TKの最新プロデュース曲をいくつかご紹介
VismajorのプロデューサーTKが最近新たにプロデュースした楽曲がいくつかリリースされているので、紹介したいと思います。
まずは先週公開されたばかりの最新曲から。TKが所属するクルー「7he Basement(ザ・ベースメント)」の曲で、クルーと同名の『7he Basement』というタイトルです。
7he Basementというクルーは今回初めて知りました。プロジェクトチームの9초(Deeno、J0cean)、ラッパーJ-Man、Owen、プロデューサーTKからなるクルーで、ソウルのホンデを中心に活動しているそうです。9초は韓国のSNS「サイワールド」でルーキーに選ばれたそうで、J-Manはストリートブランドであるハイパー・グラウンドのモデルとしても活躍中だそうです。
今回の新曲『7he Basement』は、TKによるプロデュースの元、7he Basement所属のJ-Man、Owen、Deenoが参加しています。ミュージックビデオはDeepflowの『Heavy Deep』などと同じ監督が手掛けたそうです。
せっかくなので7he Basementのファースト・シングル『Rip This Beat Up』も貼っておきます。J-Manがさっきの『7he Basement』のミュージックビデオで着てたのと同じThe North Faceのダウンジャケットを着てるけど(笑)
J-Manですが、今年1月にリリースされたミックステープ『7he basement B on first』が7he Basementの公式サイト(http://www.7hebasement.com/)で無料ダウンロードできます。サイト内の「MUSIC」をクリックしてダウンロードしてください。
そしてお次は先月リリースされた曲。TKと同じくクルーVismajorに所属しているWutanの『My Name Is My Name』という曲です。様々なエフェクトが盛り込まれていて、イヤフォンでじっくりといろんな音色に集中してみると楽しいですよ。
初めてWutanの声を聴いたときは「ハスキーなBeenzino」という印象を受けましたが、よく聴いてみるとSwingsの声のほうが似ているような気がします。個人的にかなり好みの声で、抑揚のつけ方も大好きです。
TKの作業記(http://gentlemusic.tistory.com/44)によると、この曲は「ギソク兄さんの奴隷時代」に作ったそうです(笑)「ギソク兄さんの奴隷時代」が何か分からない人は、『이릿』の作業記をご覧ください。
この曲をサムディに聴かせたら誰の曲かと聞かれて、自分が作ったと言ったら驚かれたそうです。だけど結局Supreme Teamでは使わないことになったので、WUTANさんとやることになったんだとか。あと、この曲の最後のほうでG-Dragonの『Crayon』の歌詞「머리 어깨 무릎 발 Swag(頭、肩、膝、足 Swag)」が引用されているのがおもしろいですね。
続いてもWutanの曲です。先月リリースされた『Platform』という曲で、同じくVismajor所属のVen(a.k.a Ventastic)がプロデュース&フィーチャリングしていますが、作曲はTKです。
WutanとVismajorの4人のプロデューサーが1曲ずつ作業してリリースするというプロジェクト「WV(Wutan&Vismajor)」の第二弾がこの『Platform』です。上で紹介した『My Name Is My Name』は第三弾で、第一弾はDeepflowがプロデュースした『개미개미개미』という曲。もうすぐ第四弾が出ると思います。
ところでVismajorですが、最近メンバーを増やして拡大したそうです。新しいメンバーは、Row Digga(MC / Art Director)、Brasco(MC / Producer / Studio Engineer)、Crankee(MC)、Don Mills(MC)、Buggy(MC / Producer)、Mojo(Promoter)の6人だそうです。7月にはコンピレーション・アルバム「RUN VMC」をリリースするということで、楽しみですね。
最後は先月初のフルアルバムをリリースしたばかりのヒップホップ・デュオ、Geeksの『비가오네(雨が降るね)』という曲です。シンガーのパク・スミンさんがフィーチャリングしています。パク・スミンさんの声が美しいですね。
Geeksといえば、先日発表された「HIPHOPPLAYA Awards 2012」で「今年の新人アーティスト」の2位に選ばれていましたね。今回のアルバムも評判がいいみたいですし、今年も大活躍しそうですね!
ということで、最近TKが作曲&プロデュースした4曲をご紹介しました!