Interview | Speaking Trumpet - 1st Album by HIPHOPPLAYA


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メンバーの皆さんが集まりました。まず各自、自己紹介をお願いします。

Nuck:こんにちは、Nuckです。

RHYME-A-:わ~~!! え? こんな雰囲気じゃないの?

Nuck:違うよ(笑) お前だけだよ(笑)

RHYME-A-:僕、リアクションちょっとやりすぎですか? 次の方、ご挨拶してください!

Boyrock:こんにちは、Boyrockです。

RHYME-A-:お次はイケメン、Kangsanyeoul兄さん!

Kangsanyeoul:こんにちは、Kangsanyeoulです。

Huckleberry P:こんにちは、Huckleberry Pです。

RHYME-A-:酒飲みHuckleberry P!!(笑)

Zito:こんにちは、Zitoです。

D.Theo:こんにちは、D.Theoです。

RHYME-A-:こんにちは、RHYME-A-です。わ~!

Suda:Sudaです。

Kebee:Kebeeです。

DJ Juice:Juiceです。

Born Kim:Born Kimです。

※編集者注:Minosはスケジュールの関係上、遅れて合流しました

 

まず、Speaking Trumpetはいつどのように結成されたのですか?

Nuck:実はよく覚えていません。あまりにも長い時間が経ったので(笑)

 

私はMinosさんのソロアルバム『Ugly Talkin’』で「Speaking Trumpet」という名前を初めて知りました。もしかしたらその頃に結成されたのですか?

Nuck:はい。2007年頃だったと思います。最初は親睦目的で出発しました。だけどやっぱり音楽をやる人間の集まりなので、音楽的に広がったのだと思います。

 

全員が同意したんですか?

Nuck:ここにいるメンバーの中で、自分はここに入らなければならないといって自発的に入ってきた人もいますよ。「僕がやらなきゃいけないことですよね」って。「え? やらなきゃいけないって?」って。そんな感じで入ってきた人もいて。

(全員爆笑)

RHYME-A-:僕は僕の思うがままに入りましたよ。本当に誰も同意してなかったですけど、俺様は堂々とSpeaking Trumpetをやるんだと言っても、誰も信じないし認めようとしませんでした。だけど実際に入ることになりました(笑)

Nuck:信じないっていうか、「え? どうしようか?」ってなっていただけで……(笑)

RHYME-A-:あるがままにやっていたら「ああ、運命なんだなあ!」という感じでメンバーになったんです。

 

おっしゃられたように、親睦目的の性格が強いクルーでしたが、クルー名を掲げてアルバムを発売することになりました。どんなきっかけがあったのですか?

Boyrock:どうですかね。なんと言えばいいのでしょうか? 明確な出発点と言えるのは……

RHYME-A-:お?発音に気を付けないと。

(全員爆笑)

※「出発」を意味する韓国語「シバル」が、韓国で最も悪いとされている単語(英語で言うと「f*ck」)の発音と似ているため

Boyrock:出発点と言える出来事がちょっとありました。以前からこのことについて話はしてきて、徐々に進めながら、とにかく今のタイミングで一度集まって何か出したいという意見とタイミングが自然にやって来たのだと思います。それで作りました。

 

“タイミング” とおっしゃいましたが、個人的には「Speaking Trumpet」というタイトルをつけて出すアルバムとしては少し遅いのではないかという気がするんですよ。もしかしてアルバム作業が遅れた理由があったのですか?

Boyrock:実は最初にクルーを結成したときから僕たちの間では、メンバーがそれぞれの目的を達成して来るべきときが来たら出そうと話していました。だからクルーとしての活動に焦りはなかったです。さっき言ったように、自然にタイミングが来たんだと思います。僕たちがきっかりと時期を定めて、このときやるべき、あのときやるべき、そんなふうに戦略的にやるのではなく、Nuck兄さんを中心に自由にやろうと思っていました。そして実際メンバーも多いので、ほかのメンバーの考えがまとまるまでに少し時間が掛かった部分もありますが、どうですかね。そのせいで遅れたという考えは僕たちの中ではないと思います。特に決まったタイミングもなかったし、これを作るや否やすぐにインパクトを与えなければならないという考えもなかったのではないかいうのが僕の考えです。

Nuck:こうなった理由は、ミュージックビジネスとは距離があると思います。そういうことは考えてないので、こうなったのだと思います。

RHYME-A-:だけどこのアルバムは去年の冬に出すべきだったでしょう。去年の12月に。

 

はい? その部分をもう少し詳しくお聞かせいただけますか?

RHYME-A-:まず、Boyrockがこのアルバム全体をプロデュースして、主導権を握って引っ張ってきました。とりあえず僕たち音楽をやる人間が集まって1枚出してみようということになって、弾力的に早く作業を進めようとしました。だけどご覧のようにメンバーがものすごく多いですし、各自会社も違うし、そうこうするうちにスケジュール調整も難しくなって初期の計画より少し遅れたりもしましたが、とにかくあのような状況下でこのアルバムが出せたということ自体に感謝しています(笑)

Nuck:なんだよ、まるでWutanを見ているようだな(笑)

RHYME-A-:若干「It’s like Wu-Tang Clan」(笑)

 

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今回のアルバムのフィードバックを見ると、長い間待ったのに収録曲が少ないという意見があります。作業した楽曲から絞ったのですか? それとも最初からこのくらいの曲数を作るつもりだったのですか?

Boyrock:メンバーがものすごく多いですし、僕ひとりで曲を書かなければならない状況だったので、僕の隣りでサポートして一緒に企画を練ってくれる人が必要でした。それで序盤にMinosと基礎スケッチを描いたのですが、そのとき出てきた話が、メンバーが多いので曲数を多くするよりもインパクトがあるようにうまく配分して、アルバムをよりクオリティの高いものにしようという意見でした。だから曲数が少なくても、アルバムから感じられるメッセージやカラーを明確に伝達できるようにしようと模索した結果だと思っていただければと思います。

 

おっしゃったように、Boyrockさんがアルバムの全曲をプロデュースされました。メンバーの中には作曲される方も多いのに、ひとりで全曲作曲されたのは何か強制的なものがあったのですか?(笑)

RHYME-A-:Nuck兄さんの命令(笑)

Boyrock:いえ、そうじゃないです。作曲をするのはDJ Juiceと僕だけですが、実際最初はMinosと一緒にプロジェクト的なシングルを構想していました。そんな中で曲が出来てMinosと意見を交わしていたとき、Minosがこのシングルをアルバムに回して、この機会にSpeaking Trumpetのアルバムを作ってみるのはどうかと話したのがこのアルバムの出発点となったんです。それで僕が、だったらスケッチを一回やってみるよと言ってアルバムの話をメンバーに共有し始めたんです。だから自然と僕が担当することになりました。誰からの強要もなかったです。

RHYME-A-:ひとりで全部作れとNuck兄さんからの命令!(笑)

Kebee:地雷踏んだな。

Boyrock:そのようなことはありません。みんな不満がなかったから進行したんでしょう?

RHYME-A-:不満ゼロ!

(全員爆笑)

 

アルバムがCDで発売されないことを残念に感じるファンも多いようです。この決断は恐らく現在の市場の流れによるものかと思います。メンバーの皆さんは音楽をCDで楽しんだ世代ですが、この部分に対する欲はありませんでしたか? または残念に思いますか?

RHYME-A-:CDで楽しんだ世代? ディスのようですが? HIPHOPPLAYAが僕たちに本音を明かした鋭い質問(笑)

Nuck:もちろんみんな少し残念に思っていますが、ちょっとした考えがあります。次のプロジェクトがあって、それが出たらそのあとCDで出そうかと考えています。

 

次のプロジェクトというのは?

DJ Juice:プロデューサーの立場からすると曲は準備できていても、ラッパーたちがレコーディング作業物を取り込むのにかなり時間が掛かって、そこに多くのエネルギーを注ぐようです。だから僕もこのアルバムの参加者ですが、進捗状況を見守りながら作業物が戻ってくる速度とかそういうものを見ているんです。さっきも冗談で話しましたが、実際このアルバムは去年出すこともできたのに、かなり時間が掛かったので、アルバムのリリースが迫るとみんなどこか情熱がどっと溢れ出ているような感じがありました。だからライブもやることになったり、たくさん計画が生まれたので、この情熱が冷めないうちに準備ができている曲で2作目を作りたいです。結論を言えば、Boyrockがプロデュースしたように次は僕がプロデュースしてパート2を制作しようとしています。

 

アルバムの話をします。プレスリリースの表現を借りると、「韓国ヒップホップとリリシズムについて声をあげた」というのがアルバム全体を通したテーマのようですが、このテーマにした理由は何ですか?

Suda:各曲のテーマに関する部分はMinos兄さんとNuck兄さんが一緒に相談してタイトルを決めて、各タイトルに合わせて参加者を配分した後、特定のテーマを参加者が具体化させて作りました。アルバムが完成してから考えてみると、一貫した方向性が入れられましたね。知らず知らずのうちに年代も悩みも似ている人間が集まっていて、テーマ的に共通点がたくさん現れながら完成されたと思います。

Kebee:アルバムの作業を開始するとき、「リリシズムについて悩もう」という意図を持ってアプローチしたのではありません。ただ僕たちは、自然に音楽性や音楽を作業するときの態度に共通した部分があるミュージシャンたちだと思うんですね。だから今回のアルバムを作業しながらも、歌詞のトーンをどうやって捉えるかディテールな会議はしませんでしたが、ある程度一団となった方向性は出たと思います。そしてリリシズムというのは、僕たちがこのように持っているものを固めてくれる標語の役割だと思います。

 

メンバー各自が考えているリリシズムや歌詞に重要性があると思います。

RHYME-A-:DJ Juiceから。ご本人が思うリリシズムとは?(笑)

Nuck:ターンテーブリズムだって言わないと(笑)

DJ Juice:歌詞を書かない……

RHYME-A-:本当に話してる!(笑)

DJ Juice:歌詞を書かない僕が先に話すと、ラッパーたちはあえてこの質問への回答を避けるんじゃないかと思います。最近ラップをしている人たちを見てると、テクニック的には本当に上手にやっていると思います。でもそれはラップゲームを見ているような感じで、ヒップホップだという感じが伝わってくるチームはそう多くないようです。だからそういった側面に関する話をメンバーたちは楽曲に盛り込んだのではないかと思います。このくらいなら僕の考えるリリシズムに対する回答になりませんかね?

RHYME-A-:僕は本当に正直に言うと、最近リリシズムでも何でも、何も考えていません(笑) そうなってからしばらく経ちますが、実際このアルバムの曲もそれなりに僕の状態が正常なとき、かなり昔に作業したものですよ。元々僕の情熱が溢れていた時期があって、そのときの僕はすべての曲に参加したい、そんな情熱を持っていたのですが、すぐに様々な理由でその情熱が消え失せました。それとともにアルバムへの参加頻度も減ったし、そうやってつぶれた後は、音楽については実際に何も考えてないです。だから申し訳ありませんが、率直に言って差し上げる言葉はありません。

Huckleberry P:でも何を言ってるかは分かってるでしょう。何も考えてないって。

RHYME-A-:何も考えてないというのは、本当に誰にも関心がなくて(笑) ただ自分の生活だけに関心があります。散歩や音楽鑑賞など……。本当に何も考えていません。本当に冗談ではないです。だから何の考えもないんですよ。申し訳ないです。

D.Theo:僕は歌詞を書くとき、自分の話に他の人たちが共感してくれれば、という思いが一番大きいと思います。だから僕の話を書いて、誰かが「ああ俺もそうだった」と受け止めてくれたら嬉しいし、それが僕にとって大きな宿題だと思います。自分の話を人々がよく理解できように書くことが、僕にとってのリリシズムだと思います。

Born Kim:ひとまず僕も何も考えていません(笑) たった今ここでRHYME-A-の脱退式の話を聞いてから(笑) RHYME-A-がいつ脱退をするのか? これだけ考え続けていました(笑)

Zito:僕は以前はかっこいいふりをしていました。どうしても海外のヒップホップをたくさん聴くので、虚勢とも言えるような表現もたくさん書こうとして。でも最近は、友達同士で飲むときに酒の席で話すような気分で書くのが一番いいんじゃないか、そうするべきだ、リスナーもアップダウンがかなり激しく聞こえて、悲しければすごく悲しいとか、あるいは怒っていれば怒りの幅もより深くなるんじゃないかという考えで歌詞を書いています。

Huckleberry P:僕も何も考えていません。例えば「俺はこのことに対してこんなやり方でやろう」なんて心の中で先に考えて歌詞を書くのではないんですよ。歌詞を書くときは本当に何も考えずに書いて、後になってから考えます。後で自分の歌詞がこうなったらいいなあとか、何の作業をしても、何をするときも、僕が誰でどんなことを考えて「これが原則だ。守らなければ」という思いで書いたことは一度もないと思います。

Kangsanyeoul:僕が書きたいことは、ただ一番憂鬱だったらいいですね。

(全員爆笑)

Kangsanyeoul: 価値観なら、ひとまず憂鬱さを目標にしています。だけど近いうちに変わると思います。

Nuck:どう変わると思いますか?

Kangsanyeoul:×××?

(全員爆笑)

Nuck:気が狂ったか。本当にもっと良く変われって。

RHYME-A-:それならただ「×××だ」と表現すればいいでしょう。

Nuck:突然こうやって始めるのも何だか変ですが。僕はリリシズムという意味を正確に具現しているか分かりませんが、とにかく頭の中や胸の中にあることをそのまま歌詞で表現したかったし、それが100%になったときが完成だと考えています。だから努力しています。

RHYME-A-:まず僕は、歌詞を本当に長い間書いていません。去年の冬にこのアルバムの歌詞を書いたのを最後に、新しい歌詞を書かないまま実に10ヶ月ほど経ちます。ラップの歌詞におけるリリシズムというのは、つまり叙情性でしょう。その叙情性というのは様々な色で発現されると思うんですよ。僕たちが今回のアルバムを引っ提げてリリシズムについて考えてみて、こうやって話をしていますが、リリシズムという言葉自体にフォーカスを置くより、各自がテーマについて考えていることを解きほぐすことにフォーカスしてほしいです。あ、ちなみに僕は歌詞を書くとき、音楽を取り払って見てもその歌詞が文章として完璧な構造を持つことに神経を遣うほうです。文章の持つ叙事や文章としての完全性に特に念を多く入れるほうです。

Kebee:僕は歌詞を書くとき、今現在の価値観や感情の状態を表現し続けようとしています。音楽を始めてから10年以上が経って、これまで僕が生きてきて持つようになった価値観や感情、あるいは世の中を見つめる世界観、このようなものも変化し続けますよね。それを表現し続けるのが僕の仕事でしょう。それを書いて吐き出して、昔書いた曲をステージで吐き出しながら、そこにどこか変わった自分自身を見つけ出して、再び新たなインスピレーションを受けながら自分自身を反すうすることができる形態のアートフォーム、それが僕にとってのヒップホップです。だから可能な限り今現在を込めるよう努力しています。ときには僕が昔書いた歌詞と相反する考えを持つようになる可能性もあります。だけどそういうものでしょう。人が生きていく中で変化し続けるのは。その変化するものの中で、僕が着実に守っていかなければならないものが何で、どのようなものが僕の中で変わっていってるのか、自分で眺めることができる僕の鏡です。だから僕は音楽を作りながら歌詞をとても大切にしています。

Suda:『쏘아 올린 작은 공(こびとが打ち上げた小さなボール)』の歌詞にも書いたように、ヒップホップではBlack Star、Common、Black Thought、Lupe Fiascoなどの歌詞を読みながら僕が感じた感情、それからキム・グァンソク、ドゥルグクファ(野菊)、サヌリム(こだま)、アン・ジファン、ユンサン、オンニネイバルグァン(お姉さんの理髪店)などの曲を聴きながら感じた感情、そういうものが混ざったようです。歌詞としてかっこいい感じがするときというのは、その曲を聴いたとき、ある人が描かれてその人の内面が感じられる瞬間だと思っています。だから歌詞を書くときは、出来る限り僕が感じた感動のポイントに似せていこうと努力しています。個人的には率直で事実に近い表現をする曲が好きなんですよ。最近では3号線バタフライというバンドの曲を聴きながら、多くの刺激を受けました。

 

DJ Juiceさんも少しお話になりましたが、最近の韓国ヒップホップシーンでは、歌詞に込められた意味よりもフロー、スキルのために歌詞を合わせていく側面が多く見られます。この点についてどう思いますか?

Huckleberry P:僕が思うに、その点の善し悪しは全く問題ないと思います。これは韓国ヒップホップに限った話ではなく、アメリカでもそうやって分かれると思います。歌詞的な部分について悩む人たちがいる一方で、若い層はもっと声に集中していて、自分の人生まで語らずにただパッと思いついたことをすぐに吐き出す形態があって、そのようなことを善し悪しで分けることはできないと思います。僕はこの点についてはバランスが最も重要だと思っています。そういった人たちを見て、俺たちが「こっちが正解でお前らはフェイクだからこうしろ」と言うのではなく、その人たちはその人たちなりの定義や価値観を持って歌詞を書くのだろうし、僕たちは僕たちがここでやるべきことをやっていればバランスが取れているんだと思いますよ。常に頭の中で考えて、僕たちはどう生きていくべきか? とすることもないんですよ。ただ僕たちはこういう人間なんでしょう。バランスが取れていること、その均衡美が一番大事だと思います。

Kebee:僕もHuckleberry Pに同感です。僕の例で言うと、僕は最初に音楽を始めたとき、声をどうやって吐き出すかという悩みが不足していたと思うんですね。ひょっとするとそのような概念自体を知らなかったし、ただ自分が話したいことや自分のメッセージをどうやってうまく歌詞に書くかだけ考えながらラップしていました。そしてだんだん経験を積んでいって、声を吐き出す魅力が分かったんです。どうやったら声をかっこよく出すことができるかという悩みがだんだん蓄積して、僕が元々求めていたメッセージに対する悩みと出会ったんです。どちらもラップにおいて本当に重要なことですよね。でも最近は僕のケースとは逆のパターンがあると思います。サウンドに集中してラップをしている人が人生経験を積むと、僕のケースとは反対に込めるべき話に対する渇望が出てきて、自分の経験を込めるという面について何か感じるきっかけがあると思います。僕はこのように傾向の追加が行き来すると見ていますね。あるときはかっこいいメッセージが人々を魅了して近づいて行き、またあるときは良い音を吐くことが注目を集めることもあるし。この短い韓国ヒップホップの歴史の中で、時代の傾向とまで呼べるかは分かりませんが、さっきHuckleberry Pが言ったような均衡美、そのバランスをクオリティが高いまま出すことができるミュージシャンが、良い作品を発表するのだと思います。

RHYME-A-:均衡ナイス! 僕は均衡美まで分からないけど(笑) とにかくこの現象は当たり前だと思っています。だって今のアメリカもそうだし。例えばChief Keefのようなミュージシャンが好きな子たちは、Nasをよく知らないじゃないですか。分かりやすく言うと、自分の時代があるので。僕たちSpeaking Trumpetの場合は年齢層が近いから似たような音楽を好んで聴くし、似たような音楽で感動を受けるし、これがものすごくかっこよく見えたんですよ。これが大好きでやりたかったから、自然にそのムードを持っているんだと思います。逆にもし95年生まれがヒップホップに接したら、もちろんその時代に最も流行しているトレンドに接しますよね? 僕たちは例えばBoombapといわれる時代に作られた音楽に接してそれに感動を受けたからそのムードを持っているのだろうし、今の若い子たちは今一番ホットな音楽を聴いているんだから、ひとつのジャンルや流行が絶対的なものになることはできないと思います。流行は常に変わります。ある意味そういったBoombapを叫びまくっていたのが僕、RHYME-A-ですが、このようなことも認めるようになりました。Boombapは僕が一番好きだったひとつの流れであって、それをリアルヒップホップだと考えるのは危険です。ただ問題に感じるのは、あまりにも多くのラッパーが嘘をついているということです。自分が持ってないものについて話をして、感じたこともない感情について話をするのは……ジャンルに関係なく、Joey Bada$$みたいにやっても、Chief Keefみたいにとんでもないほど拍子に乗せても、オフビートでも何でもトラップをしてもR&Bをしても関係なく、嘘をついているというのが僕が一番理解できない部分です。みんな自分が最高だって言うじゃないですか。いつお前が最高になったんだよ、この×××野郎どもが!

Nuck:突然怒り出した(笑)

RHYME-A-:あ……罵倒は外します(笑) 罵倒は外しますが、僕はそれが問題だと思います。

Huckleberry P:「罵倒は外します」まで全部出てこないといけないのに(笑)

RHYME-A-:(笑) でも正直みんなそうだろ? 俺は見るたび爆笑するのに。×××クソガキが何をやったとか、×××野郎どもがみんなキングだって×××。

Suda:ちょっと極端な表現をしていますが、活動している人の中でたまに歌詞が小学生が書いた日記のように感じられるときもあります。どんな感じかと言うと、アメリカでは黒人がラップをするとき、例えばChief Keefや2 Chainzのような人々は頭の中を空にするように歌詞を書くじゃないですか。何も考えずに。

RHYME-A-:なんでそんなこと分かるの?

Suda:彼らの歌詞を読むと、考えていないような気がするんですよ。深く悩んでいるというより、吐き出される声の印象を重視しているというか。だけどそれはまた、言葉を話せても黒人には未だに文字を読めない人もいて、正式な教育を受けていない人も多いから、そんな感じで表現したときに彼らだけの共感が形成されている雰囲気があるんだと思うんですよ。だけど僕たちは、ラップをしている人たちのほとんどが正式な教育を受けた状態で音楽をしているということです。その人たちの中には、ただ黒人の真似をしているだけという印象を与える場合があります。そういうのも残念なんです。自分の考えを表さずに、単にラップの形式的な部分だけ表面的に真似をして、幼稚な表現や考えを悩みなく入れることに問題意識がないから……。もうひとつの点は、さっきRHYME-A-が話した部分です。仮に本人がさほど重い意味を込めずに曲を作るにしても、その中に自分自身がよく表れてさえいればかっこよく感じられるでしょう。それがヒップホップの魅力的な部分なのに、自分自身とは全然違うことをただ単に作っています。科学想像図を描くように歌詞を書くから、それがかなり幼稚でかっこ悪く感じられるのだと思います。ものすごくジジくさいかな?

Huckleberry P:僕は個人的にこの点についてたくさん話しても意味がないと思っています。僕たちがある特定の層にこんな話をしたとして、反対にその子たちが僕たちを見てジジくさいと言っても正直何も言うことはないですね。なぜならさっきRHYME-A-兄さんが話したように、生まれた世代も聴いてきた音楽も違うので、その子たちがやることはあの子が見たときに一番かっこいいということもあり得るんですよ。だから一番重要なことは、僕がこれがかっこいいと思うならばそれを最後まで変わらずに貫徹させて、僕たちが誰かのことをこうやって話す前に、ただ僕たちがかっこいいことをやっていれば、人々がもっと自分の考えるかっこ良さに惹かれていくと思います。だから僕たちは僕たちのポジションでそのままかっこいいことをやるのが一番正しいと思います。

RHYME-A-:ただ嘘をつかないようにしようぜ。

Huckleberry P:それは本当にその通りだと思います。

RHYME-A-:嘘をついている。何をしても気にしない。僕は来年バラードをやるでしょう。本当にソン・シギョンのようなバラードをやるつもりです、来年に。だけど僕は嘘は書かないです。僕はバラードのキングだ、このような歌詞は書かないでしょう。なぜなら僕はキングではないから。この時代の最高のダンスソングはモダ? 微笑みの天使!(笑)

※注:ソン・シギョンさんという歌手の『微笑みの天使』というダンスソングがあって、シギョンさんが「この時代のダンス曲は何だ?(モダ?)」と言ったことから「モダシギョン」というあだ名がついたそうです

 

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はい、分かりました。似たような質問になるかもしれませんが、まだ議論の余地がある部分です。「韓英混在」ラップについてどのようにお考えですか?

Nuck:これもさっきHuckleberry Pが言ったことと同じですが、単に時代を反映していると思います。アメリカでも自分たちの間でブロークン・イングリッシュだと言いながらそれを自己流で書いているように、自分のやり方で作ることが自分のスタイルだと考えることもあるので、僕はそれも尊重します。

Huckleberry P:さっき話したように、嘘をつくように英語を使ったらそれは聴き手にとっても胡散臭くなりますが、もし僕がアメリカで生活してきたとして、その表現にものすごく慣れ親しんでるから歌詞に書いたのに「おい、これは韓英混在だ」と言われたら、ちょっと悔しいと思いますよ。僕は個人的にNuck兄さんと同じくこの点について尊重しているほうだし、話し続けていることでもありますが、本当のことを言うと僕がここでこうして英語の歌詞を書かなければならないなら、これについて何も言えないと思います。

Suda:歌詞を書いた本人の考えていることがうまく込められて、それでいてかっこいいラップが出てくれば、それが一番自然だろうということです。問題になることがあるとすれば、誠実でない場合でしょう。歌詞を書くときに表現や単語の選択にもっと悩んでもいいのに、それもせずにその瞬間浮かび上がるままに「こんなもんでいいだろう」と書いたら胡散臭くなるんですよ。それはかなり残念だと思います。

Huckleberry P:もうそんなことは全部胡散臭いし、リスナーも賢くなったからみんな分かっていると思います。ただそのまま聴いたときに、ああこれマジかっこいいなあとか、きっと直読解釈にならないけどこうやって書いたんだろうと感じられることがあって、まあもちろん聴き手がみんな賢くなったわけではないけど、ある程度は上がったと僕は思います。

RHYME-A-:これはいつも考えていました。言語は文化も含むじゃないですか。だから単純に言語だけじゃなくてそれ以上のものだと思うのですが、要するに歌詞を書いてみると必ずその表現でなければならない部分があります。その地域やその文化を表わす言語の特定の単語をハングルで書くと、僕が考えていたそのバイブスをそのまま持ってくることができないことが確かにあるんですよ。そういうときはどうしてもその単語をそのまま使わないといけないでしょう。例えばこんなことも考えてみました。なんで英語をこんなにたくさん書くのか。特にライミングをするとき、なんで総合英語レベル、つまり中高生レベルの基礎的な語彙を並べて文章を作ってそういう歌詞を書くのか考えてみましたが、これは単なる僕の推測ですが、人々は他の言語が与える違和感も漠然と良いと感じるようです。ただ無分別にその違和感がいいと思うようです。逆に、だったらハングルについてもそれだけ考えてみたのかと。代替できるものはないか? なぜなら当然全体の歌詞を見たとき、実質半分以上を英語で書くのであれば、そんなのもう聴かないですよ。だったら本物のNasのアルバムを聴くでしょう(笑) あ、俺の私情を入れすぎかな? ではDrakeまで含めますよ(笑) Drakeのアルバムを聴くでしょう。中学高校さえちゃんと出た人であれば、そのまま読んでも分かるような英語じゃないですか。そういう教科書みたいな英語で半分以上の歌詞を書くことは、僕の考えとしてはちょっと無責任なんです。それよりもはるかに上手な英語のラップを聴きたいです。実際、こういう議論についてみんなが悩んでみたらいいと思います(DJ Juiceを見ながら)。

Huckleberry P:Juice兄さんに向かって話してるの?

(全員爆笑)

DJ Juice:俺がやらなくちゃいけない? 俺がやらなくちゃいけないことが英語?

RHYME-A-:違うよ。お前は今、育児に気を遣ってろ。ベイビーが超かわいいから(笑)

 

また関連した質問になりますが、かつて頻繁に聞かれた「韓国ヒップホップ」という言葉が最近聞こえてきません。個人的には直近で思い出せるのが『Show Me The Money 2』のときのSoul Diveの『영순위(ゼロ順位)』のステージです。ここにいらっしゃる皆さんは「韓国ヒップホップ」という言葉が最も似合う方々だと思いますが、「韓国ヒップホップ」または「韓国的なヒップホップ」という言葉をどう表現しますか?

Zito:僕はDok2のアルバムでも韓国ヒップホップと叫ぶのを聞いたし、今回のSpeaking Trumpetのアルバムでも、Huckleberry PとD.Theoとやった曲で韓国ヒップホップと言ってますよ。単に韓国人が韓国でヒップホップをやれば韓国ヒップホップなのではないですか? 僕はそんなふうにシンプルに考えています。国楽のように性格があって韓国ヒップホップと呼ぶのではなく、単なる国籍のようなものです。ナショナリティーだと思います。「韓国ヒップホップ」という言葉は2つの単語のコンバインであって、それ以外の何でもないと思います。韓国でヒップホップ音楽ができるということは僕たちの上の世代の兄さんたちのおかげで、それで僕たちがより楽にできて、下の世代の子たちが本当に上手だから文化も大きくなっていって今素晴らしくなっていると思います。先ほど話したようにあらゆる論争事項がありますが、このようにヒップホップシーンがあって僕たちが毎週ライブができる今が美しい絵であって、これが韓国ヒップホップなのではないかと思います。

Huckleberry P:「韓国ヒップホップ」という言葉は僕にはロマンのようです。だから……

RHYME-A-:(P-Typeの『돈키호테(ドンキホーテ)』のイントロのトーンで)ロマン!!

Nuck:ああ……そう来ると思った……(笑)

Huckleberry P:今よりもはるかに多くの話をしてきた兄さんたちを見て育ったから、僕が「韓国ヒップホップ」という言葉をステージで叫んだら、何か僕がかっこいい人たちの後についていってるような気が少しします。それ以外にはZito兄さんが話したように、それ以上でもそれ以下でもなく、韓国的なヒップホップというのはよく分からないです。ただその単語の語感が抽象的でロマンがあるってぐらい?

RHYME-A-:Nuck兄さんはどうですか?

Nuck:Huckleberry Pの言う通りだと思う(笑) RT! RT!

Huckleberry P:僕は『Rap Badr Hari』という曲をライブでやるとき、いつも「Say 韓国ヒップホップ!」とやるんですよ。でもそれは何か使命感のようなものを持ってやっているのではなくて、ただやっているんです。

Nuck:韓国人として何か込み上げてくるって感じ?

Huckleberry P:はい。そんなところです。

RHYME-A-:シム・ヒョンネの『D-WARS』論争? 最後に太極旗とアリランが出てくるやつ?(笑)

※シム・ヒョンネは韓国のコメディアン兼映画監督。2007年の映画『D-WARS』は韓国ではヒットしたけど、アメリカでは「2007年最悪の映画」と酷評を受けたそうです。また、過剰な宣伝が嫌われ、「Don’t see D-WARS(D-WARSを観るな)」というプラカードが掲げられたりもしたそうです

Nuck:ノ~ノ~ノ~ノ~

RHYME-A-:That’s No No?

※『Show Me The Money 3』に出演したMasta Wuが番組内で「That’s No No(そんなことしちゃダメだよ)」と言い、それがこの夏の流行語になった

Nuck:とにかくそういうことです。

RHYME-A-:お、来たか?

(Minosが登場)

全員:お~、Minosだ。

 

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『Show Me The Money』の話は後でするとして、アルバムの曲名が独特ですね。『나는 소망한다(私は望む)』『내게 금지된 것을(私に禁じられたことを)』『쏘아 올린 작은 공(こびとが打ち上げた小さなボール)』は、小説のタイトルと同名です。特別な意味があるのですか?

※ヤン・クィジャの『나는 소망한다 내게 금지된 것을(私は望む、私に禁じられたことを)』とチョ・セヒの『쏘아 올린 작은 공(こびとが打ち上げた小さなボール)』はどちらも韓国のベストセラー小説。今回のSpeaking Trumpetのアルバムに収録されている曲は、1曲目から順に『私は望む』、『私に禁じられたことを』、『自由をくれ』、『黒髪』、『こびと』『打ち上げた小さなボール』となっている

Minos:小説のタイトルを考えて作ったのではなく、「私は望む」「私に自由をくれということ」を「望む」、そして「黒髪の」「こびとが」「打ち上げた小さなボール」、こうやってそのまま文章として理解してもらえればいいです。すべてのものにちょっとした仕掛けとか閉じ込めたものがあって、それについて表現するにしても他のことでも何でも、自由に何かを表現できればいいなと思って。それで結局僕たちは韓国に住んでいる人間だからひとまず黒髪という表現にして、韓国の文字を書いて話す人間だから僕たちが打ち上げた小さなボールだ、そういうことを言っているアルバムだと考えていただければいいと思います。

 

『Show Me The Money』の話をしましょう。ここには『Show Me The Money』で優勝された方、『Show Me The Money』に参加された方、『Show Me The Money』に否定的な考えをお持ちの方が集まっていますが、まず『Show Me The Money』についてそれぞれどのようにお考えなのかお聞かせください。

RHYME-A-:優勝者から一言お願いします。

Nuck:はい。僕にとって『Show Me The Money』は単なる「韓国のエンターテイメントショー」です。様々な意見がありますが、僕はバラエティ番組までかは分からないけど、ただのテレビ番組だと考えています。番組自体は肯定的な面も否定的な面も両方あると思います。そして番組への出演が僕たちにとってプラスになったということは否定できないでしょう。当時はものすごく大変でしたが、とにかく単に良くも悪くもただのテレビ番組だと思います。

Huckleberry P:僕は『HIPHOPPLAYA Radio』でもこのことについて散々話したから……。

 

これまで話してきたことから大きな意見の変化はないということですね?

Huckleberry P:はい。先ほどNuck兄さんが言ったように、『Show Me The Money』は僕にとってショー以上でも以下でもありません。だからあれがヒップホップだと考えるなら、そのときから再び『Show Me The Money』のシーズン1のときの心構えに戻るんです。あの番組に対する何の考えもなくなりました。ただ僕にとっては、僕の考えるヒップホップではありません。ただのバラエティ番組だと見ています。ラップをしてヒップホップの形式を借りただけの、単なるバラエティです。僕たちは『無限に挑戦』(韓国の人気バラエティ番組)を観ながら悪口は言わないでしょう。単なるバラエティであって、僕の人生とは全く関係のないものだと思って観れば面白い部分もあるし、正直かっこいいと思える部分もあるでしょう。だからただ単に観ながら「お、これはかっこいいね。お、これは笑わせるね。×××野郎だね」単にこの程度のものです。

Born Kim:僕もNuck兄さんと似た考えです。ただの「ショービジネスの結晶体」のような感じだと思います。それ以上の意味があるものではないです。

 

Born Kimさんは番組に否定的な意見を持っていないのですか?

Born Kim:この番組には明らかに長所と短所があります。もちろん僕もこの部分に対して色々なことを考えました。どうせ『Show Me The Money』はエンターテイメント・ビジネスだと思って、ショー以上の意味を置きませんでした。ただ残念だったのは、ラップのオーディション番組ということでラップをクールに見せたかったのに……あっけなく「丸々カット」ばかりクールにやられてきました、ええ(笑) 心配なのは、僕たちのような者とは違って『Show Me The Money』という番組を通してラップを始め、この文化に向かって夢を見る子たちにどうしても言いたいことがあります。絶対に『Show Me The Money』がすべてではないということです。このテレビ番組を通してたくさんの注目を浴びて、また別の機会を得てうまくやっている方々にはいつでも拍手を送ることができますが、これがあたかもすべてであるかのように思っている人がいるとしたら、来シーズンに挑戦するために準備するより、自分だけの音楽を着実に作っていくことのほうが重要だと言いたいです。僕も『Show Me The Money』が終わった後は、僕が本来やっていた仕事、そしてこれからもやるべきことだけを着実にやっています。まあそんな話です。『Show Me The Money』は、まさにショービジネスです。僕にはそれ以上語ることはありません。

RHYME-A-:はい。僕はシーズン1のとき……

Minos:RHYTHMERとインタビューなさったじゃないですか(笑)

Nuck:声明発表をするように、ちょっと声明を発表するように(笑)

※シーズン1が放送された際、RHYTHMERに載った記事のこと。記事の内容は以下の通り。ちなみにHuckleberry Pの考えについては、別記事「Interview | Huckleberry P – gOld by HIPHOPPLAYA」や「Single | B-Free – My Team (Feat. Reddy, Okasian, Huckleberry P, Paloalto, Keith Ape)」を読むとなんとなく分かると思います

 

RHYTHMERの記事(2012年6月23日)

RHYME-A- 『Show Me The Money』を強く批判。見解を発言
http://board.rhythmer.net/src/go.php?n=10043&m=view&c=19&s=news

6月22日(金)の夜11時、放送前から意見や批判の多かったMnetのヒップホップ番組『Show Me The Money』の初回が放送された。

放送後に批判的な意見が多く出てきている中、韓国ヒップホップシーンのベテランのひとりであるRHYME-A-は、Twitterで番組に対する不快な心境を表わした。これに対し、RHYTHMERはRHYME-A-に直接電話を掛けて、彼のより具体的な意見を聞いてみた。彼はこの文化を愛する出演アーティストと参加者と視聴者を嘲笑する放送だったと強い批判を吐き出した。

「観ている間、終始Mnetに本気で虫唾が走りました。この文化を愛する出演アーティストと参加者と視聴者を、これ見よがしに嘲笑する放送だったと思います。まるで10分で準備したかのようなフォーマットを1時間に編集して放送するような誠意のなさがものすごく不快でしたね」と話し「すごく残念です。本当に……。かなり気分が悪いです」と苦い心境を伝えた。彼の今回の発言は、あらゆる利害関係や親交関係のためにミュージシャンたちが言葉を控えている中、とても珍しい見解の発言という点で一層目を引く。

実際の放送では、特にキャリアもない一部の参加者が「アンダーグラウンドの有名ラッパー」に変貌したり、ずさんな編集でメッセージがうまく伝わらないなど、懸念されていたいくつかの要素が露呈した。今後はどのような内容を盛り込み、ファンの反応がどうなるのか行方が注目される。

 

RHYME-A-:僕はただTwitterに一言書いただけなのに、すぐに電話が掛かってきてもっと詳しく聞きたいって。だから「はい」と言いました(笑) そのときは本当に虫唾が走ったんですよ……。ご存知のように番組自体が三流なことに加え、手抜きで作られた放送だったじゃないですか。だからまあシーズンにシーズンを重ねて、とにかくさっき歌詞について話したとき僕は何も考えてないと言いましたよね。そしてKebeeがさっき「変わり続ける自分を記録していくひとつの手段、あるいは鏡」と話しましたが、激しく共感をするのが、僕も常にその時々で考えることが変わっていて、『Show Me The Money』に対してもシーズン1のときは本当に「おい、何だこれは?」って思ったけどシーズン2には僕の好きな人たちが出て一生懸命やっていたから応援もしましたよ。そしてみんな似たような話をしましたが、僕もバラエティだと考えています。すごく楽しんで観たし、よく笑いもしましたよ。とても面白くて。実際、あの中でこれがヒップホップだとかそうじゃないとか言っても興味なくて。他のバラエティ番組とまるっきり同じ視点で見ています。あそこにヒップホップを見つけようとしてはダメだと思います。僕からすれば、ヒップホップが好きな人にはちょっと恥ずかしい番組だと思っています。ちょっと幼稚で、ちょっと恥ずかしいと思いますが、そうでない人たちにとってはただ単に面白いもの? だから前みたいに激しく「『Show Me The Money』×××が!! この×××Mnet!!」ってこともなく、「ああ、『Show Me The Money』って最高。俺も来年出るか」なんてこともないです。何とも思わない。ただの視聴者です。そういうことです。

 

『Show Me The Money』に伴い、ヒップホップシーンで活動した、あるいは活動しようとした、あるいは活動しているふりをした人たちが、いわゆるメジャーシーンでヒップホップアイドルという肩書きで活動することが増えています。それとともにヒップホップシーンにとって肯定的な面と否定的な面が同時に発生するようですが、皆さんはどのようにお考えですか?

Huckleberry P:昔はそういうものすべてがこの文化を殺して蝕むだろうと考えていましたが、今は少し考えが変わりました。みんなただやりたいことをやればいいと思います。なぜならさっき話したように、今の人が賢くなったので、流れ者に惑わされることは少なくなるだろうと思います。どうせ×××になる人たちは、後でどうしても×××になるんだと思いますよ。だから生き残ることのほうが重要だと思います。本当に上手な人はとにかくロングランですよ。だからその人たちが何をしようと、僕の音楽性とかそういったものを殺すことには全くならないから、僕がMnetサイファーで話したように、ただ各々の方法でやるだけでしょう。そうやってに生き残るんです。ダメな人たちはどのみちダメになりますからね。僕はSpeaking Trumpetというこのクルー自体が、今の時代の正反対の概念に立っているイメージをちょっと警戒しています。僕たちはそういう人たちではなくて、ただずっと音楽をやりながら今の時代でひとつの軸を担当していて、僕たちがかっこいいと思うことをしているチームです。僕たちがここで他の人たちにこうやってこうしようと言うのではなく、僕たちは僕たちのことを一生懸命やるからかっこいいのであって、僕たちのことをかっこいいと思う人たちが僕たちのファンとして会場で一緒にライブをやるわけで。もし僕たちがフェイクでバカだったら、僕たちもいつかは消えるでしょう。ただ消えるだけでしょう。だけどこれまでも生き残ってきたし、今後もそうだと思います。

RHYME-A-:はい!!! かっこいい。HI-LITE!!!

 

分かりました。皆さんはもう30代ですよね。

RHYME-A-:本格的なディスが始まりましたか? 不汗黨もいるのに何を(笑)

 

(笑) ヒップホップシーンで20代の青春をすべて過ごして30代になりましたが……。

Huckleberry P:青春をすべて過ごして(笑) シルバータウンだ(笑)

RHYME-A-:僕たちはまだ青春ですよ。

Huckleberry P:青春をすべて過ごした。

 

最初に音楽を始めたときと今では目指すところが変わったと思うのですが。

Huckleberry P:何だか僕が話してばかりで申し訳ありませんが、若い頃はちょっと使命感があったと思います。

RHYME-A-:地球防衛隊!!(笑)

Huckleberry P:音楽をやるなら、とにかくかっこ良くならないといけない、他の人が僕を見たときにヒップホップだと感じてもらえることがかっこいいと思っていましたが、今はそういう気持ちはほとんどなくなりました。『gOld』というアルバムを発表したときともまた変わってきて、とにかく音楽は僕のすべてだとは思えなくなったんですよ。単に僕という人間が生きていて、一番かっこいいと思っていることを一番長くやっているというわけです。もし音楽ではなく他の仕事をしていたとしても、僕の人生が完全に終わって×××になるわけではないじゃないですか。31歳まで生きてきて、一番かっこいいことをしている、自分が好きでかっこいいと思うことをしている、ただそれだけのことだと思います。だからもう「俺は生粋のリアルヒップホップだ」なんて考えは全くありません。だからといって、これがヒップホップを嫌っているということにはならないでしょう。むしろ尊重するから言えることだと思います。そこから自由になれるんでしょう。男は30歳を超えると、考え方に少し余裕が出てくるでしょう。僕も20代はすごく悩んで、さまようことも多かったです。30代になったら安定感が出てきました。僕はそう思います。それが音楽にも適用されるんだと思うし。

Minos:僕も似たような考えです。考えてみると、20代のときはみんな殺して最高になりたかったです。

RHYME-A-:殺人者(笑)

Minos:だけど今はただ一緒にやっている人たち、今一緒に耐えている人たちも見えてきて、その人たちに向かって見せかけではなく心からリスペクトできようになりました。一緒にうまくやっていけたらいいけど、一緒にうまくやっていく中で僕が一番最高になれたらいいですね。そういう考え方に変わりました。

Nuck:結論としては全く同じだけど?(笑)

Minos:いやいや。戦闘力が少し変わりました。

Nuck:結論としては殺さずに最高になるって?

RHYME-A-:こういうことか。昔はベジータだったけど今は孫悟空になったんだ。

Minos:オッケー。

Nuck:カカロット?(笑)

DJ Juice:たぶん僕が一番大きく変わたんじゃないかと思います。心構えが変わったのではなく、この中で唯一……

RHYME-A-:所帯持ち~所帯持ち~所帯持ちスタイル~ベイビー!

DJ Juice:守るべき人ができると、また違った使命感といった思いが芽生えると思います。Huckleberry Pの言う通り、僕はかっこいいと思うことをしているし、それをやり続けたいですが、これをするためにやらなきゃいけないこともたくさん出てきたので、そのような変化を今僕が一番多く受けているのではないかと思います。

Kebee:使命感という言葉は、本当にJuiceが一番似合います。

Huckleberry P:名前を使命感に変えて、DJ使命感で(笑)

RHYME-A-:お、いいね。僕もそうする。

Minos:毛じらみ(笑)

※「使命感」は韓国で「サミョンガン」で、毛じらみは「サミョンバリ」

RHYME-A-:毛じらみ?

Minos:毛じらみ!!(笑)

 

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個人的に今回のアルバムは「明るくなるんじゃないか?」と思っていたのですが、完成品を聴いて少し驚きました。全体的にどっしりとした感じがして、その役割をプロデューサーのBoyrockさんが担ったと思います。アルバム全体のプロデュースをしながら重点を置いた部分はありますか?

Boyrock:インタビューの序盤でも話しましたが、シングルとして準備していた曲からコンセプトが出てきて、それをアルバムにするために曲を増やす必要がある状況でした。そういった状況を考慮したとき、とにかく僕はSpeaking Trumpetに最初からいるメンバーで、メンバーたちを長く見てきて、Speaking Trumpetがどういう意味なのかもよく知っていて、この人たちがSpeaking Trumpetの名前を掛けているという事実上最初のアルバムじゃないですか。メンバーたちの考えがかなり深いので、歌詞で表現しようとすることが「軽くはないんだ、かなり重いんだ」と考えていたし、序盤はそのような点にフォーカスを合わせたと思います。それなりにたくさん悩んだ部分も確かにありましたが……。とにかくメッセージを込めるべき役割を曲がしなければならないので、事前にある程度のテーマをお互いに話したりコンセプトが出ているわけでもない状況で、ある意味暗黙の合意? アルバムに対するメンバーたちの考えはこんな感じだという無言の合意が確かに序盤の色彩に含まれていたと思います。そのような色彩の方向性は確かにないといけないですが、かなり多くのメンバーが参加するアルバムなので、アルバムの方向性は見えてくるだろうと思ってもいました。実際にこのクルーはものすごく長い間活動を続けてきた人たちで、ヒップホップシーンの変化も見てきて、その変化に適応して認められてきたアーティストたちなので、そういった時代的な部分もアルバムに含まれている必要があると思って……。そういったことが歌詞で表現されるだろうとある程度考えもして、そのような仕掛けを用意してくれるだろうと思っていた部分もあります。だから軽くてコンセプト的な感じにするより、アルバム全体で感じることができる雰囲気、ひとつの大きな呼吸も必要になるだろうと思いました。そのようなことが後からラップと一緒に作業していくうちに、今のような雰囲気のアルバムになったのだと思います。

RHYME-A-:僕たちはそんな暗い人間ではないです。

Nuck:めっちゃ明るいです(笑)

 

(笑) 分かりました。さっきおっしゃったように、多くのメンバーが長い時間と念を込めて作ったアルバムですが、このアルバムを楽しく聴くためのガイドラインや、この点を重点的に聴いてほしいという部分はありますが?

Boyrock:さっきも少しお話しましたが、アルバムに曲をたくさん入れないことを合意している中、メンバーの人数もあまりにも多いので、各曲ごとにコンセプトを作ろうとはしませんでした。ただ6曲全体の大きなひとつの呼吸があればいいという思いがあって、その呼吸を失わない範囲で様々な仕掛けを入れることに悩みました。実際、曲を作る際は参加メンバーも決まっていない状況だったので、メンバーの誰がどのように入って来てもその人が引き立つように、参加する人自体がその曲のカラーになれたらいいと考えていて、そのような大きな呼吸を作ろうとしたことが、最も楽しく聴ける最初の要因のようで……。さっきも言いましたが、時代的な仕掛けがあったらいいという思いから、ヴィンテージな感じやモダンな感じを混ぜたトラックもあったり、完全にビンテージトラックやモダントラックを表現しようとしたこともあったり、ある時代をオマージュしたソース的な仕掛けもあるんです。僕たちクルーは単純に最近のトレンドを追いかけて音楽をやる人間ではないので、ラッパーたちもそのような仕掛けが必要だろうと思って、仕掛けの模索を明確にしたんです。明らかに言えるのは、メンバーがあまりにも多くて、1曲にそのダイナミックをすべて入れようとすると曲が混乱してしまうということです。だから音楽的な欲求よりも、メンバーたちのメッセージが伝達できるように大きな土台を作ろうとしたことが一番大きくて、ややシンプルに編曲をしました。代わりにインパクトのあるループやリフを作ろうと、自分なりに音楽的に模索をしたり方法論も探したりしたので、そのような部分、大きな流れとか音楽的な方法論、時代的な仕掛け、ラップで具体化された楽曲のイメージを浮かべながら聴いていただけると面白いタッチが多く聞こえるのではないかと思います。

 

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[Live] 10/25 Speaking Trumpet (http://hiphopplaya.com/live/2567)

 

Speaking Trumpetの名前を掲げた初めてのライブを準備していると聞きました。準備することがたくさんあると思いますが、ライブについて教えていただけますか?

Suda:Speaking Trumpetがひとつに集まったステージが楽しくないはずがないです。無条件に楽しくなるでしょう。発表していない新曲も聴けるだろうし、メンバー全員が一緒に飾るステージも十分にお見せしますよ。とにかく詳細についてはライブ当日、観客の方々がご確認いただけると思います。

RHYME-A-:皆さんぜひ来てください。

Suda:お願いします。

RHYME-A-:ありがとうございます。皆さん、どうかお願い申し上げます。

Minos:最近こういったライブが多いじゃないですか。みんなが集まってやるライブ、あるいはどこかのレーベルのライブ、クルーのライブ、色々なライブがありますが、僕たちはその人たちが持ち合わせている目標や目的とはちょっと違うと思います。僕たちは元々集まって一緒に遊んでいたクルーですが、みんなでライブをするのは初めてなので、期待もあり、心配もありつつ、あるがままに楽しく遊ぼうという感じです。ただみんなでお金だけ集めてやるライブなので、僕たち同士が楽しく遊ぶから、皆さんも一緒に来て楽しく遊んでほしいです。

 

Minosさんの歌詞の中に「俺たちが聴いてきたヒップホップはこんなものじゃなかったじゃないか Turn Off その雑音」というのがありますよね。メンバーの皆さんが聴かせたかったヒップホップはどういうものですか?

RHYME-A-:末っ子のHuckleberry P、一言お願いします。

Huckleberry P:分からない。分からない。本当に分からないです。さっき言ったみたいにするなら、使命感からも遠ざかっていて分からない。

Minos:僕が歌詞を書いたので僕から話します。僕自身その歌詞を書いたときもそうだし、最近になって、いや数年前からよく考えているのは、ある瞬間「俺もずいぶん変わった」でした。僕だけでなく、他の人たちも良い意味でも悪い意味でもずいぶん変わったと。それでも僕はまだこの才能を持ってラップしているし、ラップが好きな理由があるはずですが。僕は以前は音楽のことが好きになってこれがやりたいと思うようになったし、僕もああいう人間になりたいと思ったりしたのに、それを忘れてただ揺れ動いて、ああ、あんなことをするべきなのにこんなことをしなくちゃいけない、そういう思いでいきり立って誰かに勝たなければならないという気持ちばかりでした。昔自分がやりたくて始めたのはこういうことだったのに、という考えが大きくなってきて、だから最近はそういうことをまたやろうとしているんです。大層な初心というものはなく、ただやってみようと努力しているんですよ。だから僕のように何かが変わったと自らが感じているラッパーやヒップホップアーティストがいるなら、ちょっとそんなふうに考えてみるのもいいんじゃないかと思って書いたんです。

(全員悩み中……)

 

(Sudaが何か言おうとしたとき)それでは次の質問に進みます(笑)

Minos:チョ・ソングン(Sudaの本名)が今悩んで何かを言おうとしたのに(笑)

 

続いての質問はもう少し答えやすいと思います。「聴かせたいヒップホップ」たぶん次の作品の計画について尋ねても答えられないと思うので、チームではなく皆さん各自の計画をお聞かせください。

Zito:僕たちSoul Diveのアルバムは11月に出る予定です。

全員:(拍手)おお~~~!!

Zito:とにかくさっきの質問のように、僕たちはただ話したいことを書きました。僕たちもちょっとさまよいましたが、話したいことを書き続けるのが合っているみたいです。そのような部分を新しいアルバムにたくさん入れました。

RHYME-A-:Eluphantもお話しください。

Nuck:Eluphantはいつ出るんですか?

Minos:精神が錯乱してますね。

Kebee:僕たちは作業を継続しています。時が来れば出せるのでお待ちください。

Minos:作業はものすごくたくさんしました。

 

お2人ともソロ作品よりEluphantが先に出ますか?

Kebee & Minos:Eluphantです。

 

他の方はいかがですか?

Suda:僕はソロアルバムの仕上げ作業中です。すでに f***ing 2年間も作業をしてきましたが。もう告知が見えています。後半作業さえうまくいけば11月にはお聴かせできると思います。

Minos:アルバムのタイトルは何ですか?

Suda:アルバムのタイトルはまだ秘密です。代わりにひとつだけ教えてあげると、12曲くらいが収録されると思います。

DJ Juice:(Sudaを見ながら)ところでお前なんでメール送らないんだよ?

Minos:これは助けてやってください。お前なんでメール送らないんだよ?

(全員爆笑)

RHYME-A-:ちょっとメール送れよ

Nuck:今かなり優しく話したよ。君はなんで送らないの?

DJ Juice:いや、スクラッチを頼んでおいて2週間以内に終わらせてやるって言ったのに(笑)

Huckleberry P:ところでSuda兄さんのアルバムは本当にいいですよ。本当に!!

RHYME-A-:聴いたの?

Huckleberry P:数曲聴きました。完成したバージョンではなく。同じ感性があったとしても、僕がその感性で『gOld』を作ったとしたら、兄さんはその感性で「宗教アルバム」を作ったような感じです。

全員:宗教アルバム? 宗教アルバムって何だよ?(笑)

Nuck:あるよ。宗教アルバムがあるよ(笑)

Born Kim:僕は年内に企画していたプロジェクトが出せそうだし、2015年にはセカンドアルバムを出すつもりです。それからさっきの質問にすべて関連した話かもしれませんが、最近になって感じていることが、ラップをして音楽をすることが本当に幸せで楽しいと感じています。Huckleberry Pが言ったように、僕は年を取ってより豊かになったのが何なのかはよく分からないけど、今はエネルギーをセカンドアルバムに多く注ぎ込むつもりです。たぶんこれまで出した音楽とは違った内容とエネルギーを音楽の中にたくさん込めるつもりです。Born Kimのセカンドアルバムが出てたら楽しんで聴いてください。

Kangsanyeoul:僕もまあソロで準備しているものがありますが。

Nuck:声がものすごく悲しいんだけど、ちょっと明るく話してもらえませんか?(笑)

Kangsanyeoul:ソロアルバムは憂鬱なものじゃなくて。

Nuck:イエス!!

Kangsanyeoul:それと僕はあまり罵倒しませんが、罵倒も入っています。

Nuck:ついに人生とラップが一致しましたね(笑)

Kangsanyeoul:憂鬱なものは異邦人というプロジェクトとは別にしているんですよ。Kangsanyeoulのソロアルバムのときは僕にしかできない言葉で僕の考えを伝えられるよう準備しています。今回のライブで1曲でも最初にお聴かせしたいと思っています。

Nuck:今回は最高だね?

Kangsanyeoul:はい。

RHYME-A-:皆さん来てください!! 10月25日、V-HALL、Soul Dive!!

Nuck:今、Kangsanyeoulの話をしてるんだけど(笑)

Kangsanyeoul:はい。作業はほぼ終わった状態です。

Nuck:ではKangsanyeoulの新曲を聴けるということですね?

RHYME-A-:KangsanyeoulのNew Shit、初公開!!

Kangsanyeoul:これまでやってきたものとはまったく違うスタイルです。会場でお聴かせできればと思います。

Huckleberry P:僕はまず、11月にPinodyneのニューアルバムが出ます。おそらくEluphantも似た部分があると思いますが、前はPinodyneをやるときはテーマを持つことに強迫観念のようなものがありました。もちろんそうやって完成させるのもすごく楽しかったけど、手を焼いたこともあったんです。それで今回のPinodyneのアルバムでは、最近僕が一番入れ込んでいることだけをやって5曲を書きました。ところでそのテーマが全部女性なんですよ(笑) ヒップホップも何もかも全部取り払ってみたら、最近最も入れ込んでいるのが女性でした。だからすべてのテーマが女性なのですが、明白には語らないアルバムを作りました。

RHYME-A-:19禁なんですか?(笑)

Huckleberry P:そんな曲もありましたが、アルバムのカラーと合わないので抜きました。

RHYME-A-:うわ、卑怯な言い訳だ。

Minos:卑怯だね。

Huckleberry P:そんなこと個人的にいくらでも聴かせてあげるから(笑)

DJ Juice:さっきは歌詞に嘘をつかないと言っておきながら(笑)

Huckleberry P:いや、これは嘘をついたことにはならないでしょう。

RHYME-A-:おい! 俺たちが聴いてみたらそれが嘘なのか本物なのか分かるさ。

Huckleberry P:その通りです。嘘はバレるでしょう。だけど僕は嘘はひとつもついてないです。

Kebee:嘘と秘密の差はあるだろう。

Huckleberry P:あ、そうですね。そうですね。

RHYME-A-:なぜなら誰でも秘密はあるから(笑)

Huckleberry P:その次は僕にとって今年の一番大きな目標だった『焚身4』(焚身=Huckleberry Pのソロライブ・シリーズ)が残っています。しっかり準備しているので期待してください。1月1日になって前の年を振り返ったとき、計画しておいたことの半分しか守れなかった、そんなことが多かったです。だけどPinodyneまで出せば、唯一今年は計画しておいたことすべてができたことになります。

Zito:Juiceは計画があるの?

DJ Juice:計画はいろいろあるけど、ただ次の話は……

RHYME-A-:二世計画?

(全員爆笑)

※韓国では子供を作る予定を伺うときに「二世計画」という

DJ Juice:先ほど話したSpeaking Trumpetのパート2と、まだ具体化されていないことがあるので、具体化されれば話します。

RHYME-A-:僕はお知らせしたくありません。申し訳ありません。

Boyrock:僕はとにかく短期的には今年リリースした『The Brown』シリーズをまた準備していて、たぶん来年の初めには出せそうです。そしてバラ撒いておいた収録曲が出続けると思うので、今年はそれを仕上げることになりそうです。今後はずっとプロデューサーとして新しいフォーマット、進めてきたXシリーズとか、Boyrockらしい音楽を定義するために忙しく動こうと思っています。今回を良い機会にして、色々なシリーズを進めるつもりです。さらに新しいフォーマットを開発し続けて、素晴らしいSpeaking Trumpetのメンバーになれるよう努力します。それで来年は「宗教アルバム」を出して(笑)

 

それでは最後に付け加えたいことはありますか?

RHYME-A-:僕は最近、理想のタイプと恋愛中なので幸せです。

Minos:10月25日にSpeaking Trumpetのコンサートにたくさん来てください。11月1日には大邱のヒップホップトレインにたくさん来てください。

RHYME-A-:そして『焚身4』もたくさん来てください。Soul Diveのニューアルバムもたくさん買ってください。僕たちのSudaのアルバムもたくさん買ってください。そして僕たちをひとつの席に集めてくださったHIPHOPPLAYA、ありがとうございます。

Nuck:アルバムの作業をするときも全員集まれなかったのに、HIPHOPPLAYAのおかげでSpeaking Trumpetが初めて集まることになりましね。

Minos:もうこんなことはないでしょうね。あ、コンサートの日があったか(笑)

Nuck:そして最後に、HIPHOPPLAYAのキム・デヒョンさん、カムバックおめでとうございます。

全員:お~!!(拍手)

 

出所:HIPHOPPLAYA (2014-10-15)
日本語訳:Sakiko Torii

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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