Single | Beenzino – Dali, Van, Picasso

Beenzinoが12月18日、久々に新曲をリリースしました。タイトルは『Dali, Van, Picasso』です。画家のダリ、ゴッホ、ピカソですね。お母様も画家で、ご自身も高校から芸術を専門的に学んできているBeenzinoならではのタイトルです。歌詞にも「ダリやゴッホやピカソが俺の身体の中にいる。オレはアーティストだ。ダリやゴッホやピカソを見ながら俺は育った。俺も絵の具を絞ってここまで来た」といったことが書かれています。
ところでこのアートワーク、私はパッと見でBeenzino本人かと思い込んでいたのですが、モデルのキム・ウォンジュンという方だそうです。2人がそっくりなことが話題になって、それでジャケットに起用したそうです。
毎日毎日いろいろなアーティストが新曲を発表していますが、なかなかすべてを追うことはできません。本当に重要そうなものだけを聴くようにしているのですが、この曲に関しては、ありとあらゆる韓国人アーティストやプロデューサーたちがツイッターで大騒ぎしていたので、リリースされるや否や聴いてみました。
あらゆるアーティストたちが「最高!」とか「本当に素晴らしい!」とかベタ褒めしまくってるのが、聴いてみてよく分かりました。大衆受けする感じはないけど、かなりセンスあるビートです。サンプリングされたジャズピアノがレトロな空気を演出していて、反対に現代的な電子音がさりげなく音に厚みを持たせています。シックでムーディーで、バーで聴きたい感じ。聴けば聴くほどクセになる曲です。
それにしてもさすが韓国、こんな大衆受けしなそうなビートにも関わらず、各チャートを席巻したようです。Beenzino自体が韓国の音楽業界の中ではやや大衆的な存在ではありますが、だからといって必ず曲が売れるというわけでもないですよね。
この曲をプロデュースしたPeejayは、BIGBANGやZion.Tなどの楽曲も多く手掛けてきている敏腕プロデューサーです。Peejayの作る曲にハズレはまず無いのですが、それにしても今回はアタリもアタリ、長年に渡って何度も聴いていく1曲となりそうです。特にBeenzinoとの相性は良いように感じます。この『Dali, Van, Picasso』に対しても、アーティストたちはPeejayにリスペクトの言葉を送っていました。
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