Zion.T『Red Light』作業ノート by Naver Music

Written By Sakiko Torii

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Zion.T 初のフルアルバム『Red Light』

音楽だけでなく、美術や映像など多様な芸術分野に深い関心を持っているZion.T。彼は常にノートを持ち歩いていて、瞬間瞬間に浮び上がるインスピレーションをスケッチする。そのスケッチはメロディとなり、歌詞となり、ア—トワークあるいは映像として誕生したりもする。Zion.Tの小さなノートから彼のすべての作品が誕生すると言っても過言ではない。Naver Musicスペシャルを通じて、彼のすべてのアイディアと苦悶の跡がそのまま入れられた作業ノートを単独初公開する。

 

ファーストアルバム『Red Light』

ヒップホップ・シーンを愛する大衆だけでなく、様々なアーティストや音楽関係者からの大きな関心と期待の中、遂にその姿を表わしたZion.Tの初めてのソロアルバム『Red Light』。今回のアルバムを通じてZion.Tは歌だけでなく楽曲制作をはじめ、全体的なアルバムの流れ、アートワーク、映像的な部分まで直接参加をしてプロデューサーとしての力量を十分に発揮した。

彼のニックネームである『Skinny Red』から始まる名前のソロアルバム『Red Light』は、監督であり主役でもあるZion.Tが提供する一編の映画だ。映画監督をコンセプトに作られた彼のアルバムは、独特の感性の洗練されたサウンドとボーカルはもちろんのこと、ともに描かれた多様で感覚的なイメージを感じることができる。

 

作業ノート公開

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これまでのZion.Tの参加曲

Click Me – Zion.T Feat. Dok2
Zion.Tの最初のシングル曲である『Click Me』は、世の中に彼を知らせた曲であり、以後数多くのミュージシャンとコラボレーション作業をすることになった連結の輪でもある。「クリックを1度すればいい。すべてが新鮮な動きに注目してほしい。この曲を皮切りに、僕だけができる多様な音楽を聴かせたい」というメッセージを込めた彼の初めてのシングル曲『Click Me』は、今でも多くの人々がZion.Tというと一番最初に思い浮かべる代表曲だ。

Stay Cool – Simon D Feat. Zion.T
日常に疲れた恋人を慰める内容の曲である『Stay Cool』は、Simon Dの中低音ラップとZion.Tの甘美なボーカルが調和を成して独特の雰囲気の感覚的なラブソングとなった。多くの大衆にとって、Zion.Tに対する好奇心を持つきっかけとなった曲でもある。

만나(会おう) – Primary Feat. Zion.T
『Click Me』以降ヒップホップ・シーンの最もホットな新人として注目され、ヒップホップ・シーンの天才プロデューサーと呼ばれるPrimaryと作業した曲『만나』は、『Primary And The Messengers Part 2』のタイトル曲でもある。70〜80年代のソウル・ミュージックを今の時代に合うように再解釈した曲で、Zion.Tの独特のボイスが楽しいブラス演奏と交わって光を放つ曲だ。

See Through – Primary Feat. Gaeko, Zion.T
『만나』の発表後、引き続き発表されたPrimaryのシングルアルバム『Primary And The Messengers Part 3』のタイトル曲『See Through』は、リリース後1年が過ぎた今でも大きな愛を受けている曲で、Zion.TとDynamic Duoのゲコの幻想的な呼吸を感じることができる作品だ。今回のZion.Tのアルバムタイトル曲『Babay』が誕生することになったきっかけでもある『See Through』は、独特ながらも負担にならない洗練されたサウンドとともに、Zion.Tとゲコの個性がたっぷり入れられた曲だ。

?(クエスチョンマーク) – Primary Feat. Choiza, Zion.T
プロデューサーPrimaryのフルアルバム『Primary And The Messengers LP』のタイトル曲である『?(クエスチョンマーク)』。『See Through』で息がピッタリ合ったDynamic Duoのゲコに続き、『?(クエスチョンマーク)』ではDynamic Duoのチェジャと共演したZion.T。Zion.T特有のそのグルーヴを十分に発揮したこの曲は、もう1つの大きな愛を受けた参加曲となった。

니가 없을 때(君がいないとき) – INFINITE H Feat. Zion.T
ジャンルに関係なく「フィーチャリング交渉第1位」という修飾語がつくほど、数多くのラブコールを受けて皆が認める実力派で期待の主となったZion.T。フィーチャリング参加はもちろん、Zion.Tが直接作詞、作曲、編曲をしてプロデュースしたINFINITE Hのミニアルバム収録曲『니가 없을 때』という叙情的なメロディと最小限に抑えた編曲が引き立つ曲で、大衆にZion.Tのボーカルだけでなくプロデューサーとしての力量まで見せつけた曲でもある。

Two Melodies – Zion.T Feat. Crush
所属レーベル、アメーバカルチャーの休息プロジェクト「NOWorkend」を通じて発表した『Two Melodies』で、Zion.Tは今まで見せてきた感覚的なグルーヴの代わりに叙情的で甘美な旋律と淡泊で切ないボーカルを聴かせた。真新しい姿を見せた『Two Melodies』は、多様なジャンルとスタイルを行き来するZion.Tの無限の可能性を見せて、彼のアルバムに対する期待を一層高めるきっかけとなった。

 

Zion.T 『Red Light』 参加陣から一言

ヤン・ドングン(YDG)
★★★★★
音楽それ自体、あたかも楽器のようなZion.T

ゲコ
★★★★★
恐らく韓国のボーカルで最も優れたリズム感を持つアーティストではないだろうか

Beenzino
★★★★★
完全なアーティスト。One & Only

Crush
★★★★★
どんなジャンルでも消化できる能力を持ったプロデューサーでありミュージシャン。文字どおり天才ミュージシャン

 

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出所:Naver Music (2013-04-09)
日本語訳:Sakiko Torii

 


 

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writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップ・キュレーターとして執筆、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。



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