MV | P-type – 반환점 (折り返し地点)

Written By Sakiko Torii

P-typeが兼ねてよりニューアルバムの制作を匂わせてきていましたが、昨日2月28日、先行シングル『반환점(折り返し地点)』のミュージックビデオが公開されました。2014年はP-typeのデビュー10周年にあたるため、それを記念するアルバムとなるそうです。10周年で「折り返し地点」だなんて、まだまだ早いような気もしますが。

この曲は、P-typeが所属している不汗黨クルーのFascinating a.k.a MCソンチョンがプロデュースしました。さらに大御所DJのDJ Soulscapeがスクラッチで参加しています。DJ Soulscapeは90年代からソウルのクラブシーンを牽引してきたDJ兼プロデューサーで、360 Soundsクルーの首長でもあります。90年代から2000年代序盤にかけて、不汗黨のGarionなどとともにMasterplanの中核メンバーとして活躍しました。

ところで不汗黨といえば、昨日は韓国で最も権威のある音楽賞『韓国大衆音楽賞』で、『不汗黨歌』が『最優秀ラップ&ヒップホップ曲部門』を受賞しました。おめでとうございます!

今回の新曲『반환점(折り返し地点)』は、がリリースされるにあたってサンプリング情報が公開されたのが印象的でした。1977年~2008年まで活躍した산울림(サヌリム)というロックバンドの曲を3曲サンプリングしたそうです。サンプリング情報は以下の通り、曲名、演奏者、作曲者、音楽出版社など全体に渡って詳細に記載されました。

  • contains a sample from “어느 날 피었네” performed by “산울림” written by 김창완, published by (주) 대성음반
  • contains a sample from “골목길” performed by “산울림” written by 김창훈, published by (주) 대성음반
  • contains a sample from “내 마음에 주단을 깔고” performed by “산울림” written by 김창완, published by (주) 서울음반

実は先日公開したサンプリング考察記事『Column | サンプリングを語る by RHYTHMER』ですが、これは元々、P-typeがツイッターで紹介していたのをきっかけに読んだ記事でした。これまでもサンプリング論争が起こるたび、P-typeは自身の見解をツイッターで語ってきました。そんなP-typeがこのサンプリング考察記事を推薦し、その上で今回サンプリング情報を詳細に公開したのは、P-typeなりのメッセージなのだと思います。

さらに『반환점(折り返し地点)』の歌詞には「ヒップホップ・ブームの最後に残ったのはチェット・ベイカーだけ」というフレーズが出てくるのですが、これもまたBeenzinoの『Dali, Van, Picasso』のサンプリング論争を言及していると思われます。

P-typeのニューアルバムは5月発売予定とのことです。

 


 

P-Type – 반환점(折り返し地点)のご購入はこちらから

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