Zion.T 初のソロアルバム『Red Light』インタビュー by Daum Music

Written By Sakiko Torii

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Zion.T 初のソロアルバム『Red Light』

Zion.T(ザイオン・ティー)が初めてのソロアルバム『Red Light』を発表した。新人というには唖然とするほど音楽ファンたちからの高い期待を受けて、自分だけの独特の感性が入れられた音楽をリリースするZion.T。初めてのアルバム『Red Light』と合わせて、彼とのインタビューもDaum Musicでご覧ください。

 

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Q:こんにちは。ご挨拶と自己紹介をお願いします。

こんにちは、Daum Musicの家族の皆さん。初めてご挨拶します。初めてのソロアルバム『Red Light』を発表したZion.Tです。

 

Q:今回のアルバムは準備期間がとても長かったのですか?

はい。今回のアルバムは僕が本格的に音楽を始めてから少しずつ積み重ねた作業が入れられたアルバムです。全体の作業期間は3年くらいだと思います。

 

Q:多くの方が長いこと待ちわびたアルバムがいよいよ出ましたが、今回のアルバムのコンセプトは何ですか?

今回のアルバムの全体的なコンセプトは「映画監督Zion.T」と言えると思います。映画監督はシナリオの段階から俳優選定、撮影、スタッフはもちろん小道具まで、映画の全般的なあらゆる分野に適切な配置と進行を引き受けて指揮するでしょう。そうやって考えたコンセプトで、僕もやはり今回のアルバムで歌だけでなく作詞、作曲、編曲などの曲作業をはじめとするアルバム全体の流れやイメージ、映像的な部分まですべてに直接参加して進行したので、監督というのがよく合ったコンセプトだと思います。

 

Q:タイトル曲『Babay』に対するご紹介をお願いします。

タイトル曲『Babay』は、1人の女性を愛することになったときに男が感じる率直な感情をありのままに表現した曲です。友人はもちろんのこと、道を通り過ぎるすべての人に自慢したくて、俺の女という素振りを出したい、或いは素振りを出したいと願う気持ちを込めました。Dynamic Duoのゲコ兄さんがフィーチャリングで参加してくださり、編曲にはPrimary兄さんのサウンドが強く出ました。この曲は『See Through』の延長線上、または続編だと言うことができる曲です。

 

Q:仰るとおり『See Through』に続いて『Babay』で再びDynamic Duoのゲコさんと共演しましたが、また一緒に作業することになったきっかけはありますか?

ゲコ兄さんと一緒に曲をやるときの呼吸や感じが個人的にとても好きです。音楽的にも、お互いのジェスチャーを含んだ感じのようなものも全部です。今回の曲の感じもまた非常に気に入っています。多分ゲコ兄さんと合わせる呼吸自体が『Babay』がタイトル曲になった最も大きい理由ではないかと思います。

 

Q:個人的にタイトル曲以外に最も愛着がある曲はありますか?その曲についてご紹介をお願いします。

初めてのソロアルバムだからなのか、心残りがたくさんあります。なのでどれか1曲が最も気に入らないとか愛着があるとかはないのですが、あえて1曲挙げろと言うなら僕が一番多く聴いた『Doop』ではないかと思います。独特のリズム構成が特徴的な曲ですが、この曲に対するインスピレーションが湧いたとき一番最初に思い浮かんだアーティストがVerbal Jint兄さんです。最初に曲を作る段階から念頭に置いて作業しましたね。このリズムで、自然に自由に表現できる唯一の人だと考えました。共同作業ができて本当に良かったです!

 

Q:Primary、Simon D、ゲコ、チェジャをはじめ、数多くのアーティストと共演してきましたが、その中でも最も印象に残っているアーティストがいるとすれば誰でしょうか?

皆さん印象に残っていますが、今は最近一緒に作業をしたYDG兄さんが思い浮かびますね。僕が『地球温暖化』という曲を聴いて瞬時に思いついたアーティストがYDG兄さんですが、全く進行や繫がりがない間柄でした。それにも関わらず、この曲に参加してくださることを本当に切実に望んでいたんです。本当に切実に!

 


 

Interview | Zion.T × Primary

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Q:Zion.TとPrimaryのお二人はこれまで『만나』『See Through』『?(クエスチョンマーク)』など様々な曲でコラボレーションをしてこられました。そのため、たまにZion.TとPrimaryが同一人物だと勘違いされるハプニングがあったりもしましたが、そのことに関するエピソードとご本人が考えるお互いの最も大きな違いを教えてください。

Primary:エピソードはたくさんありますが、特にZion.Tの写真に「熱唱する歌手Primary」というタイトルの記事が出たときが最も強烈でしたね。僕たち2人の違いは、まず顔つきがずいぶん違います(笑)そして2つ目はポジションではないですか?Zion.Tは歌を歌って、僕は歌を歌わないという点です。

Zion.T:Primary兄さんと曲を発表した時期は特にそんなことが多かったです。「Primaryさん!サインしてください!」と言いながら近づいてくる方々に「あ、僕はZion.Tですが」と言うと紙とカメラを下げてそのまま背を向けて行ってしまうことが1度や2度ではなかったですよ。Primary兄さんと僕の違う点は、あえて挙げる必要がないくらい全く違う人間だと思います。性格から始まり、着る服も聴く音楽もすべて違います。

 

Q:お二人は何度も共演してきたパートナーとしてお互いをとてもよく知っていると思います。お互いの長所を1つずつ話してください。

Zion.T:何でも短所を挙げることが好きですが、好きな人たちに対しては例外のようです。実際みんな良く見えます。遠慮なく偏向的なようですが、兄さんの最も大きな長所は何よりも誠実さでないでしょうか。学ぶ点があまりにも多いです。引き受けたことに対して例外なく時間内に早く正確に終わらせるスタイルです。音楽的にも、まだ一度も兄さんに失望したことがないです。

Primary:Zion.Tの長所はやはり音楽的な部分だと思います。Zion.Tが持っている独特の声やリズム感、感覚のすべてがZion.Tの長所だと考えます。韓国でほかにいないユニークなボイス、持って生まれたメロディ・メーキングの能力など、Zion.Tだけが表現できる部分です。

 

Q:Zion.TとPrimaryのお2人が共作した曲の中で、個人的に最も愛着がある曲はそれぞれどの曲でしょうか?

Primary:僕はやはり最も大きな愛を受けた『See Through』に一番愛着があります。

Zion.T:僕もやはり『See Through』が一番好きです。この曲の作業をした当時よりも最近のほうがこういったスタイルの音楽に惹かれています。実は『See Through』は『Red Light』に入る予定だった曲なのですが、Primary兄さんとの作業を通して全く違う感じの曲になり、より一層おもしろくなりました。

 

Q:今回のアルバムでは『地球温暖化』という曲でレゲエに挑戦されました。今後また挑戦してみたいジャンルまたはスタイルはありますか?

Primary:どんなジャンルやスタイルというより、Zion.Tと一緒に今まで僕たちがしたことのないものや、あまりしていなかった新しいものを切り開いてみたいです。具体的なことは作品を通してお見せできればと思います。

Zion.T:実は今回の試みも挑戦ではないんです。「レゲエを作ろう!」といって作ったのではなく、なぜか曲を作ってみたらレゲエになりました。Primary兄さんと作業をするときは会議をしません。小言もないし…。これはどう?あれはどう?のような干渉もなく進行される感じです。兄さんが紙と材料を持ってきたら、僕がスケッチをして絵の具を思いのままにばら撒くんです。それからPrimary兄さんがさらに後半作業をして。お互いが気楽で効率的な作業形態を取るような感じです。今後やってみたいスタイルについては、皆さん予想されているか分かりませんが、言いません。秘密!

 


 

Interview | Zion.T SNS Q&A

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アメーバカルチャーの公式ツイッター(@amoebakorea)を通じて送られたZion.Tへの質問の中から10個を選びました。送っていただいた質問とZion.Tの回答をご覧ください。

 

Q:@XXmozzing – Zion.Tの名前の意味が気になります~。

語感がいいと思って特別な考えもなく作った名前なのですが、その意味はとても重いようです。詳しく説明することは難しいのですが、Tは形のとおり十字架という意味です。

 

Q:@XXphopwonjung – 初めてのソロアルバムを出した気分はどうですか?

驚いているし嬉しいですが、だいたい押し黙っています。心残りが大きいためにそうしてるようです。

 

Q:@XXngxol – 今回のアルバムでZion.Tが一番言いたいことは何ですか~?

何かを言おうというよりも、ただ雰囲気を伝えたいです。このアルバムは数ヶ月~数年の間に僕が感じたことを少しずつ集めて表現したアルバムです。

 

Q:@XXoc03 – 最も愛着があるトラックはどれですか?

作業期間が長くなり、計画が最初とは大きく変わりました。収録曲から落として、入れて、曲順も含め、かなり多くの部分が変わって惜しかったり…。特別気に入らない曲も愛着がある曲もないのですが、あえて1つ選ぶなら『Doop』です。理由は… 一番たくさん聴いたから?

 

Q:@XXunJJung – いつから音楽の道に入ろうと考えたんですか!?!!

元々小さいときから絵を描きたかったのですが、高校に入学してから音楽が良くなり始めました。本格的に音楽を始めようと決心したのは19歳のとき。そのままどうにかやってみればうまくいくだろうと思っていました。何もないのに変に自信だけは途方もなくあったんですよ。否定的な考えはしないようにしていました。

 

Q: @XX_rigg – Zion.Tが一番尊敬する歌手は誰ですか?

すごい方々があまりにも多いので1人だけを挙げることはできないです。個人的に、周りの好きなミュージシャンの歩みから刺激を受けるほうです。ミュージシャンだけでなく、様々な分野の人たちに関心を持っています。

 

Q:@XXunjuju – 一緒に作業をしてみたいミュージシャンはいますか?いるとしたら誰ですか?

機会があればTEDDYさんのようなプロデューサーと作業してみたいです。本当にかっこいい!

※TEDDYはBIGBANGや2NE1を手掛けるYGのプロデューサー

 

Q:@XXeyou1226 – VV:Dクルーはどのようにして作られたのですか!!!!!!

これは本当におもしろい話なので、また今度しますね。最初から1日を設けてこの話だけしてみたいです。

 

Q:@XXfcjstk1257 – 今回のアルバム準備中、一番大変だったことは?そして一番感謝してる人は?

やはり後半のサウンド・ミキシング作業が一番大変でした。次のアルバムではサウンドにさらに気を遣いたいです。そして最も感謝してる人は……会社の兄さん姉さんたちに一番感謝しています。僕がいつも頻繁に潜水に乗るせいでかなり苦労されました……。

※「潜水に乗る」とは、韓国の若者言葉で「周りの人との連絡を絶って身を隠す」という意味

 

Q:@ThatBoiB – Zion.Tの体重維持の秘訣は何ですか?

兄さん……

※これは Zion.Tと同じアメーバカルチャー所属のRhythm PowerのBoi Bからの質問ですね(笑) 私もこの質問ツイートをリアルタイムで見ていて笑いました(笑)

 

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出所:Daum Music (2013-04-09)
日本語訳:Sakiko Torii

 


 

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writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップ・キュレーターとして執筆、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。



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