レポート/2013 Amoebahood 展示会[4/4]

Written By Sakiko Torii

Report | 2013 Amoebahood 展示会 (3/4) からの続きです。

最後の部屋に入ると、一番最初に目に入ってくるのはPrimaryマスクの原型となったというユンヒョプさん作のおもちゃ『Birdo』です。

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Birdo

2004年作のオリジナルバージョンです。35cm×50cm×90cm。手作り感が満載です。マリオネット的な感じで上から吊られています。

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Birdo Primaryエディション

2013年の新作で、サイズはオリジナルバージョンと同じです。

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Birdo ユンヒョプ・エディション

こちらも2013年の新作で、サイズも同じです。

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そして『Birdo』のすぐ右隣には、なんだかよく分からないけどハイテクでかっこいい感じの映像のなにかが。一体なんだったのか最後まで分からずじまい……。

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テレビモニターの前にあるのがカメラで、それが家電量販店のテレビ売場みたいに左右に動き続けていて、自分の姿がこのモザイクというか星がちりばめられたような映像になってモニターに映し出されるというものでした。設置されているヘッドフォンを装着するとなにか音楽が流れた気がするんだけど、もはや音楽だったのかなにかの効果音だったのか記憶が無いという。なんだか分からないけど面白かったです!

そしてここから先は1枚を除いてすべてGaekoの作品。

 

Digilog

2011年リリースのDynamic Duoのアルバム『Digilog』のアートワークの原画ですね。41.7cm×68.7cm、2009年の作品です。

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めっちゃ細かく描かれててすごい! 見慣れたアルバムのアートワークがカラフルになっていて不思議な感じがしました。

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Enlightened Part2

こちらもGaekoの作品。60.5cm×72.5cm、ガッシュ絵の具といって、チョークなどの顔料をアラビアゴムで練った水彩絵具を使っているそうです。2007年の作品。

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アルバム『Enlightened』の歌詞カードを開くと、同じ絵があります!

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Last Days

こちらはSXIVAの名でも知られるビジュアル・ディレクター、イ・ギベクさんの作品です。この部屋の絵画で唯一Gaeko以外の作品。Dynamic Duoの4枚目のアルバム『Last Days』のアートワークの原画ですね。65cm×90.9cm、キャンバスにアクリル絵の具。

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イ・ギベクさんはTiger Cave Studioを運営していて、Dynamic Duo、Epik Highなどの大物から2AMやTEENTOPなどのアイドルグループまで、数多くのミュージック・ビデオを手掛けてきています。G-Dragonの『少年よ』のCGもTiger Cave Studioが作成したそうなのですが、私このミュージック・ビデオ大好きなんです! このCGが本当にかっこよくて好きだったので、イ・ギベクさんの作品と知って嬉しい驚き。

アンダーグラウンドの音楽が好きな人たちの中には、極度に大衆的な存在であるG-Dragonに苦手意識がある人もいるかもしれませんが、これは一見の価値あるビデオです。まだ観たことのない方はぜひご覧ください。ラップを本格的に始めた13歳の頃の自分に「少年よ、君の素敵な声で世界へ叫べ」と語りかけている歌詞の通り、13歳の頃のG-Dragonの姿が映っているのも印象的です。

 

イ・ギベクさんがこれまで手掛けたミュージック・ビデオは、Tiger Cave Studioの公式ページ(http://www.tiger-cave.com/)で見ることができます。

Gaekoの作品に戻ります。

 

自画像1

ガッシュ絵の具、72cm×90.8cm、2008年の作品です。

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この自画像、『될 대로 되라고 해(なるようになれ)』のミュージック・ビデオにも登場してます。0:18と3:25にチラッと映って、3:38からは燃やされてるー! CGかと思ったけど、ちゃんと燃えてるっぽいからコピーですね。

 

Rhythm is life

65cm×90.5cm、2012年の作品です。Gaekoのお子様、リズム君の肖像画ですね! この絵のタイトル『Rhythm is life』は「リズムは人生」という意味ですが、実は『될 대로 되라고 해(なるようになれ)』のサブタイトルでもあります。音楽のリズムとご子息のリズム君の両方の意味を持たせているのだと思います。

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3時(3AM)

130.3cm×162.2cm、キャンバスにアクリル絵の具と油絵具。今年の作品です。左がChoizaで、真ん中がGaekoかな? 右は誰だろう? 黒人さんのようにも見えるけど。 3AMというタイトルもどういう意味なんだろう? 夜中の3時に完成したとか?

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恒例行事、ドアップで質感堪能のお時間です。

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こちらは後日Gaekoがツイッターにアップした写真ですが、この絵を描いている最中ですかね? もう完成してるようにも見えるけど、手前に画材が見えます。

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(c) gaekogeem@Twitter

 

最後の壁。Gaekoの絵画が6枚並んでます。

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Enlightened Part2

60.5cm×72.5cm、ガッシュ絵の具、2007年の作品です。アルバム『Enlightened』のジャケットですね。上に貼ったPart1は歌詞カードにプリントしてあって、こちらのPart1はカバーに使われています。

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M.A.N.

60.5cm×72.5cm、ガッシュ絵の具、2008年の作品です。この絵は見たことがないので、アートワークには使われてないのかな? 歌詞カードの隅々まで見たりしてないから気づいてないだけかもしれないけど。ほかの絵とはタッチが違くて、とてもアーティスティックですよね。白い背景とシンプルな色彩が印象的でした。なんとなくGaekoに似てるような気もするけどどうだろう?

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この絵の情報が見当たらなかったんだけど、M.A.N.の一環なのかな? 発色のいいオレンジと緑の二色使いで素敵! 電球を斜めに切るように逆の色で描かれている部分、アルファベットが並んでるようにも見えるんだけど、よく見えない。

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自画像2

ここから続く3作品はシリーズ物のように見えますが、これがまさかの自画像とは~! 80cm×99.9cm、ガッシュ絵の具、2009年の作品です。

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The Cat

60cm×72cm、ガッシュ絵の具と色鉛筆、2008年の作品です。

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Dunkey with dunk

80cm×117cm、ガッシュ絵の具、2008年の作品です。

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この部屋全体の動画を撮影してきました!ちょっぴりほかのお客さんが映っちゃったけど、顔は映ってないから大丈夫よね?

 

そして実はこの部屋の奥に、ちょっとした小部屋がありまして。『3AM』の横からつながってる空間なのですが、そこではTRESことキム・セミョン監督による、Primary & E SENSの『독 (毒)』のディレクターズ・カットが上映されていました。

何を隠そう(隠してないけど)、この展示会のためにわざわざソウルまで出向いたのは、このディレクターズ・カットが観たかったからというのが一番大きいんです。ここでしか観れないと知り、それが決め手となりました。もちろん後日になって、ちゃっかり公式でアップされる可能性もゼロではないんだけど、それはそれとして。万が一アップされなかった場合、観に行けば良かった~って永遠に後悔しそうな気がしたので決心したわけです。

ところが残念ながら、スクリーンの右下にエラーメッセージが出てて(爆) スタッフの人に言いに行って、現場監督みたいな人を呼び出してパソコンを操作してエラーメッセージを消してもらったんだけど、またすぐに出てきちゃって。もう面倒くさいのでそのままの状態で撮影してきました。ちょっと残念だけど、右下のエラーメッセージのことは我慢しながら観てください。

 

オリジナル版にはちょっぴりしか登場しなかったヒラヒラの髪の毛を持つ人物。あの髪の毛は、紙と藁とファイバーで作ったとのことです。エンディングでスローモーションでラップし続けるE SENSの姿が印象的で、何度も何度もこの映像を見続けました。ああ、本当にはるばるソウルまで行って良かった!

そしてなんと、ツイッターでキム・セミョン監督から2回もリプライをいただきました! 監督、ありがとうございます!

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<翻訳>私:今日行きました~。『독 (毒)』ディレクターズ・カット5回以上観ました!本当に感動しました…。ありがとうございます。監督:5回以上~!ありがとうございます^^

 

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(リプのお礼と、ディレクターズ・カットが観たくて日本から行った旨を伝えると)
<翻訳>日本からいらっしゃったんですか?!遠い道のりを来られたんですね…TT 本当に感謝申し上げます^^

 

一番の目的でもあったディレクターズ・カットを作られた監督ご本人からリプがいただけて、本当に嬉しかったです。毎度毎度ミーハーで本当にすみません。

いやー本当に長くなりましたが、展示会のレポはこれにて終了です。写真の修正加工、アーティストや作品のリサーチなどに思いのほか時間が掛かってしまい、展示会から一週間経ってのアップとなりました。

展示会のためだけに渡韓ってどうなの!? とも思ったけど、ちょっとした冒険にもなったし、貴重な作品を肉眼で拝見することができた経験は自分の中で思っていた以上に大きなものとなりました。あっという間の2日間だったけど、本当に行って良かったです。行きたくても行けなかった皆様にも、このレポで少しでもお裾分けができれば幸いです。

 

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