Report | HI-LITE RECORDS Summer Tour 2014 in Tokyo (1/3)


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韓国のアンダーグラウンド・ヒップホップシーンを牽引していきているHI-LITE RECORDSが、2014年8月30日(土)ついに初来日ライブを渋谷で開催しました。去年の不汗黨に続き、私が企画と主催を務めさせていただきました。企画当初は単発ライブとして話を進めていたんだけど、いつの間にか韓国国内で行なうサマーツアーの一環となり、しかも東京公演が輝かしいファイナルを飾ることとなりました。

レポを書きそびれているうちに3ヶ月も経ってしまいましたが、ライブに参加された方には再びあの感動を思い起こしていただくため、そして参加できなかった方には少しでもあの感動をおすそ分けするため、なんとかレポを完成させました。長くなったので記事を3つに分けました。1つ目がリハーサル編、2つ目がライブ本番編、3つ目がアフターパーティー編となっています。

 


 

まずはリハーサル編。会場は渋谷のMilkywayです。

リハーサルでは主にサウンドチェックを行うのですが、私はPAの方とHI-LITEの間に入って通訳を務めました。モニターとメインスピーカーのボリューム調整、イコライザー調整、リヴァーブ調整、ハウリングポイント調整などやることは色々ありますが、中でも特にHuckleberry Pはこだわりが強く、一番調整に時間が掛かったと思います。

あと、韓国からこのバナーっていうんですか? を持ってきてくれたので、みんなで設置しました。これがあるのとないのでは印象が全然違いますね。

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ところでリハーサル開始にあたって、機材の設置がちょっと遅れてしまったんですね。そしたらなんと、HI-LITEの皆さんが今のうちにショッピングに行きたいというのです(爆)「えええ!? 嘘でしょ!? 」と思ったのですが、まあ実際に設置準備もちょっと遅れてるし、本当はおとなしく待機しててほしいところだけど、どうしても行かせてくださいお願いしますって感じなので、30分で必ず戻ってくるよう約束させて買い物に行ってもらいました。

そして会場周辺のお店でショッピングを楽しんで、ちゃんと30分で戻ってきました。よしよし。ちゃんと約束守れる子、HI-LITE。

と思ったら、日本のコンビニをえらく気に入ったB-Freeが「コンビニどこ?」と聞いてきました(笑) それで「あそこにファミリーマートがあるんだけど、緑の看板が見える?」と伝えたら、そっこーでファミマに行ってしまいました。B-Freeの日本のコンビニ溺愛っぷりは、彼のこのインスタグラムの写真とコメントを見ていただければ一目瞭然かと思います。

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<訳:どうして500円のお弁当がこんなに見事においしくできるんだろう……。コンビニの食べ物が本当においしい>

 

コンビニのカツ丼でここまで喜んでもらえるなんて、このカツ丼の商品開発者の方がこれを知ったら、さぞかしお喜びになることでしょう。ちなみにこの写真の右上のほうに写り込んでいる韓国語。これ、私が渡しておいた日本語練習用の紙です。「ニホンノ ファンノ ミナサン ハジメマシテ」とか書いてあるのですが、夜中にB-Freeがコンビニ弁当を食べながらこれを練習していたのかと思うと萌える(笑)

コンビニネタといえば、下の写真を見たときは激しく吹きました。左からReddy、Okasian、B-Free、Evoですが、特にOkasianとEvoの普段なかなか見せないようなこの笑顔。酔っぱらっててめっちゃポーズ取ってるんだけど、それぞれ手に持っているものがアイスとかカップヌードルとか、しょぼすぎる(爆)

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コンビニに行っちゃったB-Freeのことは置いといて、みんなで腹ごしらえタイムです。今回、私の友人ののりこさんと伊藤さんがお水を差し入れしてくださいました。お2人のステキな計らいでラベルをHI-LITEのロゴにしていただいたのですが、ケースを開けるとき、そばにいたOkasianを驚かせようと思って「これを開けてみたら~?」と無駄にもったいぶってみました。そして開けたラベルを見た瞬間、Okasianは上のコンビニ写真と同じ笑顔で「うおぉぉぉ~!」と喜んでいました。織田裕二の「キターーー!」のポーズで。

これがそのお水です。ステキでしょ?

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それからロボさん、えっこさん、ケイちゃんがお弁当を差し入れしてくれました。こちらもHI-LITEのロゴをプリントした紙をお弁当に巻き付けていたので、水とお弁当を見たHI-LITEの皆さんは、テンションがMAXまで上がって大騒ぎでした。それまで緊張のため少し固かった表情が、パアッと明るくなった瞬間でしたね。頬が緩んで、みんな目がキラキラして、「うおぉぉぉ~!」という声があちこちから飛び交って。

Paloaltoなんて本当にもうニコニコーってしちゃって。お水とお弁当と私を交互に何度も見て、え? え? ナニコレ? って感じになってました。そして写真を撮ってくれと目で訴えられ、パシャリ。このあと、HI-LITEのスタッフにも「撮って、撮って」とお願いして撮ってもらってました。可愛すぎて反則です。

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お弁当も本当においしかったようで、完全に遠足のお弁当タイム状態でした。遠足っていうか、基本的に来日中はずっと修学旅行状態でしたね。しかも高校生じゃなくて中学生(笑)

コンビニから帰ってきたB-Freeが、みんなよりも一足遅れてお弁当とお水に興奮し、例によってインスタグラムにその思いをアップしていました。

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この「Arigato gozaimasu」は、入力するときに私の元にスペルを聞きに来ました。いちいち可愛くて困る。

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<訳:すべてのものが。全部。本当に。ものすごく。おいしい>

 

ためすぎ(爆)

そんな感じのテンションでリハーサルに入ったので、みんな本当に楽しそうでした。床に貼った日本語のカンペに、例文として「ボクハ ハイライトノ パロアルト デス」という文章を載せていたのですが、B-Freeが分かっててわざと「ボクハ ハイライトノ パロアルト デス」と言うので、みんな爆笑でした。ほかのメンバーも悪乗りして、「ボクハ ハイライトノ パロアルト デス」「ボクハ ハイライトノ パロアルト デス」って(笑)

下の動画はその直後に撮影したものなのですが、Huckleberry Pが「We are Paloalto!」と言っているのは、その流れがあってのことです。俺たちPaloalto!(笑)

 

韓国語式の発音が「ハイライトゥ」なのに対して、日本語式の「ハイライ」を練習している様子もかわいいですね。それからライブ本番中も頻繁に言っていた「イクゾ!」も出てきていますが、これは今年6月に東京ドームシティホールで開催されたイベント『One Nation』で、Locoが言っていたものをパクらせていただきました(コソコソ)

韓国には「ザ行」の発音がなくて、どうしても「ゾ」が「ジョ」になってしまうので、「イクジョ」にならないように「Zone」の「Zo」としつこく教えた(&カンペにも書いておいた)のですが、その甲斐あってちゃんと「ゾ」と言えてて安心しました。余談ですが、帰りに羽田空港でチェックインをするとき、B-FreeだったがReddyだったかが「イクゾ!」と言っていて吹きました。使い方が完璧すぎる。

次の動画は『Peace & Love』のリハーサル中です。Huckleberry Pが妙に可愛いダンスをしていますね。私がバタバタしていたせいで、ちゃんと曲の最初から最後までを撮影できてないのが残念ですが、これを観て少しでもリハーサルのリラックスした雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。

 

リハーサルも一息ついた頃、ふざけていたB-Freeがステージから後ろにゴロンと転がり落ちました。なんていうか、本当に「ゴロン」という表現がこれほどピッタリ当てはまることもないくらい、ゴロンと。そして、その姿を見てみんなで大爆笑。さらには撮影攻撃。「アイタタタ」と起き上がりながらも、笑顔でピースをくれるB-Free。怪我がなくて本当に良かったけど、こういうところもいちいち中学生みたいですね。メンバー全員、1人1人が個性の強いHI-LITEですが、特にB-Freeはエピソードに事欠かない。

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そしてMilkyway様からのご提案で、お客様に販売するドリンクにHI-LITEのメンバーの名前をつけることに。各メンバーに、自分の名前はどのドリンクにするか選んでもらいました。Reddyのピーチが妙にツボです。

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下の写真は、リハーサル終了後から開場までの短い時間、簡単なインタビューを真剣に受けているHI-LITEの様子です。この写真、インタビューを受けてるというより、何かありがたいお話を拝聴している人たちみたい(笑)

\ははぁ~。ふむふむ。ほぉ~/
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下の写真は『Interview | Huckleberry P – gOld by HIPHOPPLAYA』の最後に載せた写真と同じものですが、Huckleberry Pのインタビュー和訳記事を本人に渡しているところです。

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そして開場時間の17:00となり、お客様が次々に入場を開始しました。するとここで、まさかの事態が発生。なんと、HI-LITEの皆さんがショッピングに行きたいというのです。またかよ! ってか 嘘でしょ!? 何しに日本に来た!

必死に「いやいやいや! もうお客様が入場してるのでダメです!」って伝えても、なかなか聞き分けが悪いHI-LITEの僕ちゃんたち。すでにフロアにお客様が入ってるのに、ゾロゾロっと楽屋から出てきちゃって、「わあ! わあ!」って慌てて全力で楽屋に押し戻しました。「本当にごめんなさいねー。」とだけリピートし続ける私を見て、ようやく諦めて楽屋に戻っていった僕ちゃんたちの表情は、完全に「ちぇ~」っていじける中学生でした。やれやれ。

そしていよいよ開演……!!!!!

続く


Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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