Eluphantが『Galaxy Map』を設立

Written By Sakiko Torii

最近、Eluphantが新たにプロダクション『Galaxy Map』を立ち上げました。RHYME-A-の『NBA Music』設立に続き、新たな動きを見せてくれる嬉しいニュースが飛び込んできて嬉しい限りです。その『Galaxy Map』設立に関するインタビューがHIPHOPPLAYAに掲載されたので、和訳しました。

 


 

Eluphant「Galaxy Map」音楽活動のための拠点およびプロダクション

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最近は『A.T.C.N』程度で、2014年は活動が非常に少なかった。どのように過ごしたのか?

Kebee:1年ほど前に僕のソロアルバム『Lost & Found』をリリースした後、続けてEluphantのアルバムの作業をしてきた。久しぶりにEluphantとして活動するためのフルアルバムなので、良い曲をたくさん作りたくて、何度も曲をやり直したよ。これまで多くの曲を作業してきて、今は本当にアルバムの仕上げをしている気分だ。Eluphantのアルバム作業に加えて、複数のフィーチャリング、Speaking Trumpetのコンピレーションアルバム、不汗黨のプロジェクトアルバム『A.T.C.N』のプロデュースをしながら、ある程度は音楽活動の渇きを潤してきたが、ものすごく喉が渇いている!

Minos:不汗黨とSpeaking Trumpet、携わっているクルーが2つ。EluphantとNoise Mob、携わっているチームが2つ。だからあちこちでライブ活動が多かったようだ。活動が少ないというのは、あまりにも非現実的な言葉のようだが? 僕に興味を少し持ってみて。酒を飲んで、映画を観て、本を読んで、買い物をして、まあこういうことは言わなくてもいいことで、それ以外の時間は、完全にEluphantのアルバム作業のためだけに使って過ごしたよ。

 

フォーティ(40)とコラボした『Luminant Opus lll』以来、本当に久しぶりのニューシングルだ。『Apollo』からは、なんと2年ぶりだ。12月31日の今日、シングルを発表したきっかけは何だろう?

Minos:Kebeeが無事に除隊されて、溜まっていたKebeeの話を解消するためにソロアルバムを発表した。早くEluphantのアルバムを作りたかったが、必要な順序だった。その後はEluphantのアルバム作業だけを着々とやってきたが、2人ともクオリティの高い「良いアルバム」に対する欲が大きすぎて、取り替えたりひっくり返したりということを、曲ごとに何度したか分からないね。もう気に入るレベルにまで調整ができたので発表しなければならなくなったと思い、休むとかほかのことは考えたりしなかった。2015年は準備した曲を聴かせるだけでも手一杯になりそうだから、2014年の年末にしたよ。整理の意味も込めて、2014年の一年間の所感も含めて。2015年はEluphantの年にするから、Eluphantを長く待ってくれた人たちみんなで一緒に月に行こうという思いも込めて、あえて2014年の最後の日をシングルリリースの日とした。それ以上でもそれ以下でもない、まさに今のEluphantの思いだ。みんなも一緒に聴いて、2015年に僕たちと一緒に行こう。計画がたくさんある。

 

Standart Music Groupの後、新しいレーベルに加入していたが、再び独立アーティスト(レーベル)になった。ソウルカンパニー以後、腰を据えられない印象がある。理由はあるか?

Minos:腰を据えられない振りをした。「揺れる青春」に対する舞台芸術だ。そのような印象を受けたというなら、僕の計画が成功した。ヤッホー!

Kebee:あはははは(笑) 個人的には、僕の心が定着できなかったせいだと思う。ソウルカンパニーを運営して、その中で音楽をやっていたときは、才能ある素晴らしいメンバーたちと一緒に行なう音楽活動に対する安定感のようなものがあったが、その後は僕がどんな形で音楽をしていくべきなのか方向性を正しく捉えられなかったのは事実だから。幸いにもこの期間中に心を取り戻したし、再び焦点を絞って動くことができるようになった。

 

インディペンデント・レーベルとして持つ市場性はますます拡大されつつある。もちろんこれは一部のレーベル/アーティストに限定された話かもしれないが。とにかく再びインディペンデント・アーティスト/レーベルに戻ることになった背景は何か?

Kebee:Eluphantのマインドは一貫してインディペンデントだ。僕とMinos兄さんは音楽のキャリアを始めたときからそうだったし、ほかのどこかに属して音楽をやろうとしたときも、同じように音楽を作り出して、活動方式も常にEluphantのやり方を中心にしてきた。同じ脈絡で、音楽活動の重心をアーティスト本人に置くインディペンデント方式のノウハウがたくさん積み上げられて、良い成功事例も生じているので、広い意味ではこの市場が拡大しているのだと思う。とにかく音楽で楽しもうというのがエンターテインメントの本質だから。

 

「Galaxy Map」が意味するものは何か?

Kebee:元々は僕の部屋をスタジオのように飾って付けた名前だ。去年の夏頃、新沙洞(シンサドン)にEluphantのスタジオを設けて、今はそこをGalaxy Mapと呼んでいる。Galaxy MapはEluphantが音楽活動をするための僕たちの基地であり、音楽プロダクションであり。レーベルとはちょっと違った概念だと見るべきだと思う。

 

「Galaxy Map」で再び独立レーベルに戻ったが、どんな歩みを見せるのか気になる。明らかになっている計画があれば紹介してほしい。

Kebee:Galaxy MapはEluphantのために存在するプロダクションなので、Eluphantのアルバムを発表したりライブを企画する以外にはまだ具体的な考えはない。もちろんEluphantだけでおもしろくしようとしているわけではなく、様々な方法で悩んでいて。示していかなければ。

 

シングルの曲名から推測するだけでも、アルバム『Man on the Moon』の発売が近そうだ。2015年の第1四半期にはリリースする予定か?

Minos:アルバムだけでなく、計画して考えているものがたくさんある。ああ、とりあえず『Man on the Moon』の話からするなら、2015年の第1四半期中には必ず発表する。スケジュールを中止しよう。確定だ。だからお小遣いは使わずに待っていて。

 

2014年は、Eluphantとしてはただ過ぎ去ったわけだが、先述のアルバム以外にも、2015年は活発な活動を期待していいか?

Kebee:もちろん。去年お見せできずに積み上げられたたくさんのレパートリーと活動を2015年もそれ以降も溢れ出す予定だ。

Minos:機会に恵まれておもしろいコラボレーション作業がかない、N DesignersとEluphantが共同作業した「Eluphantノート」が発売されるし、アルバム発表後は久々にEluphantのコンサートもやろうと準備している。これ以外にも、先に話すとつまらなくなるから話せないおもしろい計画が多い。最近はウルサ(※1)を服用中だ。休まずにやるから、いつでも歓迎してくれたら嬉しい。僕たち一緒に幸せになろう。苦しまずに。苦しまずに。(※2)

※1 ウルサ:韓国の肝機能サプリメント

※2 僕たち一緒に幸せになろう 苦しまずに 苦しまずに:Zion.Tが2014年にリリースしたシングル『ヤンファ大橋』の歌詞より引用。Zion.Tが子供の頃の家族との思い出を歌った歌で、リリース当時、ヒップホップ・アーティストの間で「感動した」「泣いた」「名曲だ」など賞賛の声が相次いだ

 

出所:HIPHOPPLAYA (2015-01-02)
日本語訳:Sakiko Torii

 

writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップ・キュレーターとして執筆、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。

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