Interview | B-Free - Korean Dream by HIPHOPPLAYA


KoreanDreamInterview01.jpg

 

アルバム『희망(Hope)』以後、HI-LITEのコンピレーションアルバム、Nightmare Projectなど熱心に多数の作品を出してきましたが、特別なきっかけはありましたか?

きっかけ? ただ食べていきたくてそうしていました。

 

それがすべてですか?(笑)

はい。出せば出すほど、たくさんお金が入ってくるからです。

 

KoreanDreamInterview02.jpg

 

分かりました。今回の『Korean Dream』の発売までの話をしましょう。『HI-LIFE』はB-Freeさんが主導的に先頭に立って完成させたアルバムで、HIPHOPPLAYA Awardsで「今年のアルバム」を受賞(※1)するなど評論家と大衆から良いフィードバックをたくさん受けましたが、どう思いますか? 少々時間が過ぎましたが。

HI-LITEのコンピレーションアルバムには本当に満足していて、楽しく作りました。おかげでライブもたくさんしたし。今考えてみると、かなり気持ちも満たされていい気分です。

※1 2013年のHIPHOPPLAYA Awardsの結果は こちら をご参照ください

 

おっしゃる通り、去年はライブなど大変忙しく活動しましたね。『희망(Hope)』のときより少しは経済事情が良くなりましたか?(笑)

はい。コンピレーションアルバムのおかげでHI-LITEのメンバーと一緒にライブをすることが多かったです。一緒に交渉を受けることが多く、去年は本当にライブが多かったです。イベントも多かったので、去年は思ったよりたくさん稼いでたくさん使った一年だったと思います(笑)

 

それでもまだ満足ではないでしょう?(笑)

いや、本当に去年ぐらい稼いで使うことができれば良いと思います。もちろん欲もありますが、それでも去年ぐらいあれば食べて使うことができるので幸せです。

 

KoreanDreamInterview03.jpg

 

その間に問題がひとつ起こりました。キムチナベ(※2)と同様にB-Freeの関連検索ワードである防弾少年団の話をしましょうか。あの事件(※3)について話していただけますか?

はい、いいですよ。

※2 キムチナベ:B-Freeが好きな「かつし」というトンカツ屋さんのキムチ鍋。和食屋さんだけに料理名が韓国語の「キムチチゲ」ではなく日本語の「キムチナベ」なのか、B-Freeがインスタグラムにそこのキムチ鍋の写真をアップするたびにハングルで「キムチナベ」と書いている。それで「B-Free キムチナベ」と検索した人が続出し、検索窓に「キムチナベ」と入力すると関連検索ワードとして「B-Free」と自動表示されるようになった……と一生懸命この解説を書いてたら、2~3日前にまたB-Freeが「かつし」のキムチナベをアップして吹きました(爆)

※3 防弾少年団の事件:音楽評論家のキム・ボンヒョンが進行を務める『ヒップホップ招待席』というラジオ番組があって、2013年11月に番組の1周年記念として公開放送が行なわれた。そこにHI-LITEのB-Freeとアイドルグループの防弾少年団がゲスト出演し、B-Freeが防弾少年団に「アイドルなのに、なんでヒップホップを名乗るの?」といった質問攻撃をして、防弾少年団のファンからは公開ディスと受け取られて大きな騒動となった

 

当時『キム・ボンヒョンのヒップホップ招待席』の公開放送で、B-Freeさんの態度が論争を呼びましたよね。

うーん……態度が悪かった?

 

はい(笑) あれは意図的に行動したのか、それともほかの理由があったのか気になります。

あの日のラジオは意外にちょっとシリアスな雰囲気で行われていました。僕はすごく楽しくやろうとしていて。自分なりに楽しくやろうとふざけたのですが、僕の考えが甘かったのが、彼らが普通の人っぽくないことを知らなかったんです。だから僕たちミュージシャン同士だったらお互いにからかって、僕がHIPHOPPLAYA RADIO(以下、ヒップルラジオ)(※4)でやってるみたいにただおもしろく自由にからかったりして、相手も僕に対して茶化したいことがあればやり返すんだろうと思ったんですけど。彼らは……なんて言ったらいいんだ?

※4 HIPHOPPLAYA RADIO:通称ヒップルラジオ。B-FreeとHuckleberry PがMCを務める「수요일밤(水曜日の夜)」というインターネットラジオ番組。韓国ヒップホップの総合情報サイト、HIPHOPPLAYA(このインタビューをやっているサイト)が運営している番組。過去の放送はこちらで観れます → http://www.ustream.tv/channel/hiphopplaya

 

まじめ?

はい。あまりにもガチガチでまじめに話すじゃないですか。僕はそういう人たちに会うことがほとんどないから分からないけど、世間体を考え続けながらって感じ? 僕はそれを知らなかったんですよ。僕が言ったことを彼らが笑って、同じようにやり返してくると思ったのに、全然そうじゃなかったでしょう。僕も軽くパニックで、それ以降感じたことがあります。ああ、彼らは自分の考えを言うことができないんだ。ただ言葉が通じないんだな。それである意味ちょっと申し訳ない面もありました。僕が放送開始前に失敗したこともあって。申し訳なかったです。

 

KoreanDreamInterview04.jpg

 

問題が大きくなった理由のひとつに、放送前にSNSで防弾少年団のことを言及して批判した部分もありますし、以前『희망(Hope)』のインタビューで「ヒップホップを分かりもせずに自分が有名になりたいだけの人がいるとしたら、僕のキャリアをかけてでもその人を排除したい」ということを言っていて、その延長線上で何か意図して言ったのではないかと思ったんです。

ああ……その意見のせいで。

 

はい。話を聞いてみると、そういう思いで行動したのではないんですよね?

はい。その話をしたのは『희망(Hope)』のインタビューのときだったでしょう?

 

はい。

あの頃までの僕はヒップホップの救世主、そんな感じに行動すべきだという、異常でしょうもない、ある意味本当にしょうもない責任感がありました。今回の件は違います。ただ楽しくやろうと、僕が堅苦しいことが嫌いだから、ちょっとからかったらどんな反応をするだろう? この人たちも僕にやり返したらかなり笑えるだろう。おもしろそうだなって考えでした。ヒップホップを守らなければ、という考えではなかったです。実際人間は考え方が変わり続けるじゃないですか。色々なことを経験したり周りの人と話をしたりして考え方は変わるけど、ただ正直、みんな内輪で集まったときは彼らみたいな人たちに対してこうやって話すじゃないですか。陰で言うのはOKなのに、面と向かって言ったら世界で最も礼儀をわきまえない人間のように扱われるけど、むしろそれが僕なんです。正直言ってみんなそんな話をしたり考えたりしてるはずなのに、面と向かったらそうじゃないふりをするでしょう。僕はそれが嫌だったんです。だから別に彼らを排除してやろうなんて意味でもなければ、僕のキャリアをかけてでも食っていけなくさせたいというものでもありません。だけど少なくとも彼らのような人たちは、ヒップホップミュージシャンたちと会ったりああいう席に来る場合、ああいうことが予想されると分かっておくべきだと思いますよ。彼らは僕のような人間と同じ番組に出るとき、起こり得る状況を予測すべきでしょう。あと、僕はキム・ボンヒョンさんが良くなかったと思います。キム・ボンヒョンさんは、僕がこういう人間でこういう考えを持っていることを知っていたにも関わらず、一ヶ所に座らせたじゃないですか。だからああいう状況を願っていたんだと僕は思います。

 

もしヒップルラジオで似たような状況が起こったとしたら?

ヒップルラジオだったら僕は最大限に尊重するつもりです。ヒップルラジオは僕ひとりでやっているのではないし、B-Freeがヒップルラジオのホストとして、進行者として出ているわけじゃないですか。だから僕の個人的な面はなくしています。本当に言いたいことは我慢して、自分なりのプロ意識を持ってやるよう努力しています。もしヒップルラジオに防弾少年団という人たちが出るとしたら、出ないことを願いますが、出るのだとしたら、あそこまではしないでしょう。

 

分かりました。あの日以降、防弾少年団の方と連絡したことはありますか?

いいえ。僕は初めから彼らのことは考えてないです。彼らは僕の頭の中に1秒も出てきません。あのときは彼らが目の前にいたからああ言ったけど、彼らの活動を追いながらどうこう言うものでもないので、僕の頭の中には最初からいないです。だけどある日テレビをつけたらラップモンスターという人がソロで出したミュージックビデオが出てきたんですけど、何だか僕をディスしているみたいな曲だったんです。僕はむしろうまくいったと思います。このようなことでラップの歌詞を書くこともあって。それとともに「そうだ、俺をののしれ」と思いました。僕なんて音楽では彼らのことを気にも掛けないのに。僕がどうこう言ったことが彼らにとって刺激になってこういう曲ができたんだなぁって、何だかうまくいったねっていう考えしかないです。

 

先ほど『희망(Hope)』のインタビューの頃までは「ヒップホップ救世主」にならなければならないという考えだったが、その部分は薄くなったとおっしゃいましたよね。特別なきっかけはあったのですか?

まあ年を取ったんでしょう。今回の『Korean Dream』は僕が作業しながら感じたことをアルバムに込めました。例えば「俺も世界平和を望んでいるが 俺に最も必要なのは俺の家族の平和」という歌詞があります。結局、僕自身がきちんとして、僕自身を守って、僕自身がちゃんと食べてちゃんと生きているというのが一番重要なことなんだ、だから世界を気にするのではなく、僕自身がうまくやればいいんだと考えるようになりました。

 

 

では『Korean Dream』のアルバムについて話をしましょう。アルバム収録曲の中でミュージックビデオが公開されたのは、シングルで先行公開された『Hot Summer』しかありません。もしかしてほかのビデオも追加で公開されますか?

今準備しようとしていたのがひとつと、また準備段階に入りそうなのがありますが、制作費の問題であまり進行できなかったんです。そろそろ入るところです。

 

KoreanDreamInterview05.jpg

 

『Hot Summer』のミュージックビデオからアルバムのアートワークまでAugust Frogsと作業しましたね。すでに多くの方が存在を知っていると思いますが、B-Freeさんから改めて紹介をしてください。

August Frogsは写真家のイ・ヨンジュン、デザイナーのキム・セヒ(a.k.a Korlio)、映像監督のカン・スンウォン、そして音楽を担当しているCoke Jazzで構成されたチームです。元々親しかった人たちですが、今回のアルバム作業を通してより一層固い結束力ができましたよ。

 

B-Freeさんが頭の中で想像していたものを実際に表現するために多くの助けを与えたチームですね。

はい、そうです。もし今回August Frogsと仕事をしていなかったら、今回のアルバムはクオリティがはるかに落ちていたと思います。

 

では作業記を作ってくれたJan’Quiさんのご紹介もお願いします。

Jan’Quiは、元々Kid Ash(後のKeith Ape)と一緒にThe Cohortのミュージックビデオをたくさん作っていた友人です。作業記は、今回のアルバム制作を開始した頃にお願いしました。去年の秋、「アルバム制作中に作業記を作るから時々来て撮影してくれ」とお願いして作ったんです。Jan’Quiは元々プロデューサーでした。ビートを作りたかったのに、自分たちのクルーでビデオを担当したやつがあまりにも無責任だったために自分で映像を作り始めたのですが、僕から見てJan’Quiは天才だと思います。かなり天才です。

 

今回のアルバム作業が開始されたのは、去年の秋なんですか?

はい。

 

では1年も経たずに出たんですね?

はい。そういうことです。

 

『희망(Hope)』と比べると、作業期間がかなり短くなったんじゃないですか?

そうですね。『희망(Hope)』はほとんど僕ひとりでやったから長くかかったんだと思います。

 

今回のアルバムはCoke Jazzさんと一緒にやったから作業時間が短くなったんですね?

はい、そのとおりです。

 

それだけ多くの部分をCoke Jazzさんと一緒にされましたが、最初から多くの部分を一緒にするべきだと思っていたんですか? それとも1曲2曲作業してみて曲数が増えたんですか?

最初から彼には一緒にアルバムを作ろうと言いました。元々はアルバムの話というより、ほかの仕事でよく会っていました。例えばReddyが作業するときに一緒に行ったり、Okasianが作業するときはただ横にいたり。彼だったら僕のアルバムを本当に完璧に作ることができるだろうという気がして、声をかけてみました。彼も最初は単に「あ、はい。やってみましょう」なんて感じでしたが、興味を持ってやってくれることになったのだと思います。

 

それならアルバム全体をCoke Jazzさんに任せるつもりはなかったのですか?

はい。それだと彼の負担になると思ったし、僕にもやりたいスタイルがあったし。Coke Jazzだけのスタイルもあれば僕だけのスタイルもありますが、アルバムには僕のスタイルも盛り込まないといけないから僕自らがやらなければいけないこともあると思ったし、あまりにも大きな負担を与えたくなかったんです。

 

おっしゃるとおり、アルバムにはCoke Jazzさん以外にも様々なプロデューサーが参加していますが、その中にちょっと見知らぬ名前があります。Fishermanとbig boy traks、この2人のプロデューサーのご紹介をお願いします。

Fishermanの場合は、ある日メールで「B-Freeさんのためにビートを作りました。一度聴いてみてください」とビートが届いたんです。そういうことはよくあるのですが、全部聴いてみても気に入るものはないんですよ。だから期待せずに聴いてみたのですが、聴いてみるなりこんな感じでした。「ああ、これは使わないと!」って。だから「ありがとうございます。すぐに使います」と言って歌詞を全部書いてレコーディングして聴かせたんです。聴かせたら「お、いいですね」ってなって、僕のアルバムに入れようという話をしたらかなり喜んで。そして実際に僕のアルバムに入れるときになって連絡をしたのに、連絡がつかないんですよ。しばらくして連絡がきたのですが、塾の先生に携帯電話を奪われて連絡ができなかったと。彼が高校生だとは知っていましたが、そのとき「ああ、本当に高校生なんだなぁ」と実感しました。前に一度話して高校生だと聞いていたけど、もう卒業を控えた高3ぐらいだと思ってたのに。たぶん今高2ぐらいですよ。びっくりしました。

 

その後もずっと連絡をやりとりしてますか?

はい。僕のライブに遊びに来ました。そのライブが彼にとっての初めてのライブ観覧だったんですよ。友人たちと一緒に来ましたが、とても良かったと言うんですよ。だから「わあ、 本当に良い縁だ!」って思いました。

 

big boy traksはどうですか?

big boy traksは実はファンでもなくて、ただCDを買う人のためにボーナストラックを作ろうと考えていました。CDを買う人たちのために何かメリットが必要だから。CD以上に便利な音楽メディアはないでしょう。それで本当に何日もずっと遅れをとって、偶然ビートを見つけたんです。名前が知れている人でもないです。だけどビートを聴いて直感して、連絡して買いました。

 

どこで知ったんですか?

インターネットです。

 

ああ! 前に言っていたビートを売買するサイトで知ったんですね?

そうです。

 

当たり前の話ですが、ビートを選択したときに新鮮さを追求する部分があると思います。アルバムのたびにあまり名前が知られていないプロデューサーを見かけますが、意図的にそういう部分を追求している理由はほかにありますか?

ありますよ。ずっと新しいことをする必要があると思うから。例えばbig boy traksのビートは正直そんなに新鮮でないけど、こういう音楽をしてる人が最近はいないでしょう。完全に2003年のBoombap、Jay-Zの『Blue Print』のような感じだと思いました。そしてFishermanの場合はそれなりに韓国的な面もあったし、Coke Jazzと作業するときも僕たち2人の目標は新鮮でおもしろいことをしようというものでした。だからそういった必要に応じてのアルバムが出てきたと思います。

 

なるほど。このインタビューが公開されたら、もっとたくさんのビートがメールで届くようになると思います。ビートを受け取って、重点的に見る最初の条件のようなものはありますか?

はい。まず新鮮でなければダメです。なぜなら、ほとんどのプロデューサーがどうしようもないくらいに流行を追っているからです。それについて韓国には問題があります。何が問題かというと、アメリカのやり方に従ってるんです。アメリカでは流行に1ヶ月遅れたとしても、2〜3ヶ月のうちに流行ったスタイルを真似し合うことができるからおもしろくて新鮮だろうけど、問題は韓国に伝わる頃にはすでにアメリカでは流行が過ぎていて、人々がうんざりしていることがあるので、韓国の人たちがやろうと思った時点ですでに新鮮ではなくなっているんです。これを作らなければならない、そう思っても作るには時間が掛かるでしょう。だからそれが完成して僕に届く頃には、僕はすでにそれには飽きてしまった状態だから、新鮮じゃないどころか誰かを真似た一部の曲に似ているものを僕は聴きたくないんです。

 

KoreanDreamInterview06.jpg

 

マスタリングに3日も掛かったと聞きましたが、時間が掛かった特別な理由はありますか?

完璧を追求したからだと思います。マスタリングはチェ・ヒョヨンさんというエンジニアがやってくれましたが、ある意味エンジニアの方が僕よりも完璧を追求していましたよ。マスタリングが自分の仕事だからとかなり神経を遣ってくれました。あと、エンジニアの方のスケジュールがものすごく詰まっていたんです。元々は一日だけ僕のことをつかまえて進めたのですが、僕のアルバムの曲数が多いため、あまりにも疲れてしまって翌日やろうということになりました。だけど翌日はほかの人の作業をやってから、夜に僕の作業をやったんです。そしたらあまりにも疲れている状態だったので少しずつやって、また次の日に持ち越すことになって。元々は初日にきちんとやらなければならなかったのに、できなかった理由のひとつが何かというと、その日ものすごくたくさんの人たちがマスタリング現場に来たんです。HI-LITEのメンバーのほとんどが来て、そこにThe Cohortの子たちまで来て、そのほかの人たちも来たんですよ。そのときは気付かなかったけど、エンジニアの方はものすごく嫌だったそうです。集中しないといけないのに人がたくさん来るから、初日に作業した音はほとんど全部やり直しました。それで長く掛かったんです。

 

では歌詞について「Line By Line」のインタビューをしましょう

 

大企業どもはカネをまた盗むだろう 文化を殺すが 俺のラップは間違いなく俺の武器だろう - Intro

「大企業どもがまたカネを盗むだろう」という言葉は、文字通りです。だってそうですよね。例えば音楽から離れて弘大(ホンデ)の通りや狎鴎亭(アックジョン)の通りを見ても、小さなお店が本当に良い材料や食品にこだわりを持って商売をして、うまくいけば人々がそこに集まるようになって、隣りに小さなライブ会場があって、そこにたくさんの人たちが来るようになって、流動人口が多くなったら大企業はそこにユニクロを立てて、H&Mを立てて、ZARAを立てるじゃないですか。それとともに周辺の家賃を上げて、元々そこにいた人たちを追い出すじゃないですか。そういう意味です。単に韓国がそうなっているという現実? 音楽も丸っきり同じでしょう。貧しいミュージシャンの一曲の収益の大部分を大企業が持っていくじゃないですか。だけど大企業が僕たちのためにしてくれることはほとんどないですね。本当にほとんどないでしょう。口先では文化を生かすと言って僕たちの文化のためにどうとかこうとか言うけど、彼らは絶対に文化が重要なのではなくて収益が重要なので、実際には文化を殺すことのほうがたくさんしているでしょう。だけどそれに対して戦う方法は、僕ひとりでデモをするわけでもなく。ときにはあまりにも苦しくて、そんな気持ちもあるけど、僕ひとりでデモはできないでしょう。だけどラップは今の僕にとって一番重要な武器だから、それを一生懸命やるべきだという思いで歌詞を書きました。

 

今回のアルバムも『희망(Hope)』のアルバムと同様にストリーミングサービスと定額制で音源を購入できない、いわゆる「制限的音源サービス(※5)」を選択してアルバムを発表しました。その理由も不合理な収益分配のためなのでしょうか?

そうです。実際にそれが一番大きいです。

※5 制限的音楽サービス:過去記事「Interview | Huckleberry P – gOld by HIPHOPPLAYA」の一番最初に、これに関するB-Freeの思いも含めた詳しい説明が出てきます

 

もしかしてそれ以外の理由もありますか?

音楽に対する軽さを防ぎたかったんです。誰かがこんなことを言ったんですよ。ミュージシャンが音楽を発表すると、人々の態度が「お? 出たか? どれ一回聴いてみるか」こんなふうにまるで音楽が無料であるという感じをなくしたかったんです。僕の音楽は大事なものなんだということを人々に伝えたかったんです。

 

<番外編 by SAKIKO>

Topic | HIPHOPPLAYA Awards 2013 結果発表」の最初のほうでも少し触れましたが、韓国のブラックミュージック専門サイト、RHYTHMERの編集長であるカン・イルグォンさんが、少し前にツイッターに書いていた話が印象的でした。

「※5」の解説でリンクを貼ったHuckleberry Pのインタビューに「Stop Dumping Music」の説明が出てきますが、今でも定額制ストリーミングサービスに反対する姿勢を示し続けているのはB-FreeとHuckleberry Pだけのようです。だけどイルグォンさんの言うように、問題の核心は定額制ではなく、自分の信念を貫くかどうかということですよね。仕方がないからと時代に流されて妥協を繰り返してしまえば、音楽のクオリティそのものを下げなければいけなくなる。自分だけが利益を得ればいいという考えではなく、音楽業界全体のことを一番考えなければいけないのは、ほかの誰でもなくアーティストたち本人だということだと思います。

そして我々ファンも、アーティストたちが直面している問題を知ることが大事で、状況の改善に力を貸したいと思える人がいれば、自分にできる小さなことに取り組む(CDを買うなど)ということだと思います。そして韓国の音楽だけにとらわれず、世界中の音楽に触れ、様々な国での音楽業界の事情を知ることも大事なことなのだと思います。ということで、そのときのイルグォンさんのツイートの和訳を貼ります。

 


 

約2年前、「Stop Dumping Music」という団体行動があって、一部のヒップホップミュージシャンたちも積極的に参加していた。いくつか改善された点もあるが、実質的な定額制の廃止にまでは至っておらず、ミュージシャンたちが受ける利益の増加も微々たるものであり、何も変わってないのが現実だ。ところが あの時期に「ヒップホップ的な団結」を叫んで行動していた人たちの大半は、何も変わってないのに、チャート向けのダサいラップ音楽で高い順位に上がったことをSwagだと言っている。未だに行動を続けているのはHuckleberry PとB-Freeぐらいだ。 私が今話していることの核心は「Stop Dumping Music」や「定額制廃止」ではない。腐心やプライドのようなものはとっくに忘れ去られ、その時々の雰囲気に流され、劣等感を爆発させ、自分の取り分を得るときが来ればたちまちリセットされる、そんな彼らがおかしくてもどかしいだけ……。今、韓国ヒップホップが全盛期だと?(笑) 知った風なことを。塀の中に閉じ込められていると、現実を正しく見ることができない。今、韓国ヒップホップはこれまでになく出来が悪い。若いヒップホップファンの方々の中には、自分が好きな最近のヒップホップについて「出来が悪い」と言われたら頭にくる人もいるであろうことは分かっている。だけど本当にヒップホップのファンであるなら、言葉の表面だけ捉えて劣等感を爆発させず、じっくりと考えてみてください。繰り返し言いますが、アメリカのヒップホップにも関心を払ってみてください。大衆がヒップホップをもっとたくさん聴くようになり、ヒップホップがカネになる世の中になったらなぜいけないのか……。問題は、ヒップホップの良さや音楽的な質が伴っているか否かということでしょう。そして大衆化されれば、当然起こり得る仕方のない現象だと知った顔をする人々……。今の韓国ヒップホップのレベルは、それを論じるほどのものでもありません。今日のアメリカでヒップホップが商業化されて広がった論議とは次元が違います。だから塀の中に閉じ込められているのだ、というのです。

出所:イルグォンさんのTwitter

 

 

作業記の中で「彼らが僕たちのことを、著作権を望むようにずっと動かし続けないといけない」という言葉がありました。 『희망(Hope)』からかなり長い時間が過ぎて、先ほど述べた動きに対して整理され、具体化されたことも多いと思いますが、今後の動きや考え方について教えてください。

はい。本当に多いです。本当に多いですが、こんな風に思いました。前に言ったように、実質人々がCDを聴くことはないじゃないですか。ある人がインスタグラムで「俺はCDを買ったがCDプレーヤーもなく、コンピュータにCDを入れることもなく、爪楊枝として使っている」と、こう言いながら、CDで口をほじくってる写真を送ってくれました。やはり人々にCDを与えたところで、それを聴くのは難しいですよ。僕もそうやって考えると、CDを取り込んだ後はうっかりどこに置いたか忘れてしまうことがあります。しかも僕のMacBookにはCD ROMがないんです。だから今の時代と戦っているような気がします。ひとつの時代の傷との戦い。例えば、ひとつの企業やひとりの人間との戦いには、本当に自信があります。そして十分に勝てるだけの戦いだと思いますが、時間や時代の流れとの戦いは不可能だと感じます。別の話のようでありながら同じ話なのですが、僕の音源はオンラインで購入できるでしょう。人々は僕が定額制に反対しているから、僕の音楽はオンラインで聴くことができないと思っているけど、そうではなくて適正な価格を出せば聴くことができます。その一曲に対して60円すら惜しむ人がかなり多いという話ですよ。だけどそれを理解して、自分の趣向とは違うこともあり得るので、僕自身が賢くならなければダメだと思います。とにかく定額制にはうまくいっていない部分があるし、これは僕が始めてきたことなので守らなければならないと思ってます。突然今から僕のアルバムを定額制でサービスすることになったら、自分自身があまりにも恥ずかしいでしょう。だから僕は今、このシステムをうまく利用して食らわせないと。例えばシングルとしてリリースし続けるんです。そしたらシングルとしてみんな聴くことができますよね。そして、CDやiTunesを通してアルバムを買う人たちのために、そこにだけ何曲か乗せるんです。今後はそのような動きを見せると思います。

 

分かりました。『희망(Hope)』の頃は、この動きに対して仲間のミュージシャンたち、ファンたち、とても多くの人たちが良いフィードバックをしていましたが、今回はちょっと違う部分がありますか? 文句を言ったりとか。

うーん……。CDが以前よりも売れないです。以前よりも音楽のクオリティはすごく高くなったし、僕のファンも増えたけど、CDはあまり売れないみたいです。ある意味この2年の間にまた時代が変わったと思います。より多くの人々がCDプレーヤーを使わなくなりました。あと、定額制でアルバムを聴けないことについては大きな不満も文句もないようです。どのみち聴く人たちは聴くし、聴かない人たちは聴かないんだろうから、大きな不平不満はないようです。

 

俺は忘れる たまに 俺が持っている多くのことを 俺が今 やりたいことをやっていることを - Good Year

僕の歌詞のほとんど意味は文字通りです。これもやっぱり、みんなそういうときがあるじゃないですか。他人と比較されたり、俺はなんでこんなに貧しいんだろう? 良い車、良い家、どれも持ってないんだろう? そう思ったとき、この歌詞を書きながら自分自身を振り返って作ったものです。僕はすでにあまりにも多くのものを持っていて、あまりにも幸せな生活を送っていて、周囲にも大切な人たちがたくさんいるということを改めて考えさせてくれる歌詞でした。

 

『Good Year』の歌詞のように、去年はミュージシャンとして多くのことを達成した一年でしたが、その中で最も記憶に残ることはありますか?

今ちょうど思い浮かぶのは、CJが主催した「ONE HIPHOP フェスティバル」でライブした思い出が強く残っています。TYGAとNellyと同じステージに立ったので、あのステージが記憶に残りますね。それと稼いだ金で買った物たち(笑) それがいつも記憶に残っています。

 

俺は想像する 俺が30になった今年の夏は どれだけ忙しくなるんだろうって - Hot Summer

その歌詞を書いたのはセウォル号の惨事が起こる前でした。だから『Hot Summer』が出る頃はめちゃくちゃ忙しくなるだろうと思ってました。でももう夏だし、僕たちはツアーを回るので大丈夫です。だけど実際にサマーツアーのことを考えて書いた歌詞ですよ。何よりも大変だけど、何よりも楽しかったのがHI-LITEのサマーツアーだったからです。僕たちは毎年ツアーをするたびに、人々も変わり、会場も変わり、今年は本当にたくさんの人たちが来るんじゃないかという期待もあります。たくさんの人たちが来て、収益についても期待している部分があったけど、夏頃には僕のアルバムが発表できている状態だから、Coke Jazzと一緒にこうやって真心を込めて作ったアルバムが出て、その曲たちを引っ提げてライブをするのがとても楽しそうだという思いで書いた歌詞です。

 

30才を迎えましたが、ミュージシャンとしてどんな気分ですか?

すごくいいです。成熟した気がするし、年齢は置いといても音楽のキャリアが増えるじゃないですか。だからいいです。年を取った分、僕が人間として成熟して、僕の成熟と音楽が重なればもっと良いものが作れるだろうという気がするので、期待できますね。

 

俺には前科がある 俺を絶対に簡単に判断、評価するな - 불타(燃えろ)

韓国人が、韓国の社会がそうでしょう。例えば僕がミュージシャンだという理由ひとつで、あたかも僕たちが完璧でなければダメで、どのような間違いも許されないような空気があるけど、そういうのをなくしたいという思いがかなり大きいです。僕たちも同じ人間だし、ある意味、より不安定でより敏感な人間なのに、そんな僕たちが何か過ちを犯したとき、冷静に考えてダメだという考えと同時に、音楽や芸能人でなくても、社会の中で何かミスを犯して法的に問題が生じた人たちを見たとき、その人を社会の悪役かのように見なければいいなと思います。無条件に善と悪に分割するのは良くないという考えでこのような歌詞を書きました。

 

KoreanDreamInterview07.jpg

 

芸能人だったり一般に知られて人気が高くなればなるほど、行動に制約ができると思います。優しい姿だけ見せなければならない部分もあって、例えば防弾少年団の事件のときも、あちらのファンとのSNSでの舌戦が問題になったでしょう

僕はまず芸能人ではなく人間なので、僕のやりたいように生きますよ。他人が見ているからこんな行動をしなければならないとか、そういう姿勢で生きることはできないと思います。そういうのは死んでいるみたいだし、ただ望むように自由に行動します。その代わり例えば他人に攻撃的だったり失敗をした場合、当然人として謝罪することができる部分で、よくない部分があるからといってイメージや一部の大衆的な人々の考え方に合わせて僕が変わることは、そんなふうに行動することは死ぬまでありません。これから韓国の芸能界もそう変わると信じています。僕たちのように本当にアンダーグラウンドだけで音楽活動をしていたのに、芸能人になった人たちも多いですよね。そのような人たちのほとんどがまるっきり同じような芸能人的な行動をして、言葉を慎んで、見せかけだけの行動をするんです。だけど一方で、ただ望むがままに行動している人たちもいるんです。そんなことを見ながら、韓国の芸能界や文化も色々変わると信じています。だって例えばアメリカの文化を見ても、どんなに有名な人が失敗をしたとしても、それは単にその人のことじゃないですか。それでもその人の作品を愛する文化じゃないですか。その俳優が演じた映画を、あるいはその歌手が作った音楽を愛する文化。その人がどれだけ優しいのか、あらゆる面でどれだけ完璧なのか、どんな学歴なのか、そんなことを問いかけるのが韓国の文化じゃないですか。韓国の文化は、あたかも芸能人であるように見えれば政治的な色もあってはならなくて、みんなが良いと言うものが良いことだ、こんなタイプの人でないとダメだけど、それは本当に見せかけだけのもので、むしろ社会を冷やかにすることだと思います。そういうのが変わると信じてます。

 

 

曲についても質問します。この曲は個人的にアルバムで一番好きな曲です。その理由はサウンド的な部分です。サウンドが今回のアルバムの中で最も目に止まりますが、これまでに見せたことのない姿だと思います。きっかけがあったのですか?

新鮮だからでしょう。新鮮さを追求するからこういう『불타 (燃えろ)』のような曲が出来るのだし、一方で本物の良い音楽を作りたいというこだわりを保って作ることができると思います。正直言って他のセッションを受ける必要もなく、ドラムセッションだって2回も受ける必要もなく、あんなふうにミキシングする必要もマスタリングする必要もなかったんです。だけど僕は、ロックが好きだったり、インディーズ音楽が好きだったり、あるいは特に最近の音楽は聴かないけど昔の音楽が好きな僕たちの父親世代がこの曲を聴いたとき、かっこいいと思ってもらえるように作りたかったんです。だから歌詞も本当に慎重に書いたつもりです。本当に慎重に書いて、何度も書き直して修正して、録音も100回くらいしたと思います。とにかく新鮮なヒップホップから離れて、良い音楽を作ろうという思いでやりました。

 

どんなに新鮮であっても 人々は結局飽きる - 느껴(感じろ)

僕の考えを盛り込んだ歌詞です。人々は映画でも音楽でも、すべてのものがどれだけ新鮮であっても、後になれば結局飽きますよね。その一節がどれだけ新鮮なものであっても人々が飽きるという習性を表現したかったんです。だからこれはかなり悲しくてかなり大きな絵なんです。音楽は別にして僕たちが生きている人生を見ても、歴史的に人間はすべてを破壊するでしょう。ソウルだけ見てもそうでしょう。いくらも経ってない建物をまた破壊して、いくらも経ってないすべてのことを変えて、新たに作ろうとするじゃないですか。こういう人間の習性を表わしてみました。この一節に。一方で苦々しいんです。このアルバムをどれだけ新鮮で良いものにしても、君は飽きるんだ。僕も飽きるだろう。曲の雰囲気は浮かれてるけど、そういう意味を込めたんです。僕は一言一言かなり大切に書くんですよ。この一言ではそういうことを表現したかった。人間の群れの欠点、今僕たちが住んでいる環境を破壊しているという話を和らげて入れたんです。「僕たちは飽きるんだ すべてのことに」と。

 

以前のインタビューで、音楽の源は怒りだと言っていました。だけど今回のアルバムからは前作の『희망(Hope)』のような大きな怒りは感じられませんでした。もしかして『HI-LIFE』などを通して強い音楽を披露して何かが解消されて、ちょっと柔らかくなったんですか?

うーん……。実は今回のアルバムは、もっと遥かに暗くて強くて暴力的になるところだったんです。だけどその部分には多くの神経を遣いました。例えば、あるラインを越えるようなレベルがこうやって上昇している場合、それを抑えて平和的にやろうと努力しました。だから上っている途中で再び下がるところです。そのようにした理由は、「これはアルバムなんだ」という意識からですよ。昔みたいにミックステープとか少数のファンしか聴かないものならそれでもいいだろうけど、今回のアルバムは僕の代表作として残したいと思いました。後でこのアルバムを母親が聴いたとき、伯父が聴いたとき、そのような暴力的な面を感じさせたら気分が悪くならないだろうか、そういうことなく聴くことができる曲を作らなければと思いました。誰かが聴いたとき、強い音楽を聴いたせいで、僕の考えや不満、怒りのせいで聴いた人の気分まで悪くなったら、僕はそれは失敗だという気がしたので常により良くなるよう変え続けたんです。今回のアルバムのすべての表現は、数多くの過程を経て出てきたものなんです。

 

できる限り怒りを抑えながら?

はい。できる限り抑えて、言いたいことは言うものの、大衆に対してより多くの人々に近づけるように努力しました。

 

では、今回のアルバムもインスピレーションの源は怒りなんですね?

はい。僕の音楽に関するすべての源は怒りです。

 

つらいときは開かずに合わせてみろ 両手を 平凡な君もなれる 誰かのhero - It Ain’t Easy [Korean Dream]

この歌詞はJinbo兄さんが一番好きな歌詞ですよ。僕も好きです。歌詞を書いて鳥肌が立つときがありますが、このときがそうでした。これは僕が本当に言いたいことだと思いましたよ。どんな話かというと、たくさんの人たちが英雄になりたがっていると思います。だけどみんなヒップホップを介してのみ、自分がラップをして英雄になれると思っているようだけど、そうではなく僕たちはみんな誰かにとって、それが僕たちの友人にせよ恋人にせよ子供にせよ、誰もが英雄になれると思います。僕はこの歌詞を書きながら、自分のことを平凡だと思っている人が自分の人生はあまり意味がないと思ったとき、家族を設け、自分自身を見ながらこう考えたらいいと思いました。結局、自分自身の英雄になることに一番意味があると思ったんです。大統領になるのが英雄なのではなく、家長として英雄になるのが一番素晴らしいと思って歌詞を書きました。

 

KoreanDreamInterview08.jpg

 

このトラックは『Intro』と同様にJinboさんと一緒に作業しました。Jinboさんは自分だけのカラーをはっきりと持ったミュージシャンですが、作業するのはどうでしたか? コミュニケーションはうまくいきましたか?

はい。僕たちは2人とも音楽的に最高のものを追求するし、兄さんは僕より経験も知識も多いので、僕自身がJinbo兄さんをとても尊敬してしていて言うことをよく聞くほうだし、兄さんも僕と追求する音楽や考え方が似ているので、うまく合いました。そして『It Ain’t Easy』は2年前に初めて聴かせてくれたとき、Jinbo兄さんが僕に「君だけがこのような音楽をやることができる。君はこのような曲をやらなければならない」と言ってくれました。そのときから『Korean Dream』は始まっていたようです。僕はこのようなアルバムを出すべきだったんですよ。

 

「B-Freeだけができる音楽」だという理由もおっしゃってましたか?

Jinbo兄さんによると、もはや真剣に人々を慰めることができるヒップホップはない。だけど君にはできそうだ。本当の苦労、苦痛を経験しながら、それをよく辛抱して肯定的な音楽をやるのは君しかいない。このように言ってくれました。だから分かりました、と言いました。

 

KoreanDreamInterview09.jpg

 

紙幣が俺の周りを支配 - Cream

この歌詞は、アルバム全体を貫く大きなテーマのひとつではないかと思いましが、どのように生まれたのですか?

単にWu-Tang Clanの『Cream』の一節である「Cash Rules Everything Around Me C.R.E.A.M」を韓国語に変えたものなのですが、こういう考えが無意識に僕の中にあったようです。今でもそうです。つまり世界は紙幣でのみ回っていると思うんです。どんな人でもお金が好きで、社会全体の雰囲気がお金さえあればいい人だというイメージがあるでしょう。僕たちも頭の中でそのことを考えながらアルバムを作るから、雰囲気がそんな感じで、その歌詞はある意味その思いを最もうまくまとめたものです。

 

アルバムを聴くとお金に支配されてはいけないはずですが、ミュージシャンとしてお金を稼がなければならないという悩みの答えは見つけましたか?

はい。欲を捨ててしまえばいいんですよ。かなり簡単なことだったんです。

 

アルバムの作業をしながら気づかされたことなのですか?

はい。それもひとつです。欲さえ捨てればいい。俺は自分の家族を楽に乗せる車さえあればいいだろう、あえてその車が世界で一番良い車である必要はあるのか? そう自分自身に問いかけてみたら、心が楽になったんです。自分の好きな服だけ着て、自分のお気に入りの靴さえあればいいだろう、すべての靴が必要なのか? と考えたらかなり楽になりました。そして俺はお金が重要なのか、それとも愛が必要なのか、そう思ったら愛なんですよ。いくらお金があったって、今、僕の隣りにいる人がいなかったら、僕はものすごく不幸だろうと思いました。

 

KoreanDreamInterview11.jpg

 

作業記を観ると、神様にどうか音楽だけすることができるようにしてほしいと祈ったと言っていますね。もうその祈りは叶いましたが、どんな気分ですか?

毎日幸せです。毎日どんな不満でも、なんで俺にはこれがないんだ? 例えばなんで俺はお金を持ってないんだ? そう思ったとき、「ああ、俺は音楽をしているんだ!」と思うと本当に幸せです。ただ自分のやりたいことができる、そういう考え方でとても満足しています。

 

『뻔한 사랑 노래 (ありふれた愛の歌) (same old love song)』について話しましょう。ヒップルラジオではこの曲のことをとても恥ずかしいと言っていて、「アルバムから抜けばよかった」と話していました。それでもアルバムに収録した理由は何ですか?

本当にアルバムから外そうかと散々悩みました。だけど彼女からなぜ外すんだ、これは私の歌なのに、そう言われて入れたのでちょっと満足ではないんだけど、僕の偽りない思いがものすごく込められています。この曲の歌詞を書いたときや初めて歌ったときの感情があまりにもクリアで、この感覚は間違いないという気がして入れました。そしてこのアルバムの中で唯一、僕ひとりで作詞、作曲、編曲をした曲なので、お金も入ってくるから入れました。

 

彼女さんはこの曲が大好きなんですか?

こそばゆいと言っています(笑) こそばゆいけど、嫌じゃないみたいです。

 

KoreanDreamInterview12.jpg

 

今回のアルバムで目につく点が、アルバムのあちこちにご自身の信仰に関する部分がよく解きほぐされているところです。『Pray』という曲だけ見てもタイトルどおり神に祈る内容を含んでいますが、当然かもしれませんが、信仰をアルバムに解きほぐしたきっかけはありますか?

僕は人々に僕の信仰を強要したくありません。伝道したくはないです。そして笑えることに、僕は一般的なクリスチャンではありません。僕は神様を信じるもののイエス様が白人だったとは思いもせず、神様を信じるものの仏様もいると信じていて、神様を信じるものの死ねば仏教のように再びほかの生命に生まれ変わると信じていて、神様を信じるものの必ず僕たちが死んだら天国、地獄に行くのではなく、神様を信じればそれが天国であり、信仰がなければ僕たちが生きる人生は地獄だと思います。だから僕の宗教だけが正しいとは考えていないし、すべての人に宗教があるので僕の考えを強要したくはありません。歌ではただ単に僕の話をしただけです。僕がつらいとき、僕は祈ったと。本当に耐えられなくなりそうなとき、僕は祈りますね。『희망(Hope)』を作るときもそうでした。『Pray』の最初で台風の音を鳴らした理由が、乙支路(ウルジロ)からキムチチゲを配達するときにそうだったからなんです。配達するときに台風が来て、僕はそのときに祈って台風に耐えたんです。大変なときはいつも祈るのですが、祈るたびに僕は感謝を感じて、祈るたびに力を得るので、そんな僕の話をしたんです。だから僕のようなタイプの人は『Pray』が好きだろうだけど、僕の彼女は『Pray』みたいな曲はあまりピンとこないようです。ただ僕の話を音楽的にかっこよく表現したんです。

 

KoreanDreamInterview13.jpg

 

俺は覚えている 俺がつらくてへこたれたとき たまに何もかもをただ投げ捨てたくなるとき そのたびいつも俺のそばにいた人たちのことを覚えている - 기억해(覚えている)

この曲はハワイの友人たちのことを思いながら、それから僕の彼女のことを思いながら作りました。そしてファンのことを考えながら作った面もあります。だって僕が音楽をすることができるのはファンのおかげだから。特に僕は大衆に知られている芸能人でもないし、定額制反対によって簡単に僕の歌を聴くことができるアーティストでもないので、僕のアルバムを求めて僕の音楽を聴く人々は本当に僕のファンということですよ。一般的なラッパーやミュージシャンは、半分がヘイターで半分はファンである場合が多いでしょう。「あ、曲を聴いてみたけど良かったよ」といった感じで聴いてみるにしても、僕のファンたちは僕の音楽を実際に買って聴いている人たちなので、その人たちのおかげで未だに持ちこたえているんだと思います。もし30才になっても未だにアルバイトをしながら音楽をやらなければいけなかったとしたら、正直ラップはしていなかったと思います。ビートを作ることが好きなら仕事が終わってから作ることもできるけど、あえてラップはしていないだろうと思います。ステージには上がらなかったでしょう。10代のときに僕が大変だったときは友達がいて、20代で大変だったときは彼女がいて、今は音楽的に大変なときにファンがいて、HI-LITEの家族、スタッフのミング兄さん、Paloalto兄さんなどがいなかったら辞めていただろうと思うので、こんな歌詞になりました。

 

では今お話しになったHI-LITEの家族の話をしましょう。横からHI-LITEの家族を見ていると、メンバーがお互いに微妙な競争をしながら相乗効果となって、ともに成長しているように見えます。

はい、そのとおりです。

 

では、その中で直接的にも間接的にも影響を受けた部分があるのは?

最近ではHuckleberry P兄さんだと思います。Huckleberry P兄さんみたいにライブをうまくやらなきゃという思いと、Huckleberry P兄さんはライブを完売させてアルバムも売るのに、なんで俺にはできない? って思いましたよ。ある意味お互いに競争しています。だけど本当に刺激を受けて僕もうまくいけばいいと思ってます。そして本当に何が悲しいかって、僕たちの関係は僕なりに義理を考えていて、僕が相手に要求することは僕がやってあげられることだから要求するんです。たまに困ることを要求したり、呆れ返るようなこと、過剰なことを要求するときもありますが、それは違うんですよ。これは結局ビジネスなんです。結局は僕がうまくやってこそなんだけど、僕たちの会社は僕のことが好きだということで(笑) 僕がもっと売れなきゃいけないんだけど、みんなが僕のことを好きだという考えのために、ちょっと悲しいけど会社の人たちのことを冷静に見るようになった部分もあって、そのために成功しなきゃという気持ちも出てきました。僕がうまくやればHI-LITEでいられるけど、一枚も売れなければHI-LITEである必要はないでしょう。ただの友達、良い兄さんとして、たまに会ってあれこれと話をすればいいことであって、HI-LITEである必要はないでしょう。

 

今回のアルバムを見ると、フィーチャリングがやや少ないと感じました。HI-LITEのメンバーはReddyさん以外いませんが、特に理由はありますか?

もう僕自身でやるべきときが来たようです。これまでミックステープもそうだし、どのアルバムを聴いてみてもフィーチャリングで曲を埋めていたように思います。でも数多くのアーティストが今そうなんですよ。一曲埋めるのが大変でフィーチャリングを使って。だから今回は僕自身でやらなければならないと思いました。例えば『불타(燃えろ)』の場合は元々Okasianと一緒にやるつもりだったけど、僕のパートを終えてしばらく待ってから一歩遅れてOkasianができないと言ってダメになって、Jinbo兄さんはもっとたくさんフィーチャリングするつもりだったけど、スケジュールの都合でダメになって。ELOもやる予定だったけど僕がキャンセルしたり、こういうことを経て、結局は僕自身で全部やらないといけないいう考えが一番大きかったです。僕ひとりでステージに立ち続けることができるくらいの分量、カラー、イメージをクリアにしないといけないと思って、一部の面ではあまり助けを求めませんでした。

 

アルバムも大好評で、今回のアルバムを引っ提げた単独ライブもしましたよね。より自信がつきましたか?

はい。以前はライブをやらなきゃいけなくなると「ああクソったれ! どの曲をやりゃいい? 俺がやる曲がないぞ」という考えしかなかったんですよ。だけど今はどんな会場でもどんな規模でも全部できると思います。本当にこのアルバムによってB-Freeというアーティストが弘大(ホンデ)でヒップホップをやるヒップホッパー、ラッパーではなくてミュージシャンとして一歩成長した気分です。それを追求していました。「俺は本当にヒップホップだけのラッパーじゃなくて、アーティストなんだ」ということを追求したかったんだけど、そうなれたと思います。

 

KoreanDreamInterview14.jpg

 

スキットの話をしましょう。ラジオで言っていたように、スキットではイサガワではなくて佐川一政(※6)の話をしましたが、意味があるのでしょうか?

まったくないです。スキットというものをまあ作りますよね。僕が追求するものはナチュラルさなので、あるドキュメンタリーについて僕たちが話していた会話を入れました。その状況が楽しかったのであって、その話は全然楽しくなかったです(笑) その状況がただ笑えたんですよ。僕は本当に真剣に怖くて衝撃的な話をDJ Djanga兄さんにしてるのに、Djanga兄さんは聞いているふりをしていて、あとでそれは話したじゃないかって、そうやってひとつも聞いていなかったって。これがある意味僕たちの関係なんですよ。それをそのまま表現したんです。去年の楽しかった真っ盛り、僕が真剣になっても笑って過ぎていって、僕たちはいつもこうだった。ただそれを表現したかったんです。

※6 佐川一政(さがわ いっせい):日本の殺人犯。1981年、フランスに留学していた当時、友人のオランダ人女性を自宅で射殺し、屍姦し、遺体の一部を生のまま食べ、遺体を解体して写真を撮影し、遺体の一部を調理して食べた。フランスでは心神喪失として無罪になった。日本の警察は有罪と見て再逮捕しようとしたが、無罪が確定しているフランス側が資料の提供を拒否したため起訴できなかった。現在の佐川は作家やコメンテーターとして活躍。自らが犯した事件について書籍や番組等で淡々と語ったり、人肉を食べたいという発言をするなどしている。ちなみにインタビュワーが「イサガワではなくて」と言っているのは、スキット内でB-Freeが「イサガワとかいう日本人が……」と話しているため

 

普段から頻繁に録音するんですか?

はい。実際にアルバムに入れようと思ったけど抜いたものがかなり多いです。ちょっとした新鮮な会話ってあるでしょう。一般的に見て、みんな真剣な話はあまりしないなじゃないですか。僕は本当に深い話が突然飛び出てくることが多いんです。自然に真剣な話をすると、内部事情の話をすること多いですね。僕はいつもそうですよ。芸能人の話やテレビ番組の話ではなく、僕が真剣な話を本当のたくさんします。そうすると相手もほとんどが一緒にそうするようになります。だからそういう瞬間を記録するんです。その瞬間を逃すのはあまりにも惜しくて、あとで聞いたときに不思議だしアルバムに入れたら良いだろうという考えが同時によぎります。だからよく録音しますよ。

 

スキットに悪態が出てくるじゃないですか。なぜ「ピー」処理をしたんでしょう?

全体的な雰囲気で見たとき、あえてそれがめちゃくちゃ、いや、女もみんな知るじゃないですか。さっき言ったように下品さを減らしたかったんです。

 

インスタグラムで収録曲の英語の歌詞を公開しました。歌詞はまず英語で作業するのでしょうか?

いいえ。

 

ではファンのために?

はい。最近になって、海外のファンが増えました。彼らは僕が何を言っているのかどうかも分からない。ただ曲が好き、そうなんだろうけど、意味を知らないので一度見せたかったんです。

 

ではそのファンのために、英語のみの作品も考えていますか?

その考えもありました。実は『Korean Dream』というアルバムは全部英語にしようとしていました。でも僕は海外で活動する人間でもないし、そんなエネルギーを消費するだけの時間もないし、エネルギーもものすごくたくさんいるようだったし。だけど曲単位では今後もやり続けると思います。ところで僕が英語の歌詞を書くのは、さっき言ったように歌詞を翻訳してアップしたこともそうですが、海外にいる韓国ヒップホップファンのためにやっただけではなくて、僕の友人たちのためでもあるんです。アメリカにいる友人たちが聴いて気に入ってくれたらいいなあと思って、時々英語で書くんです。その友人たちも理解する必要があるから。

 

アルバムのタイトルについての質問を最後にします。このようにアルバムについて全部話したあとだと話しやすくて。アルバムのタイトルである『Korean Dream』の意味を教えてください。

ラジオでも言ったように、僕の人生は韓国で生まれて、アメリカに行って再び韓国に来て生きていかなければならない人生で、ある意味僕は韓国に成功するために来たので、このタイトルにしたという理由があります。人々はアメリカンドリームだと思うことに馴染みがありますが、それだと未来がアメリカのビジョンだと言っているようなものなんですよ。The American Dream。アメリカの夢はこれだ。彼らはこれを追求してより明るい生活を作ったし、十分にやり遂げたじゃないですか。だからアメリカが強国になったわけじゃないですか。韓国にもそういうビジョンが必要なんじゃないか、韓国にもそういうものが必要で、僕自身にも必要で、誰もが自分の未来に対するビジョンが必要でしょう。より明るい僕の家族、僕自身、僕の友人、僕の社会、それは韓国のビジョンに対するもので、それを追求したかったんです。より明るい韓国の成功も成功だけど、未来を見るなら僕たちの夢、未来でしょう。それ描いてみたかったです。僕だけの未来とは何なのか? 果たして成功を求めて追いかけて何を得るのか? そういうことでしょう。問いかけでもあり、夢でもビジョンでもあり、複雑なものだと思います。そんな僕の考えをアルバムで表現してみました。

 

では、B-Freeの夢見る「Korean Dream」とは何ですか?

伝説になることです。僕が60歳、70歳になっても常に僕の話が出てくる。

 

ミュージシャンとしてですか?

はい。モハメド・アリのインタビューが未だに出続けて、2パックの音楽が今でもまだ生きていて、彼の音楽を未だに聴いてインタビューも読んでいるように、僕もミュージシャンとして永遠に残るつもりです。韓国の近代史のように残るのが一番大きな夢で、そうなれたらいいですね。だけどそれだと欲深いような気もするし、一番望んでいるのは僕の家族と幸せに暮らすことです。音楽から離れてただ幸せに暮らすこと、それが夢です。

 

今後の計画を教えてください

もちろんHI-LITEのツアーをやるし、次のアルバムが一番重要です。すでにたくさん曲を作っています。アルバムには入らない曲もかなりたくさんあって、それをどうやって解決するのか計画しないと。ただただ新鮮な音楽を出し続けることが計画です。新鮮な音楽、新鮮なミュージックビデオ、それが目標でしょう。

 

KoreanDreamInterview15.jpg

 

レーメルメイトであるHuckleberry PさんとPaloaltoさんがそれぞれ『분신(焚身)』と『Veteran』という独自の公演ブランドを持っていますが、B-Freeさんも考えているものはありますか?

ファンも僕だけのブランドがあったらいいと言ってるんですよ。あったらいい、あるべきだと思います。だけどうまい名前を付けなければならないし、今はアルバム『희망(Hope)』になぞらえて『희망(希望)コンサート』という個人のライブをして、収益を恵まれない人々や必要なことに使うようなコンセプトのコンサートを考えています。

 

最後につけ加えたいことはありますか?

今このインタビューを読んでいる人も、僕の音楽を聴いている人も、興味を持ってくださってありがたいですし、感謝しています。

 

KoreanDreamInterview08.jpg

 


 

アーティスト・プレイリスト:B-Freeが推薦する15曲

1. Kanye West – Power
戦争のような一日が始まる前に、元気がないときに最適!
https://www.youtube.com/watch?v=L53gjP-TtGE

2. Jay Z – Heart of the city (ain’t no love)
ときにあまりにも冷たく感じるソウルの裏側を感じる曲
https://www.youtube.com/watch?v=QePjIIBI-sI

3. Jay Z – Never change
どれだけ成功しても絶対に変わらないという自分の決意を噛みしめる曲
https://www.youtube.com/watch?v=L1KkLPdkrZc

4. Paloalto – Positive Vibes (Feat. ユン・ミレ)
ライブのたびに見てきた観客たちの幸せな表情が脳裏に浮かび、絶えず良いオーラを伝える曲
https://www.youtube.com/watch?v=9cMWRE7i-Lg

5. Okasian – Fashionably late
ビートからラップスタイルまで典型的で食傷気味のものから脱皮して洗練されたスタイルの曲
https://www.youtube.com/watch?v=XJBEbTFPOoA

6. Kanye West – Jesus Walks
実行の連続だけのような人生を生きる弱い人間として、宇宙の偉大な力を信じさせられる曲
https://www.youtube.com/watch?v=MYF7H_fpc-g

7. B-free – 불타 (On Fire) (Feat. Coke Jazz)
若さの覇気と情熱、人生に対する積極的な意志が感じられる曲
https://www.youtube.com/watch?v=eLz6WwODtis

8. Dynamic Duo – 불면증 (Feat. Bobby Kim)
カラオケで歌って、ラッパーになる夢の翼を広げるようになったまさにその曲
https://www.youtube.com/watch?v=KOaCMyphU3Y

9. Project Brainwash (G2 x Kid Ash ) – 999
まさに韓国ヒップホップの未来が描かれている曲!
https://www.youtube.com/watch?v=WbyQNRucJT8

10. The Cohort – 소문내 리믹스 (Spread The Word Remix) (Feat. G2, Play$tar, Qim Isle)
絶頂のエネルギーレベル、どんなステージでも興奮を超えてそれ以上を見せる曲!
https://www.youtube.com/watch?v=Syislu_8RaI

11. B-Free, Reddy – Work
遊べや遊べ 若者なら遊べ〜(※7)という昔の歌とは対照的に、今の充実した若いときにもっと熱心に仕事しようという第二の『セマウル運動歌(※8)』?!
https://www.youtube.com/watch?v=EgUVAZLbrWM

※7 遊べや遊べ 若者なら遊べ:韓国の昔の大衆音楽『노래 가락 차차차(歌のリズムはチャチャチャ)』という曲の歌詞

※8 セマウル運動:セマウルは韓国語で「新しい村」という意味。セマウル運動は1970年、当時の大統領であった朴正煕(現大統領、朴槿恵の父親)が始めた経済発展支援および国民の意識改革運動。『セマウル運動歌』は朴正煕大統領が作詞・作曲した曲

12. Paloalto & Evo – 불을 켜 (Lights On)
複雑で困難なことだらけの日常で暗くなった心に明るい火を灯してくれるヒーリングソング
https://www.youtube.com/watch?v=EjOGKrLSoF8

13. Reddy – 1985
1985年生まれの人にはより特別な感じがする曲。同世代に深い共感を与える歌詞で重武装したセンス溢れる曲
https://www.youtube.com/watch?v=nyqsaLBbnWY

14. KIRIN – 너의 곁에
ヴィンテージの趣を現代的に再解釈して、昔の思い出に浸らせてくれるセンセーショナルの極限を見せる曲
https://www.youtube.com/watch?v=E-aMQvIz7kw

15. Evo, Huckleberry P, Okasian, Paloalto, Reddy, B-Free, Soul One – What We Do II
同じ夢を持って同じところを見て一緒に進む濃い友情とともに、真のFriendshipを感じることができる曲
https://www.youtube.com/watch?v=Kv04W_QyJTM

 

出所:HIPHOPPLAYA (2014-07-22)
日本語訳:Sakiko Torii

 


 

B-Free – Korean Dream のご購入はこちらから

itunes amazon-button-1

 


Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
Sponsored Link