Column | E SENS 『독 (毒)』 歌詞和訳&分析


Primary & E SENSの『독(毒)』。

以前翻訳したXXL Magazineの記事の中にも書かれていましたが、この曲はE SENSのストーリーテリングの才能を最大限に感じることができる芸術作品だと思います。昨年末からTwitterで定期的にこの曲を宣伝している私ですが、あまりに好きすぎて溢れ出る情熱を抑えられなくなっちゃったので、とうとうミュージックビデオに日本語字幕をつけちゃいました。

この曲を語る上で避けて通れない話があります。E SENSやSupreme Teamにとって、Amoeba Cultureにとって、そしてファンにとって、済んだことを蒸し返すような行為なので少々気が引けるですが、ここでこの話を避けたら、この曲に込められたE SENSの思いも、新たにスタートを切ったSupreme Teamの2人の覚悟も、すべて否定することになってしまうと思うんです。

Supreme Teamの最新インタビュー記事(Interview | Supreme Team – カムバック by 聯合ニュース)の中でもこの件について率直に語ってくれているので、ファンも目を背けちゃいけないと思うのですよね。ってのはあくまで私の主観ですが。

 

2011年11月、E SENSは記者会見を開き、大麻を喫煙した事実と合わせて音楽活動の休止を発表しました。韓国では、自身の口で大麻喫煙の罪を公式的に認めたのはE SENSが初めてだったというくらい、この手の記者会見を開くことは異例らしいのですが、E SENSおよびAmoeba Culture側は本人の口から事実を告白して謝罪をする道を選びました。

その理由は、「率直な思いを込めた歌詞を書き続けてきたラッパーとして、率直に過ちを認めようと判断した」ということ、そして「検察に送致される前に、本人の口から最初に自分自身を愛してくれたファンと信じてくれた関係者に謝罪をするのが順番だ」ということでした。そしてその会見でE SENSは「一瞬の衝動と誤った判断により、犯罪行為と社会的に大きな悪影響を及ぼす行為に加担したことは、いかなる言い訳をもってしても許されないという事実を、僕は誰よりもよく分かっている」と話しました。

大麻吸引は絶対に許されることではないけど、大事なのは過ちを犯したあとの対応だと思うんです。ちゃんと謝罪をして反省をしたら、あとは復帰後にいい音楽で返していけばいい。そして二度と同じ過ちは繰り返さないこと。

Amoeba Cultureは「E SENSを管理できなかった事務所として、我々が担うべき非難と責任に対して最善を尽くして終わらせる」とした上で、さらに「健全なヒップホップ文化の拡散のため努力する」とまで言いました。そしてさらに「E SENSが音楽業界を離れて自粛している間、彼の健康及び私生活の管理など多方面の支援を惜しまない」とまで言いました。会社として、なんて誠意ある対応なのでしょう!

 

そして1年もの自粛期間を経て出した復帰作がこの『毒』です。復帰作としてはこの上ない極上の作品。E SENSの内省の気持ちが綴られているとのことですが、社会に出て世間に染まっていく現実や葛藤に苦しむ若者に向けた応援のメッセージも込められているそうです。

歌詞に絶妙にマッチした音楽がまたいいんです。ヴァースやフックなどの基本構成は取らず、リフレインもなく、オーケストラの伴奏に乗せてE SENSがひたすらラップするという型破りなスタイル。ピアノの音色だけで始まる静かな音楽に、過去を回顧しながら語るようなE SENSのラップ。そしてだんだんオーケストラが盛り上がっていくに連れ、E SENSの声も強くなっていく。聴いているこちらの感情もそれに合わせて昂っていきます。「いい音楽で返していけばいい」ってさっき書いたけど、これ1曲でいきなり全部チャラになるくらい素晴らしい音楽で返してくれました。

では、このE SENSの復帰作「毒」を字幕つきでご覧ください。

 

ややスピーディーに字幕が流れていったと思いますが、じっくり読めば読むほど深く考えさせられる歌詞なので、下に歌詞を改めて書き出しますね。じっくり読んでみてください。

私の解釈も一緒に書いていきます。あくまで私個人の見解なので、間違ってるかもしれません。ここは軽い気持ちで、「なるほど、そういう受け取り方もあるかもね」ぐらいに思ってください。あと、ミュージックビデオのE SENSの動きにも注目すると、歌詞との関連性が感じられてより一層楽しめます。せっかくなので、その辺についても簡単に書いていきます。

ところでこの『毒』は、音源自体にも前半に文字を書く音が流れていますが、映像の中でも文字を書いている場面がたびたび映ります。この歌詞がE SENSの思いを綴った手記であるということを表現しているのだと思います。

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歌詞の内容を的確に映像とシンクロさせた、素晴らしい演出ですよね。Amoeba Cultureの公式サイトで「このMVの監督は誰ですか?」と質問している人がいたけど、聞きたくなる気持ちはよく分かります。回答は、Amoeba Culture所属のTRES(キム・セミョン)監督とのことでした。

では、歌詞とともに私の独断と偏見による解釈(オレンジ色)を書き出していきます。

Primary – 독 (毒) (Feat. E SENS)

作詞:E SENS
作曲:Primary
編曲:Primary

시간 지나 먼지 덮인 많은 기억
時間が過ぎて ホコリに覆われた多くの記憶

시간 지나면서 내 몸에 쌓인 독
時間が過ぎるうちに 俺の身体に溜まった毒
1行目は「年を重ねるにつれて薄れていった情熱」、2行目は「年を重ねるにつれて純粋さと引換えに身についたマイナスの感情」と解釈しました。具体的にいうと、ここでいう「毒」は後から出てくる「傲慢」を指しているのではないかと思います。

자유롭고 싶은 게 
自由になりたい思いが

전보다 훨씬 더 심해진 요즘
前より遥かに激しくなったこの頃

난 정확히 반쯤 죽어있어
俺はちょうど半分くらい死んでいて

눈에 보이는 건 아니지만 난 믿은 것
目に見えることではないが 俺は信じていた

그게 날 이끌던 걸 느낀 적 있지 분명
それが俺を導くと感じたのは明らかだ

그 시작을 기억해
その始まりを覚えている
「それ」=「大麻」で、「その始まり」=「初めて吸った時」じゃないかな、と考えています。

나를 썩히던 모든 걸 비워내
俺を腐らせたすべてのことを空にして

붙잡아야지 잃어가던 것
しがみついてなけりゃ 失っていったもの
大麻を吸うことで、腐った感情を空にしながら精神状態を保っていたという意味かなって考えています。

지금까지의 긴 여행
今までの長い旅

꽉 쥔 주먹에 신념이
ぎゅっと握りしめた拳に
ミュージックビデオでは「ぎゅっと」の部分で拳をぎゅっとする動きをします。こういう歌詞とモーションのリンクって、歌詞の意味が分からないと気づけない部分ですよね。

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가진 것의 전부라 말한 시절엔
「信念を持つことがすべてだ」と語っていた頃は

겁먹고 낡아 버린 모두를 비웃었지
怖じ気づいて古くさくなった皆をあざ笑っていた
ラップを始めた頃から今までの長い道のりで、社会や業界に染まっていく仲間たちを多く見てきたのかな。そんな彼らを見て「自分は違う。このまま自分の信念を貫くんだ」と意気込んでいたということでしょうか。

반대로 그들은 날 겁 줬지
逆に彼らは俺を怖がらせた

나 역시 나중엔 
俺もやはり後になって

그들같이 변할 거라고 어쩔 수 없이
彼らのように変わることも やむを得ない

그러니 똑바로 쳐다보라던 현실
だから真っ直ぐに見つめた現実

그는 뛰고 싶어도 앉은 자리가 더 편하대
彼は走りたくても 座った席のほうが気楽だと

매번 그렇게 나와 너한테 거짓말을 해
毎回そうやって 俺と君に嘘をつく
走ることを辞めてしまった仲間たちは「今のほうが気楽だ」と言うのでしょうね。だけどそんなのは本音じゃないだろう、と。でもいつか自分もそうなる日が来るのかもしれないという現実も見据えているのですよね。

그 담배 같은 위안 땜에 좀먹은 정신
そのタバコのような癒しのために 蝕んだ精神
「タバコのような」というのは文字通り大麻のことを指してると最初は思ったんだけど、何度も読むうちに、もしかしたら「座った席」のことを指している比喩かもしれないとも思って混乱中。

어른이 돼야 된다는 말 뒤에 숨겨진 건
「大人になれば良くなる」という言葉の裏に隠されたのは

최면일 뿐 절대 현명해 지고 있는 게 아냐
ただの催眠 絶対に賢くなるということではない

안주하는 것뿐 줄에 묶여있는 개마냥
安住するというだけ 紐で縛られた犬のように

배워가던 게 그런 것들뿐이라서
学んだのは そんなことばかり

용기 내는 것만큼 두려운 게 남들 눈이라서
勇気を出すことぐらい恐ろしいのが 他人の目

그 꼴들이 지겨워서 
そのさまにうんざりして

그냥 꺼지라 했지
そのまま消え失せろと言った
有名になったことで注目されることに対する恐怖心を表しているのでしょうか。そして恐ろしいものの比較対象を「勇気を出すこと」としてるのがとても印象的です。

내 믿음이 이끄는 곳
俺の信頼が導く場所

그 곳이 바로 내 집이며 
その場所はまさしく俺の家であり

내가 완성되는 곳
俺が完成される場所
家のことを「自分が完成される場所」とするこの表現が大好き。自分自身の中にある「信頼」が導いてくれるのはまさしく自分の家であり、そこでのみ自分という人間が完成される。素晴らしい表現ですね!

기회란 것도 온다면
チャンスというものがあるなら

옆으로 치워놓은 꿈 때문에
横に置いておいた夢のために

텅 빈 껍데기뿐인 너 보단 나에게
空っぽのうわべだけの君より 俺を

마음껏 비웃어도 돼
思う存分 あざ笑えばいい

날 걱정하는 듯 말하며
俺を心配するように話して

니 실패를 숨겨도 돼
君の失敗を隠せばいい
ここで突然登場する「君」というのは、この曲を聴いているすべての人のことでしょうか。または走ることをやめてしまった「彼ら」?

ミュージックビデオではここの「隠せばいい」の部分でE SENSがうなずくのですが、これは単に曲の世界に入り込んでるのか、それとも「失敗を隠せばいいよ、うんうん」という意味なのか。いずれにせよ、とても惹きつけられる表情です。

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다치기 싫은 마음뿐인 넌 가만히만 있어
傷つきたくない心ばかりの君は じっとしている

그리고 그걸 상식이라 말하지
そして それを常識というのだろう

비겁함이 약이 되는 세상이지만
卑怯であることが薬になる世の中だが

난 너 대신 흉터를 가진 모두에게
俺は君の代わりに 傷を持つ皆に尊敬を

존경을 이겨낸 이에게 축복을
勝ち抜いた人に祝福を
傷つきたくないばかりに何も行動を起こさず、情熱を持って挑戦し続ける人をあざ笑うような卑怯さが良しとされる世の中で、傷つきながらも自己実現を達成していく人たちを尊敬して祝福するよという強烈な煽り(いい意味での)でしょうか?

また、ミュージックビデオでは、ここで書いていたノートをE SENSが後方に投げ捨てるのですが、曲自体でもちょうどここで文字を書く音が止まるんですよね。なんでここで書くのを止めるんだろうってしばらく考えてみました(← そろそろオタクすぎて気持ち悪い)。ここまでは過去に抱えていた自分や周囲に対する怒り、焦燥、葛藤のようなものが描かれているんだけど、ここからは内省の気持ちを込めて振り返ってる気がするんですね。なので、雑念はここで捨てようという意味なのかと想像してみました。

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깊은 구멍에 빠진 적 있지
深い穴に落ちたことがあるよ

가족과 친구에겐 문제없이 사는 척
家族と友人には 問題なく生きるふり

뒤섞이던 자기 혐오와 오만
入り混ざった自己嫌悪と傲慢

거울에서 조차 날 쳐다보는 눈이 싫었어
鏡でさえ 俺を見つめる目が嫌だった
別途アップのSupreme Teamのインタビューの中でも、E SENSは「20代前半でお金が入って傲慢になっていた」と話していました。この「鏡でさえ……」の部分は、自己嫌悪と傲慢が入り混ざって自分を直視できなかったという意味ですよね。

열정의 고갈
情熱の枯渇

어떤 누구보다 내가 싫어하던 그 짓들
どんな誰よりも 俺が嫌いだった行動
「情熱が枯渇することを嫌っていた」というのは、前半で語っていた「信念を持つことがすべて」「周りをあざ笑っていた」のことですよね。

また、ここでスモークに包まれるE SENSの姿は、何かを悟り始めているようにも見えます。解脱していくように見えるというか。ヘアスタイルのせいでそう見えるだけかもしれないけど。

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그게 내 일이 된 후엔
それが俺の仕事になった後は

죽어가는 느낌뿐
死んでいく感触のみ
情熱が枯渇することをあれほど嫌っていたのに、メジャーシーンに呑み込まれて傲慢になる自分に、精神が死んでいくような感覚を覚えたのでしょうか。冒頭にも「俺はちょうど半分くらい死んでいて」とありますね。

다른 건 제대로 느끼지 못해
ほかのものは まともに感じることができず

뒤틀려버린 내 모습 봤지만
歪んでしまった俺の姿を見たけど

난 나를 죽이지 못해
俺は自分を殺すこともできない
傲慢になって物事を正しく見れなくなった、そんな自分に気づいたということかな。だけどその当時はそんな自分にどう落とし前をつけたらいいか分からなかったのですね。

そして映像の中で、「自分を殺す」の部分で自分の首を切るような動きをするのが印象的です。

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그저 어딘가 먼 데로
ただどこか遠いところで

가진 걸 다 갖다 버린대도
持っているものすべてを 捨てたとしても

아깝지 않을 것 같던 그 때는
惜しくはないと思っていた あの頃は

위로가 될만한 일들을
癒しになりそうなことを

미친놈같이 뒤지고 지치며
気が狂ったように探し回って 疲れて

평화는 나와 관계없는 일이었고
平和は俺とは関係のないことだった

불안함 감추기 위해 목소리 높이며
不安を隠すために 大声をあげて

자존심에 대한 얘기를 화내며
自尊心に関する話を 怒って喋りまくって

지껄이고 헤매었네 어지럽게
さまよったよ 目まいがするほどに
すべてを捨ててもいいと思ってしまったり、癒しになることを狂ったように探し回ったり、本当は心の中では不安でいっぱいだったけど、それを誰にも悟られないためにいつも虚勢を張って振舞っていたということでしょうか。

누가 내 옆에 있는지도 모르던 때
誰が俺の隣にいるのかも 分からなかった頃
あの特殊な業界ですべてが目まぐるしく派手に動く中、自分のことを周囲で支えてくれている人たちのことが見えなくなってしまったという意味かな。

그 때도 난 신을 믿지 않았지만
その頃も 俺は神を信じなかったが
天に向かって言っているところが、むしろ神の姿を探しているように感じてしまいます。絶望の淵で、神の存在も信じられずに心があてもなくさまよう様子が伝わってくるような、なんとも言えない表情です。

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망가진 날 믿을 수도 없어
壊れた自分を 信じることもできなくて

한참을 갈피 못 잡았지
しばらく要領をつかめなかったよ

내 의식에 스며든 질기고 지독한 감기
俺の意識に入り込んだ 丈夫でひどい風邪
ビデオでは「風邪」と言いながら自分の頭を指で2度つつくのですが、「風邪」=「自分の精神を腐らせる毒」=「傲慢さ」が自分の中に入り込んでいく様子が表されているように感じます。

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몇 시간을 자던지 개운치 못한 아침
何時間寝ても すっきりしない朝

조바심과 압박감이 찌그러트려놓은 젊음
焦燥感と圧迫感が  押しつぶされてしまった若さ

거품, 덫들, 기회 대신 오는 유혹들
泡、罠、機会の代わりに来る誘惑
この「泡」についてザッと調べた感じだと、日本語でもバブルって言うように金銭的な羽振りの良さを指すっぽいです。悪銭のことを韓国語で泡金って言うようで、人気芸能人の高すぎるギャラのことも泡って言ったりするみたいです。でも違ってたらすみませーん。

그 모든 것의 정면에서 다시 처음부터
そのすべてのことの正面で 再び初めから

붙잡아야지 잃어가던 것
しがみついてなけりゃ 失っていったもの
これは一番最初のヴァースと同じ言葉のリピートですね。1回目は「俺を腐らせたすべてのことを空にして しがみついてなけりゃ 失っていったもの」でした。そしてそれは大麻のことなのかな、とも思いました。今回は自分を腐らせるすべての誘惑の真っ正面に立ち、再び初めからスタートを切ると。そうやってしがみついてなきゃ、すべてを失ってしまっただろう、ということかな?

そして間奏の間スローモーションで動き回る姿に、もがきながらも再び初めから動き出そうとしているE SENSの心を感じます。

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급히 따라가다 보면
急いでついて行こうとすると

어떤 게 나인지 잊어가 점점
どんなものが俺なのか 忘れていく 徐々に
これが最終的にE SENSの見つけ出した答えであり、この曲で一番伝えたいメッセージなのだと思います。周りの目まぐるしい流れに無理について行こうとすると、そもそも自分が何者であるのか、どう生きていくべきなのか、知らず知らずのうちに見失ってしまうということですよね。

私も実体験として仕事が多忙すぎた時期や、SNSを介して次々に出てくる情報に必死についていこうとしていた時期は、自分が何者であるかを見失っていたような気がします。自分が自分であるためには、時間にも心にもある程度の余裕が必要なようです。

特に韓国は凄まじい競争社会なので、受験戦争はもちろん、就職する時もした後も常に周りと競争して、そうやって世の中に無理についていくことは果たして自分の人生を生きていると言えるのだろうか?と葛藤する若者も少なくないのかもしれません。

급히 따라가다 보면
急いでついて行こうとすると

어떤 게 나인지 잊어가 점점
どんなものが俺なのか 忘れていく 徐々に

멈춰야겠으면 지금 멈춰
止まらなければならないのなら 今止まれ

우린 중요한 것들을 
俺たちは 重要なものを

너무 많이 놓쳐
あまりにもたくさん逃してしまう
一回立ち止まってみたらどうかって促してくれてるんですよね。大切なことを見逃す前に。一年もの間立ち止まったE SENSの言葉なので、ものすごく説得力があると思います。ただ、これは「気楽に安住しろ」ということではなく、「自分自身のやるべきことを少しずつ続けていけ」という意味だと思います。周りに呑み込まれて焦るな、自分らしく自分のペースで、たまに休みながら続けていけ、というメッセージだと思います。

급히 따라가다 보면
急いでついて行こうとすると

어떤 게 나인지 잊어가 점점
どんなものが俺なのか 忘れていく 徐々に

 


 

ってことで、自分のE SENS溺愛っぷりとオタクっぷりに若干引きながら、数週間もの時間をかけてこの記事を書き上げました。歌詞を読むたびに自分の中で解釈が変わったりするので、何度も何度も書き直しながら。

深読みしすぎて思いっきり見当違いになってる部分もあるかもしれませんが、歌詞というのは読み手が自由に理解するものだと思うので、いろんな解釈があっていいのかなって思います。皆様の解釈はどんな感じですか?

一度歌詞をじっくりと読んで、自分なりに深く理解をしてみてからもう一度ミュージックビデオを観ると、より一層深く伝わってくるものがあると思います。

そして一年もの自粛期間を経てリリースしたこの『毒』を、それからさらに5ヶ月経った今年の3月にファンの前でパフォーマンスしたE SENSのこの姿をご覧あれ! 私もこのコンサートを観に行きましたが(レポはこちら)、E SENSの強い感情が直接的に伝わってきて、涙しながら聴き入りました。歌詞に込められた感情が激しく吐き出されるこのラップ、そして終わったあとの清々しい表情! 晴れ晴れしい姿! あらゆるアングルからご堪能ください。

 

上の3つは初日の公演で、下の2つは2日目の公演です。

私は一番下の動画が一番好き。「俺の意識に入り込んだ 丈夫でひどい風邪」あたりからの歌詞に合わせた動きと声のトーンに胸がえぐられるようです。

 


 

この記事を書いている最中、先にYouTubeにアップしていたこの和訳動画を見つけてくださったTwitterのフォロワー様が、Twitterにリンクを貼ってくださって。そしてそれを読んだその方のフォロワーさんが、そのことをPrimaryにツイートして、そしてそれをPrimaryがリツイートしたという奇跡が起こりました!(ややこしい)

Twitterを見ていたら、突然タイムラインに「ヴィヴィアンさん」って自分のペンネームが出てきて、しかもこの和訳動画が貼られてて、上に「PRIMARYさんがリツイート」って書いてあって、何が起こってるのかサッパリつかめず完全にパニックに陥りました(笑)

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※プライバシー保護のため、ツイートしてくださった方のIDはボカしています

 

私、iPhoneのロック画面がこういう人間なので

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このロック画面のご本人が私の作った動画をリツイートしてくれるなんて! 本当にビックリして、嬉しさを飛び越えて恐怖で震えた。。。

しかも私、ホーム画面がこういう人間なので(『毒』のパフォーマンス中)

poison_tweet3

 

Primaryがリツイートしたということは、PrimaryをフォローしているE SENSのタイムラインに私の名前(ペンネーム)が載ったということよね?

そう考えただけで、

も、もう、

ダ……メ……(*´Д`)=зはぁはぁ♥

 


 

※2015年6月追記

何がすごいって、この記事を書いたのが2013年4月。そしてそれからちょうど2年後の2015年4月に、Primaryさんと一緒にご飯を食べることになったという。私のその日、菊地凜子さんのライヴのために韓国人ラッパーのPaloaltoさんをアテンドしてて(ライヴの詳細はこちら)、たまたまPrimaryさんが日本に遊びに来てて、打ち上げに合流してくださったのです。

それから約1か月後、今度は韓国で菊地成孔さんとPrimaryさんとPaloaltoさんとお食事をする機会をいただきました。この記事を書いた当時、私は自分が韓国ヒップホップに関する仕事をすることになるとは夢にも思っていませんでした。趣味で作った字幕動画を、Primaryさんがリツイートしてくれた。それだけで悶死して、その日は仕事が手につかなくなってどうしようもなくなっていたような人間でした。Primaryさんと食事だなんて、人生って本当に何があるか分かりません。

E SENSに萌え萌えするための記事なのに、最後はPrimary萌えで終わってしまいました。

 

https://www.instagram.com/p/3MR9I7DQzw/?taken-by=sakiko_vivi

 

Sakiko Torii
About Sakiko Torii
BLOOMINT MUSICの運営者である鳥居咲子は、幼少期よりピアノと音楽理論を学び、ロンドンに音楽留学をした。現在は音楽記事の執筆、ライブ主催、楽曲リリースのコーディネート、メディア出演など、韓国ヒップホップに関する様々な活動を展開している。著書に『ヒップホップコリア』。音楽以外に関するネタを集めた趣味ブログ『BLOOMINT DIARY』も運営中。別名ヴィヴィアン。
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