaryもタイル・ミュージックに所属し、Primary Skool(P’Skool)として活動した

All Black:現在IllionaireでThe Quiettとともに共同CEOを務めるDok2が、10代前半のときにMicrodotと組んでいたチーム。やらされている感が強かったため、Dok2は今もAll Blackという過去自体を否定的に見ている(ただしMicrodotとは仲良し)。当時10代前半だったMicrodotも、2015年に『Show Me The Money』に出演してすっかり成長した姿を見せた

B-boy ミュージカル:のちにE SENSとSimon DがSupreme Teamを結成するきっかけとなった公演。E SENSが高校生の頃から本当の兄弟のように親しくしてきた2人。それぞれソロで活動していたが、このときの公演をきっかけに正式にチームを結成。Amoeba Cultureと契約し、その後はご存知の通り、成功の階段を一段ずつというよりは一気に上りきってスターダムにのし上がった。それが結局、アンダー志向のE SENSを苦しめることとなったのは別として

 

E SENS のアルバム『The Anecdote』収録曲のほかの歌詞

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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