Report | HIPHOPPLAYA SHOW 2014 Part.1


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2014月3月15日、俺得としか言いようがないライブが行なわれるということで、仕事が忙しいにも関わらず、無理やり韓国まで行ってきました。そのツケで帰国後は寝ないで毎日深夜まで働きましたが、そうなることが分かっていても、どうしても行きたかったのです。

そしてそのツケのせいで、このライブのレポが書けないまま1ヶ月以上が経過してしまいました。ライブの記憶もおぼろげになってきた今、もうレポ書かなくてもいいかな? とも思ったのですが、ここは自分用の日記として残しておこうと思い、覚えてる範囲内でザックリと書こうと思います。

 


 

ホワイトデーという韓国の若者が浮き足立ってる日にソウルに到着した私は、とりあえず溜まっていた仕事の疲れを癒すためにホテルで寝ました。そして夕方むくりと起き上がり、P-typeと会うためホンデへ。BrandNew MusicのライブがやりたいとP-typeに伝えたところ、ギャラが高いから無理だろうと言われて撃沈。

P-typeはレコーディングに行ってしまい、そのあと落ち合ったOptical Eyez XLと夜中3時まで焼酎を3本飲んでグデングデンに。韓国語がほとんど話せない私は、電子辞書を華麗に駆使しながら姉弟の盃を交わしました。「年下の若い奥さんをもらった俺は勝ち組だ」と、年上の私に向かって自慢していました。

そんなわけで、翌日はあまりにひどい二日酔いのため午後2時くらいまでホテルのベッドで死亡してました。韓国に着いてから、寝てばっかりです。でも初日に不汗黨のメンバー2人と再会することができ、もう日本に帰ってもいいんじゃないかってくらい満足でした。

それから友達と待ち合わせして、一緒に会場の最寄駅に行って、そこで別の友達2人と合流して4人で仲良く会場へ。そしてスタンディングの列に並んでいる別の友達と立ち話。顔が死んでることを指摘されました。ちなみにライブ終了後は、さらに別の友達も合流してご飯に行きました。この日のライブ、友達集まりすぎ。

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それから入場して……

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2階席に着席。決してスタンディングには行かない30代。

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さあ、いよいよここからがライブのレポです。出場順に書き出していきます。

まずはルーキーのC Jammから始まりました。この方のことは全く存じ上げなかったので、二日酔いでグッタリしていた私は「よし、いきなり寝れる!」と目を閉じました。しかし、最初のヴァースのラップ第一声を聴いた瞬間に目を開けました。ものすごいかっこよくてビックリ。ラップがすごく上手。前情報ゼロの状態だったので曲名も何も分からないままだけど、そのうちC Jammのことも掘り下げてみたいと思いました。

ところでライブ直後、レポ用に書いておいたメモに「$.$T」と書いてあるのですが、なんでしょうか。全然記憶にありません。C Jammのツイッターのプロフィールを見たら「$exy $treet.」と書いてあったので、これに関連してることは間違いないですよね。

とにかくSwingsが経営するJust Musicに、今年2月に加入したばかりというC Jamm。今後の活躍に注目したいと思います。

 


 

続いてLocoが登場した瞬間、女子高生みたいにキャー♡ って奇声を発してしまいました。去年の5月、ソウル旅行が1日ずれていればLocoのライブに行けたという悔しい思い出を引きずっていて、それから10ヶ月越しのリベンジだったので、思いも格別でした。

残念ながら記憶が曖昧でセットリストが書けないのですが、覚えている限りのことを書き出すと、まずはLocoがソロパフォーマンスをやって、それからGRAYが登場して2人でパフォーマンスしました。続いてELOが登場して、3人で私の大好きな『Denim Heather T-shirt』をやって、Crushが登場して『Crush on you』をやって、最後にリーダーのZion.Tが登場して遂にVV:D全員が揃いました。確か『Miss Kim』もやったと思います。

ほかにも『No More』とか『눈이 마주친 순간(目が合った瞬間)』とか『Parachute』をやっていたと思います。LocoやCrushの新曲もやったような気がしますが、定かではありません。とにかくVV:Dの5人全員がひとつのステージに立ってるのを見ただけで昇天するっていうのに、全員で『물음표(クエスチョンマーク)』なんてやってくれた日には頭がパニックですよね。

実は『물음표(クエスチョンマーク)』のイントロが流れたとき、Choizaが出てくるんじゃないかと密かに期待してしまったのですが、残念ながら出てきませんでした。今回のライブでは「その曲、今日の出演者のあの人がフィーチャリングしてるんだから出てくれたらいいのに」って思うことが何度かありました。もちろんVV:Dバージョンの『물음표(クエスチョンマーク)』も貴重だけど、せっかく同じ会場にいるので、コラボステージも見てみたかったです。

それにしても、とにかくVV:Dのステージで一番印象に残ったのは、やはりCrushの垢抜けっぷりですね。前に同じようなことをYDGの『JAJAJA』のリリース記事にも書きましたが、もうステップが軽快すぎて、異常にステージ慣れしてて、1年前にAmoebahoodで見たときの初々しい少年の姿はいずこって感じでした。もちろんステージ慣れするのはいいことなのですが、わずか1年でのあまりの変貌っぷりに、ちょっとお姉さん戸惑っちゃいました。

そんなイケイケCrushの『Crush on you』をご覧ください。

ついでに『물음표』もどうぞ。

こうして改めて動画を観てみると、VV:Dバージョンもいいですね。その場では「Choizaとコラボしてほしかったなあ」と思ったりもしましたが、VV:Dバージョン最高ですね。せっかくなのでChoizaのラップ部分はLocoがラップしてもおもしろかったかも。って注文が多くてすみません。

そういえばCrushがGaekoのパートを歌った『See Through』も良かったです。これは「Gaekoとコラボしてほしかったなあ」と思うヒマもないほど、Crushバージョンが素敵でした。

 


 

次は、今回このライブを観に韓国まで飛んで来た一番の目的、EluphantとNoise Mobです。彼らと万が一目が合ったりしたら嫌なので、動画を撮影しながらiPhoneで自分の顔を隠し続けました。完全に自意識過剰です。まあ万が一目が合ったとしても別に問題はないのですが、やっぱなんか恥ずかしいんですよね。救いようのないくらい自意識過剰です。

顔を隠すために動画をやたら長く撮っていたので、ある意味レポ的には最高だと思います。まずは『쿨피스(クールピース)』のイントロから始まって、『짧은 손가락(短い指)』と『Go Mobday』へ、そしてMCまで丸々撮った動画です。

続いて『별사탕(金平糖)』と『혼자라고 느낄 때(独りぼっちだと感じるとき)』の動画。『별사탕(金平糖)』のオリジナルではBumkeyがフックを歌っていますが、ライブではRHYME-A-がその美声を披露しています。Bumkeyの声も入ってるけど。動画の1:00あたりでKebeeがマイクを落としていますが、なかなかでっかい音が会場のスピーカーから「ゴンッ」って響いて吹きました(笑) 落とすときに「おっとっと」ってなってるKebeeが猛烈に可愛いです。

このあと『MOB 맘이야(MOBの勝手だよ)』をやったのですが、途中でMinosとRHYME-A-がKebeeに向かって迫り歩きながらラップするところがすごく良かったです。こんだけたくさん撮影しておきながら、よりによってその場面は撮影していないという残念な私。ちなみにその部分、去年11月に開催した不汗黨の東京公演では、MinosとRHYME-A-がピッタリと揃った完璧なユニゾンを披露してくれて、かなり感動しました。

客席から彼らを眺めながら、「ほんの4ヶ月前に彼らと一緒にライブやったんだなあ」って妙に感慨深くなりましたよ。あのときは小さなステージだったので、こうやって大きなステージに堂々と立つ彼らの姿を見るのは不思議な気分でした。ってか、これが本来の姿なんですけどね。

二日酔いのせいもあるけど、今回の渡韓の一番の目的だったEluphantとNoise Mobのステージも観れたので、この時点で比較的お腹いっぱいになりました。

 


 

次はDJ SonのDJタイムです。この方のことも全然知らなかったのですが、このような大きな舞台でバックDJを任されるくらいなので、相当うまいのだろうなと思いつつ、知らないからあまり興味も湧かず。二日酔いも響いてるし、EluphantとNoise Mobも見れたし、そろそろ寝ようかなと思って目を閉じました。

ところがプレイが始まった途端、目を開けました(二回目)。うますぎて度胆を抜かれ、釘付けになりました。かなり気になる存在です。情報求む!

 


 

DJ Sonのかっこいいプレイが続く中、舞台袖よりラッパーが1人登場しました。あ、もう次のラインナップかな? と思って見てみると、なんと、Huckleberry Pが! まさかのサプライズゲストでした。一度は生で観てみたいと思っていた大好きなHuckleberry Pの登場に感激し、二日酔いも吹っ飛ぶ勢いでした。

Huckleberry Pは、HI-LITEのレーベルメイトであるB-Freeと毎週水曜日にネットラジオ『수요일밤(水曜日の夜)』のMCを務めていますが、このライブの主催者であるHIPHOPPLAYAがやっているラジオなので、その関係で今回Huckleberry PとB-Freeの2人がシークレットゲストとして登場したのです。『수요일밤(水曜日の夜)』も韓国語のリスニングの勉強のために毎回観てたので、その2人が立ってるステージを観て贅沢な気持ちになりました。

※『수요일밤(水曜日の夜)』の過去の放送はここで観れます→ HIPHOPPLAYA USTREAM

しかし大好きなHuckleberry PとB-Freeを観ながらも、とうとう私の限界がやってきました。今回の渡韓の目的はEluphantとNoise MobとVV:DとSwingsとDynamic Duoを観るためだったのですが、この時点ですでに2時間が経過してるのに、まだSwingsとDynamic Duoが出ていません。

どうしよう。一体いつ終わるんだろう。楽しいんだけどつらい。つらいけど楽しい。でもつらい。そんな複雑な思いを抱えながら、着実に奪われていく体力。というわけで、この辺からより一層記憶がおぼろげになります。全部で4~5曲やっていたような記憶がうっすらとあるだけで、詳細を覚えていないのです。それでもちゃっかり動画は撮影していたようです。

このあとGiriboyとSwingsが出たのですが、どっちが先だったか忘れちゃったのでとりあえずGiriboyについて。

と言いたいところですが、すみません。Giriboyについてはあまり覚えていません。寝てなかったとは思うんです。確かにGiriboyのステージは観た記憶があります。メガネがオシャレだなあって思ったり、若手代表みたいに言われてるだけあってうまいなあって思った記憶があるので、起きてたはずです。でも記憶がないのです。(寝てたのかな?)

 


 

で、Swings。何気にSwingsはアルバムも揃えていて、結構ファンなんです。ディスが多いところはちょっとアレだし、去年の「Control大乱」のときなんてかなりイライラしたけど、それでもやっぱり声がかっこいいところとか、アメリカ育ちだからかエンターテイナーとしての素養が素晴らしくて大好きです。あの顔で(←失礼)意外に恋愛の歌詞も書くし。悪口やディスも韓国で一番激しいと思うけど、そういう点も含めて注目に値するラッパーですよね。

すごく楽しみにしていた初の生Swings。生で観て感じたことは、チャラい、ウザい、うまい。褒めてるんだか貶してるんだか(笑)しっかり準備したステージを見せるというより、その場の雰囲気や気分で思いついたことを喋り、リラックスしたムードでパフォーマンスをする。納得いかないと音楽を途中でストップさせてやり直すし、MCでは客と戯れたりふざけたりする。大きいステージよりも、小さなライブハウスに向いてると思いました。割と芸が細かいので、盛大なショーを見せるための大きなステージよりも、客と一体感が得られやすい小さな箱か、またはテレビに向いてるかもしれないですね。

あと、MCでもフリースタイルをたっぷりと披露してくれたのが楽しかったです。特に英語のラップがかっこよかった。疲れがピークに達している私でも、ここまで色々と感想が浮かんでしまったほど印象的なSwingsでした。とりあえずSwingsのおふざけ場面からパフォーマンス開始までの動画をどうぞ。いきなりお菓子食べてるけど、まあ楽しんで観てください(笑)

ここには映ってないけど、途中でカメラに向かってぶっちゅぅぅ~ってやってたのが強烈でした。バックスクリーンに映し出されますからね。カメラに向かってお尻をフリフリしたり、あれ? 私コメディショーを観にきたんだっけ? って思ったり。

Swingsが登場した時点ですでに3時間が経過していて、正直気絶するんじゃないかってくらい疲れていましたが、Swingsが経営するJust Musicのメンバーたちも出てくるなど見所が満載で、気絶することなく楽しむことができました。

 


 

そして最後、ついにDynamic Duoの出番です。ちょうど1年前にAmoebahoodで拝んで以来なのですが、これリアルにちょうど1年前なんです。Amoebahoodは2013年の3月16日と17日で、このHIPHOPPLAYA SHOWは2014年3月15日。しかしこの1年の間に、Amoeba Cultureもすっかり変わっちゃいましたね。Supreme Teamがいなくなり、Crushが加入し、Primaryはお休み状態で。

E SENS命な私としては、Gaekoに対して若干複雑な思いを抱いています。元々Gaekoのことも大ファンだったのですが、どうしてもE SENSに対する思い入れが強いので、自分の中で気持ちの整理がついてない部分もあります。それでも好きなもんは好きなんです。大衆性と芸術性のバランスが絶妙なのがDynamic Duoの魅力。クオリティを下げずに、大衆受けするステージを繰り広げられる数少ない人たちだと思います。

途中でバックダンサーにお決まりのMonster Woo Famが登場しました。Amoeba Cultureのライブとか、Dynamic Duoの単独公演とかなら分かるんだけど、まさかこの日も出てくるとは思わなかったので驚きました。彼らのダンスを観るためだけでも渡韓する価値があるくらいなのに、棚ぼた感が半端なかったです。正直な話、彼らが踊ってる間はDynamic Duoが視界に入りませんでした(小声)

セットリストですが、確か『Friday Night』『길을 막지마(道をふさぐな)』『Fireworks』『출첵(出席チェック)』あたりの定番はやったと思います。違ったらすみません。あと、去年出した最新アルバムからは『BAAAM』『만루홈런(満塁ホームラン)』『진격의 거인 둘(進撃の巨人2人)』だったかな? 違ったらすみません。記憶力がポンコツすぎ。

しかしこれ、トリがDynamic Duoじゃなかったら完全に気絶してたと思います。だって17時スタートで終わったのが21時ですからね。ただでさえ二日酔いの身体に、4時間の公演は相当しんどかったです。Dynamic Duoだからこそ、観客は皆、どれだけ疲れてても心から楽しむことができたのではないかと思います。聴きやすくて盛り上がる曲ばかりだし、踏んできた場数がほかのアーティストと段違いなので、盛り上げ方も上手だし。ふざけすぎず、おとなしすぎず、バランスが最高です。

最後の最後、『Friday Night』では友達と一緒に思いっきりジャンプして楽しみました。疲れたとか眠いとか情けないことばっかり書いてきましたが、なんだかんだ言いながら最後までしっかり楽しんできました。

 


 

ライブ直後にちゃんとメモをまとめていれば、もうちょっと内容の濃いレポが書けたかもしれないのですが、これでも結構がんばったほうです。とはいえ、中盤のHuckleberry P、B-Free、Giriboyあたりの記憶がだいぶブッ飛んでいて、ロクなことも書けなかったのが心残りです(特にGiriboy)。以後、ライブ前日の酒量には気を付けます。

 

※2014年5月31日追記
公式動画が公開されました。

Movie | HIPHOPPLAYA SHOW 2014 part.1

 

Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者。イギリスでの音楽留学経験を生かした音楽的に深みのある記事が売り。独自スタイルのライブ企画、楽曲リリースのコーディネート、ライター活動、各種メディア出演など、韓国ヒップホップにおいて多方面に活躍中。著書に『ヒップホップコリア』。別名ヴィヴィアン。
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