Album | Soul Dive - SIN


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おととい12月2日、Soul Diveのニューアルバム『SIN』がリリースされました。シングル『Night Is Young』以来、約1年ぶりの新作となります。

Soul DiveとはNuck、Zito、D.Theoの3人からなるヒップホップ・トリオで、2013年には『Show Me The Money 2』で優勝を果たした実力派です。リーダーのNuckは1999年にキゲチ(機械音痴)という4人組グループのメンバーとしてMasterplanからデビューしましたが、2001年にキゲチはInfinite Flow(I.F.)として生まれ変わり、NuckとYoung GM(現Bizniz)の2人で2007年まで活動しました。その後、Speaking Trumpetやソロ活動を経て、2009年にSoul Diveを結成しました。以来、不汗黨やSpeaking Trumpetと並行させながらSoul Diveをメインに活動を続けています。

余談ですが、筆者はNuckのことを韓国ラッパーの中で5本の指に入ると思っていて、それは大抵の人に同意してもらえます。だけど韓国トップレベルのスーパーイケメンだとも思っていて、それは大抵の人から否定されます。惚れ惚れするほどイケメンなのに、人の好みってそれぞれですね。まあルックスの話は置いといても、ラップの実力は間違いなく相当なものです。まず第一に滑舌がいい。どれだけ早口にラップをしても、発音が全く崩れません。そしてリズム感の良さ。どんなビートにも絶妙なリズム感でラップを乗せます。そして単純に声がいいですね。太いながらも滑らかで通りが良い。

そんなSoul Diveが(Nuckの話しか書いてないけど)『Bad Habits』以来、3年半ぶりのアルバムをリリースしました。プロデューサー陣にはScore、Boyrock、Layback Soundを迎えたとのことで、かなり期待できますね。トラックリストは以下の通りです。

01. SIN
02. Take 3
03. H.B.D
04. 말랑말랑
05. 그녀가요
06. ZITO
07. 오늘밤이 무서워요
08. H.B.D (G-Slow Version)

タイトル曲の『SIN』は、ミュージックビデオも公開されました。この曲はSoul Diveが音楽活動を通じて感じてきた「罪」の話ということで、ミュージックビデオでも告解(キリスト教において罪の赦しを得るためにする儀礼や告白)をするような雰囲気を出しています。メンバーの後ろに降り注ぐ一筋の光は、罪、後悔、反省と今後進むべき道への意志を示しているそうです。

歌詞にも「貧乏なふりをしたくなくて自分の歌詞の背後に隠れた」とか「利己心で友人を失った。嫉妬で首を括り、自分の真心をすっかり殺してしまった」「貧乏なのは俺のポケットではなく、俺の心の中だ」「俺は変わった。外面だけを見る世の中に歩調を合わせ、嘘ばかり増えた」などと、懺悔のようなものが満載です。そして「結局変わったのは俺だった。何事もないかのように大切なものを失った。誰にも知られないうちに取り戻したい」「すでに失われたものを再び取り戻すため、俺はラップする」と、罪の告白をしつつ、今後進むべき道を明確にしています。

ビデオの中に出てくる『SIN』のフーディーとキャップが印象的ですが、フーディーはストリートブランドのSTIGMAとのコラボで、キャップはNEW ERAとのコラボだそうです。ビデオにはDJ Juiceも登場していますね。

ところでSoul Diveは、今回のアルバムのアートワークを手掛けたJay Flowと一緒に展示会を行なっています。初日には、Soul Diveによる無料のショーケースも開催されたそうです。『SIN』のアートワークは、拡大して見ると細部まで緻密に描き込まれていて、本当に素晴らしいですね。イルミナティをイメージしてるのでしょうか。展示会は12月9日までソウルで開催中ですので、この期間中にソウルに行く予定のある方は、ぜひ顔を出してみてください。

 


 

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Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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