Report | HI-LITE RECORDS Summer Tour 2014 in Tokyo (2/3)


リハーサル編からの続きです。

菊地成孔さんのラジオ『粋な夜電波』(詳細はこちら参照)の反響が予想以上に大きく、見込みを大幅に超える多くのお客様にお越しいただき、開演が10分遅れてしまうという嬉しい悲鳴で始まったHI-LITEの初来日ライブ。トップバッターはPaloalto & Evoです。1曲目の『무중력(無重力)』のイントロが流れるや否や、会場に響き渡る熱い歓声! ラジオではこの曲を掛けたので、この曲を聴きたくていらっしゃったお客様もいたかもしれないですね。いきなり一発目だったのでビックリされちゃったかもしれません。

PaloaltoもEvoも、最初から全力疾走でした。本気も本気、最初から120%の力を出しているように見えました。大ベテランのPaloaltoも、さすがに初めての海外公演ということでかなり緊張したようです。初心に返ったような気持ちだったのかなって思うと胸熱です。

この2人がタッグを組んでいる曲は、捨て曲が一曲もないくらいどれも素晴らしいのですが、中でも一番聴きたかった『Do It Like Us』が聴けたのが個人的には嬉しかったです。この曲はイントロのティッティッティッティ~だけでも悶絶するくらい好きです。それから『Seoul』では、会場みんなで「ソウル! ソウル!」って、CDで聴く限りはこんな風に騒ぐ曲ではないと思うんだけど、めっちゃ盛り上がりました。

MCではPaloaltoが日本語で「ボクハ ハイライトノ パロアルトデス」とご挨拶。そしてEvoが「ニホンデ ライブガ デキテ ウレシイデス」と。やっぱり少しでも日本語を言うと、お客様との距離がグッと近づきますよね。事前にいろいろな日本語を用意して練習してもらっていたのですが、実際にどれを言うかは本人たちに任せていたんですね。自分が言いたいことを言ってほしいし。だからEvoは日本でライブができて嬉しいと思ってるんだなーって思って感慨深かったです。

あと、Evoが『Ups and Downs』に入る前に語っていた話が印象的でした。

「昔すごくつらい時期があった。だけど、どんなにつらいことでも長くは続かない。生きてさえいれば、いつか必ず上がっていく。だからいつも顔を上げていて。誰もあなたに対して『君にはできない』なんて言ってはならない。ずっと続けてほしい。僕が音楽をやるのも、それをあなたたちに伝えたいからです」

この曲の歌詞も同じような内容です。「粘り強く生き残れ、夢をさらけ出せ、絶対止まらないで、顔を上げていて」って。「Huckleberry Pのラインが僕の気持ちをうまく表現している」という部分も歌詞もあって、そのHuckleberry Pのラインには「僕がそうであったように、君も僕の音楽を聴いて感じて欲しい。僕は医者じゃないけど君の心の病を癒す」といったことが書いてあります。本当にステキな人たちです。とっても不器用だけど、とっても真っ直ぐで。

 

余談ですが、私はEvoのことが大好きなんですね。もちろんHI-LITEは全員大好きなのですが、Evoの声は特にツボなんです。過去に何度か「デーモン・アルバーンの声質と似てる」と書いてきていますが、デーモンよりも好きな声です。今回のライブの企画当初、出演メンバーの人選をしてたときに私が「私はEvoさんが好きです。だからEvoさんは必須です」と言ったのですが、そのとき「え、Evo?」って言ってからフッと鼻で笑われたことを私は一生忘れません。

以前インタビューでEvoの認知度が低いことが心配だと語っていたPaloalto。そしたら、まさかの外国人から「何よりもEvo連れて来い」発言が出ちゃったんだから、そりゃ鼻息も漏れるますよね。鼻息漏らしながら、内心では喜んでいたに違いありません。

で、私と仲良しのお姉さんもEvoのことが大好きで、普段からEvoトークでよく盛り上がっているのですが、Evoが『예뻐(綺麗)』のパフォーマンス中に「You are so beautiful~」の部分で前方のお客様たちに指を差していたんですね。だけど私たちは一番後ろで観ていたので、お姉さんは「あの指差しが私たちじゃなかったのが心残り」と3回くらい言っていました(爆)

ま、そもそもこの曲、Evoが彼女のために捧げた曲なので!

ムキーー! ヾ(。`Д´。)ノ

 

さて、続いてステージにはHuckleberry Pが登場。

Huckleberry P自身もインタビューで「僕の持ち味はライブ。アンダー、オーバー合わせても指折り数えるパフォーマンスをする」と語っていますが、実際パフォーマンス・スキルは韓国トップレベルではないかと思います。クルクル変わる表情、両手を大きく振りかざして客をあおり、見せ場では声のトーンをあげたり高速ラップをしたり。「俺がHuckleberry Pだ! その目に焼き付けろ!」と言わんばかりの迫力のパフォーマンス。とにかく盛り上げ方を知っている人ですね。かっこつけず、気取らず、とことんバカ(いい意味で)になれる。

私は今年3月に初めてHuckleberry Pのステージを生で観たのですが(レポはこれ)、そのときは大きな会場で席も遠かったので、Huckleberry Pのパフォーマンスの素晴らしさがここまで伝わってこなかったように思います。お客さんと完全なる一体感が得られる小さな会場でこそ、Huckleberry Pの持ち味はより映えるんですね。

ちなみにHuckleberry Pが日本酒だと思ってステージでラッパ飲みして見せたのは、一刻者(いっこもん)という芋焼酎でした。アルコールが25度くらいあってストレートで飲むものではないので、飲んだ瞬間に「ウグッ」となった顔がすごかったです(笑)

英語が苦手なHuckleberry Pは、MCで「I can’t speak English very well」という教科書通りの英語で弁解したあと、韓国人のお客様に向かって韓国語でたくさん語りかけていました。数年前に韓国から夢を追って日本にやってきたというHuckleberry Pの友達の話をしてから、お客様に向かって「どんな夢を追って日本に来たか知らないけど、ずっとやり続けていれば叶う。僕も音楽をやり続けて、こうして日本でライブをする機会ができた」と話していました。

ツイッターでも同じようなことを書いていましたね。

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<訳:それにしても何年も着実にやっていれば、日本でライブをする機会も生まれるんですね。ラップをしてて良かったと感じた一日でした。来てくださったすべての方々に心から感謝いたします! Thank You!!…>

 

では、そんなHuckleberry Pの圧巻のステージを動画でお楽しみください! こちらの動画、冒頭は真っ暗な時間が続きますが、0:18頃からちゃんと映ってますので!

 

次は再び首長Paloalto、今度はソロステージです。やっぱ貫禄が違いますよね。Paloaltoが出てくると空気がピシッと引き締まるっていうか。ほかのラッパーと同世代なのに、ほかのみんなが修学旅行の中学生感満載だったのに対して、Paloaltoだけ引率の先生感が出ちゃってました。

冒頭のEvoとのステージに続いて、ソロステージでも全力疾走だったPaloalto。曲が終わるごとにマイクに「ブホッ」て息切れが入っちゃうくらいの燃焼っぷりでした。Huckleberry Pはパフォーマンスの凄まじさに会場が熱狂する感じだけど、Paloaltoはその存在感に圧倒される感じ。恋人として付き合うなら刺激的なHuckleberry Pだけど、結婚するなら安定感のあるPaloaltoみたいな。でもEvoが好き、みたいな(←誰も聞いてない)

そういえばPaloaltoの可愛かった小話をひとつご紹介。『Positive Vibes』に入る前のMCで「ネソネ~」という歌詞の部分を観客に歌ってもらうため、Paloaltoが説明をしました。そのときに「ネ ソン means my hand(ネ ソンとは僕の手という意味です」と言うところを「ネ ソン means my ソン(ネ ソンとは僕のソンという意味です)」って言っちゃって、その瞬間Paloalto本人が一番吹いてました(笑)

でも本番ではちゃんとみんな「ネソネ~」と完璧に言えてて、しかも「ナナナッナナ~」とか「ヘイ~! ホ~!」も大合唱で、ものすごく盛り上がりました。

そして『또봐 (Au revoir)』のイントロが流れたとき、歓声が「ワ〜!!!」ってなりました。やっぱみんなこの曲好きなのね。私も大好きです。ラジオでもこっちを掛けようか迷ったんだけど、菊地成孔さんと話し合った結果、より一般リスナーに訴えかけやすい『無重力』に決めたのです。

 

余談ですが、この『또봐 (Au revoir)』という曲は「マンナソ パンガウォ(会えて嬉しい)」という歌詞で始まるのですが、Paloaltoと初めて会ったとき、別れ際に「マンナソ パンガウォッソヨ(会えて嬉しかったです)」と言ってくれたんですね。心の中で「出た! リアル マンナソ パンガウォ! いただきました!」って興奮しているのが表情に出ちゃったみたいで、Paloaltoも笑いをこらえてるような表情をして、2人の間に変な空気が流れました。

そのときちゃんと「リアル マンナソ パンガウォ!」ってPaloalto本人に突っ込めなかったことを後悔してたのですが、今回の来日ライブのあと、別れ際に『또봐 (Au revoir)』のメロディに合わせて「マンナソ パンガウォ~♪」と言ったら、あの独特な笑い声でウハハハハと笑ってくれたので、半年前に突っ込みそびれた心残りが少し満たされた気がします。

なんのこっちゃ。っていう、どうでもいいエピソードを書いてしまいましたが、ここで『또봐』のパフォーマンスを動画でお楽しみください。

 

お次はReddyです。Reddyの魅力は、サウンドからもファッションからも漂うオシャレ感、それから濃厚ソース顔には合わないキュートなボイスですね。あの顔で声がPaloaltoだったら、塩分が強すぎます。

私はReddyのパフォーマンスを生で観るのは初めてだったのですが、『1985』とか『그냥해』のようなゆるいビートに乗せた軽やかなラップや、気負わない自然体のパフォーマンスからは、なんとなく今どきの日本の若者に通じるものを感じました。日本語で「ボクハ ハイライトノ レディデス」と挨拶したあと、韓国語で「韓国語で話しても、何を言ってるか感じることはできるでしょ?」って言っていたのが男らしかったです。

ファンと作り上げる一体感も相当のもので、『강변살자(川沿いに住もう)』に入る前、Reddyが「トウキョウ!」って言ったらファンが「サルジャ!(住もう)」ってレスポンスする練習をしてから曲が始まったのですが、Paloaltoの「ネソネ〜」に続き、見事なまでの「トウキョウ! サルジャ! トウキョウ! サルジャ!」っていう連帯感でした。

そうそう、Reddyといえばこの日Milkywayからもらったスタッフパスのシールをスーツケースに貼っていたんです。日本でライブできたことが本当に嬉しかったんだろうなあ。スーツケースに貼っちゃう素直な行動を見て、なんて純粋な人なんだろうって思いました。

 

そんな純粋でオシャレなReddyのソロステージが終わり、HI-LITEの末っ子、Okasianがステージに登場しました。最近眉毛を細くして、髪の毛も伸びて、すっかり小栗旬みたいになったOkasian。あれ、Okasianってこんなにイケメンだったっけ? ってときめいた女性ファンも少なくないのではないでしょうか。

アメリカ育ちで国籍もアメリカ人のOkasianは、本場アメリカの最新ヒップホップのグルーヴをHI-LITEに持ち込んだ人でもあります。人見知りしないフレンドリーな感じもアメリカ人っぽいですね。Reddyと同じくThe Cohortというクルーにも所属しています。そんなオシャレ若手ボーイズ、ReddyとOkasianの『New Seoul』のパフォーマンスを動画でご覧ください。この曲はThe Cohortのコンピレーションアルバム『Orca-tape』に収録されています。

 

PaloaltoとEvoは安定感のある大人なステージ、Huckleberry Pはロック的な疾走感あるステージ、Reddyは洗練されたオシャレなステージ、そしてOkasianはとにかくゴリゴリなステージでした。音楽性もHI-LITEの中ではサウス感が強く、ひたすらゴリゴリで悪そうな雰囲気。

だけどMCでは優しくていい人な素顔がダダ漏れちゃうんですよね。HI-LITE恒例の挨拶と化した「ボクハ ハイライトノ オケイションデス」も完璧な発音でこなし、しかも「タノシイデスカー?」「アイシテルー」まで飛び出しました。アイシテルはカンペに書いてなかったので、Okasianからのオリジナルメッセージということです。

あと、個人的な話になってしまいますが、Okasianがステージの上で「サキコさんという方が僕たちを日本に呼んでくれて」と語ってくれたことに感動しました。私がどれだけ嬉しかったかOkasian本人は分かってないと思うけど、本当に嬉しかったんだから! このハート泥棒! このこの! やっぱり付き合うなら、ここぞというときにこういった気の利いた言葉を掛けてくれるOkasianですよね。でも結婚するなら(以下ループ)

 

そしてついにお茶目ボーイ、B-Freeの登場です。自己紹介では恒例の「ボクハ ハイライトノ ビーフリーデス」を言って、さらに自分の名前はFreeだから日本語では「自由」だっていうのをやたら連呼していました。「ジユウ? ジユウ。ジユウ!」って。うん、あなたほんと自由よねって思いました。

まあでも一番ずっこけたのは、突然日本語で「ニホンジンデス!」って言ったことですね(笑) いやあなた日本人じゃないでしょ(爆)これ、どうやら「日本人の方は手を上げてください」と言いたかったようです。そして「僕たちは違うけど、音楽を通してはひとつだ」って英語で言っていました。それから『느껴』のヴァースをアカペラで披露してくれたんですね。Kid Ash(Keith Ape)が今回日本に来れなくてこの曲ができなかったから、アカペラで披露しますって。

その歌詞の内容が「みんな目、鼻、口、皮膚の色も様々だけど、俺たちの中身はみんな同じ。俺たちは違う言語と文化の違いを越える。絶対に重要ではない、君と俺の年齢。君もこれを感じたなら、ただうなずいて。君の頭を。俺たちはみんな音楽で通じ合う」というものなのです。セットリストにない曲なのにアカペラで披露してくれたのは、この歌詞に込められているメッセージをどうしても日本のファンに伝えたかったからなのでしょうね。

元々歌詞に「東京からNew Seoul、僕たちはどこへ行ってもすべてのステージを全部破壊する」ともあるので、東京でライブすることを見据えてこの歌詞を書いてくれたのかもしれませんね。帰国後にリリースした『My Team』でも「日本」と書いてくれていますが、特別な思いを抱えて日本でライブをして、そして帰って行ったのかと思うと本当に感激です。

 

次の動画は『Hot Summer』ですが、曲に入る前に「We are not K-POP」って言ってるのがB-Freeらしいというか、HI-LITEらしいというか。『Cool Kids』という曲の中でもPaloaltoが「俺はK-POPじゃない。誇り高き韓国ヒップホップ」とラップしています。実は帰りの羽田空港で、空港の警備員が彼らをK-POP歌手だと勘違いしたというハプニングが起こったのですが、そのときのB-Freeの拒絶っぷり。すっごい苦い顔して「違う違う! K-POPじゃない!んもぉーーー!」ってなってました(笑)

誤解しないでいただきたいのは、彼らはK-POPを馬鹿にしているのではなく、まったく別のものだから一緒にしないでって言ってるんです。自分たちが誇りを持って取り組んでいることを、まったく別のものと同じラインに並べられるから抵抗しているんですね。日本人だって、日本ってだけで何でもアニメとかコスプレとかって言われると困っちゃうようなもんです。

それでは『Hot Summer』のパフォーマンスをお楽しみください。ストレートな歌詞が魅力のB-Freeは、パフォーマンスも同様、変にかっこつけずにストレートなところが素敵ですね!

 

そうそう。B-Freeもステージ上で私の名前を呼んでくれました。このハート泥棒! そしてハートを盗まれたその翌日、聞いてないのに「近々結婚する」と報告されて、振られました。頼んでないのに「サラちゃん」と言いながら婚約者の写真も見せてくれました。ご結婚おめでとうございます! 末永くお幸せに♡♡♡

そういえば今週は『기억해 (I Remember)』のミュージックビデオが公開されますね。この曲は今年6月にリリースされたアルバム『Korean Dream』に収録されていて、歌詞の内容がサラちゃんへのプロポーズとなっています。そしてミュージックビデオにもサラちゃんが後姿だけちょろっと出演しているようです。楽しみですね!

 

最後は全員でステージに上がって『정신차려』『My City』『Peace & Love』『살아남아』とノンストップで一気に走り抜けました。「イクゾ! イクゾ!」と叫んで、HI-LITEもファンもみんなジャンプして会場全体が大きく揺れていました。

『My City』は「ソウルは僕が行きていく街、僕の夢が実現する場所」といった内容の歌詞なのですが、Evoが『My City』に入る前に「We represent Seoul city, but we love Tokyo city!」って言ったんです。僕たちはソウル代表、だけど東京愛してるよって。みんな違う形でそれぞれ同じようなことを言ってくれますよね。うわべだけの言葉じゃなくて、お互いに心から気持ちが通じてる気がして嬉しかったです。そういう感情から生まれる一体感が会場いっぱいに広がっていました。

そんなステキなEvoですが、最後に激しい曲が連発だったのでスタミナに限界が来てしまったようで、ステージの後方でゼーゼーしながら休んでいたのを目撃した人が多数(爆)Paloaltoもだいぶ疲れてそうだったけど、Paloaltoの場合はOkasianとかB-Freeとかのステージにもチョイチョイ出てて2時間出ずっぱりだったからねー。

一方、細マッチョのB-FreeとReddyはいつまでもケロッとしていたので、やっぱりステージに立つ人は体を鍛えるのも大事なんだなーと思いました。でも付き合うならB-FreeやReddyみたいな細マッチョがいいけど、結婚するなら(←しつこい)

OkasianもHuckleberry Pもスタミナはあったな。この2人はあまり鍛えてるイメージがないんだけど、もしかして脱いだらすごいのかしら? 脱がれても困るけど。

 

ところで私の友人のえっこさんが、今回日本に来れなかったHI-LITEのSoulfishと211とSoul Oneの似顔絵や写真で作ったお手製のうちわを持ってきました。『My City』のとき、一番後ろで私たちがそのうちわを振っていると、B-Freeがラップをしながら目を細めてジーーーッと必死にこっちを見て、なんの絵なのか気づいた瞬間、笑いながらHuckleberry Pにトントンって教えてあげてました(笑)そして曲が終わったら、今度はHuckleberry Pが笑いながらPaloaltoにトントンって教えあげて、2人でこっちを指差して「Soulfish!」って言いながら爆笑してました(笑)

ライブ終了後、Paloaltoが「そのうちわ写真撮らせて」って言って写真を撮っていたのですが、Soulfishにも見せてくれたかしら。見たらきっと喜ぶと思うなー。だってこの完成度の高さだもん。えっこさん、ごいすー!

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アンコールは再び全員で登場し、『Loco 2』で大盛り上がり。楽しいライブもあっという間に終わってしまいました。あっという間ではあったけど、HI-LITEの皆さんも、ファンの皆さんも、大いに踊って歌って叫んで盛り上がった最高の2時間でしたね。

HI-LITE側も日本のファンに会うのが初めてだったし、観客の皆さんもHI-LITEや韓国ヒップホップのことをそこまでよく知らない方が割と多く、お互い最初は手探り状態でライブが始まりましたが、終わるころにはHI-LITEと客席の間に漂う一体感が半端なかったです。

HI-LITE側が音楽で投げかけてくる思いを観客が受け、声援で返す。まあそれはライブでは当たり前のことなんだけど、「3度の飯よりHI-LITEのことが好き」ってほどファンでもない人々が大部分を占める中、音楽のみで対話をしている印象を受けたんです。そのアーティストがどんな人なのかよく知らないけど、音を通して全部伝わったよ、みたいな。で、結果的にこれを機にHI-LITEの音楽にハマってくれた人も少なくないようです。

それはHI-LITE側も同じで、ライブが終わったあとのアフターパーティーで「日本って最高!」と大絶賛していました。「呼んでくれなかったら、こんないい国だと知ることはなかった」とまで言ってもらえて、本当に胸が熱くなりましたよ。ライブのラストで会場を満たした一体感。このバイブスは文章ではなく動画で体感していただきたいので、最後に『Loco 2』の動画をどうぞ。

 

すごい一体感でしょ? HI-LITEのみんなも、ファンのみんなも、本当に楽しそう。

最後の力を振り絞ったパワフルなパフォーマンス。それにしても相変わらず迫力満点のHuckleberry Pのステージ。Huckleberry Pには派手な衣装もセットも特効もいらないですね。HI-LITEのみんなの表情も晴れ晴れしいですよね。やりきった感がすごい。そして最後にB-Freeが「アイシテル」を連呼してるのも萌えポイントです。この瞬間、確実にHI-LITEとファンの間にはアイシテルビームが炸裂していました。

温かい愛の空気がMilkywayを満たす中、HI-LITEの初来日ライブは幕を下ろしました。

 


 

セットリスト

01. 무중력 + 예뻐 + 손대지마 + Do It Like Us / Paloalto, Evo
02. Seoul / Paloalto, Evo
03. Ups And Downs / Evo, Huckleberry P
04. Do It + One & Only / Huckleberry P, Paloalto
05. The Kid / Huckleberry P
06. 클로버 / Huckleberry P
07. Rap Badr Hari / Huckleberry P
08. Renaissance + Nice Life + Circle / Paloalto
09. 또봐 (Au revoir) / Paloalto
10. Positive Vibes / Paloalto
11. 1985 / Reddy
12. 그냥해 / Reddy
13. 강변살자 / Reddy
14. New Seoul / Reddy, Okasian
15. Damn Thing Funny / Okasian
16. Genius / Okasian
17. 소문내 / Okasian
18. 불타 / B-Free
19. 막지못해 / B-Free
20. Hot Summer / B-Free
21. 정신차려 / B-Free, Okasian, Huckleberry P
22. My City / Okasian, Paloalto, B-Free
23. Peace & Love + 살아남아 / Paloalto, B-Free, Huckleberry P, Reddy

– アンコール –
24. Loco 2 / Paloalto, B-Free, Huckleberry P

続く


Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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