Supreme Team「Amoeba Culture 休息プロジェクト “NOWorkend”」インタビュー by Mnet

Written By Sakiko Torii

1_20130408152524.jpg

長い活動休止期間を終えて、Amoeba Culture “NOWorkend” プロジェクトの4番目の走者としてデジタルシングルアルバム『Thanks 4 the Wait』で戻って来たSupreme Team。Simon DとE-Sensが約2年ぶりに新曲『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)Feat. Crush』をリリースし、「Supreme Team」としてステージに上がった。

アルバムのタイトル曲『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)』は、未来に対する心配や現実に対する不安から来る悩みで苦しむ若者に伝えるメッセージであると同時に、今新たに再始動という地点に立っているSupreme Team自身に再確認するメッセージでもある。Mnet.comでは、Simon DとE-Sensの2人に単独インタビューをして、彼らのプロジェクトアルバムと新曲に対する話を聞いてみた。

2_20130408152532.jpg

 


 

新曲

그대로 있어도 돼 – 和訳字幕つき

 

이릿(Eat it)

 


 

インタビュー

Q:「NOWorkend」を通じて久しぶりにSupreme Teamに会うことになった。Gaeko、Yankie、Zion.Tに続いて、次の走者が誰なのか大衆の関心がとても大きかったが、4番目の走者としてプロジェクトに参加することになったきっかけと感想が気になる。先に発表された曲の反応が熱かったので、負担感も少なくはなかったと思うが。

E-Sens:先に「NOWorkend」を通じて発表された曲を聴いてとても興味深くて、参加したいという考えが大きかった。アルバムの作業中だが、アルバムの場合は作業期間から発売まで長い時間が掛かるし、個人的にも待たなければならない時間が長い。それで「NOWorkend」プロジェクトを通じて今現在の僕の考えをお聞かせできればという思いで参加することになった。かなり久しぶりに発表する曲なので、はじめは前よりも上手にやらなければならないという若干の負担があったりもしたが、実際に始めてみたらとても楽しく作業を終えることができて満足だ。

Simon D:そんなに大きな負担感はなくて、早くお聞かせしたいという気持ちが大きかった。2~3年ぶりにE-Sensと2人で作業をして、歌詞を書いてトラックを録音する過程がSupreme Teamの結成初期に戻ったようでとても楽しかった。作業中は早くお聞かせしたいという思いが一番大きかったと思う。

 

Q:今回のプロジェクトを通じて発売するシングルアルバムタイトルが『Thanks 4 the Wait』だ。これに関する話から聞き始めるべきではないかと思うのだが、アルバムタイトルについての説明をお願いしたい。

Simon D:Lil Wayneのミックステープのタイトル『Sorry 4 the Wait』を見て、次のSupreme Teamのアルバムタイトル『Thanks 4 the Wait』でいこうと決めていた。Supreme Teamの活動休止期間中、待ってくれたファンたちがとてもありがたくて、アルバムのタイトルで感謝の気持ちを伝えたかった。

E-Sens:本当に言葉どおり、待ってくれてありがたいという意味だ。個人的にはSNSやコメント等を通して「2人が一緒に立つステージが見たい」「Supreme Teamのアルバムを待っている」などという言葉を着実に聞いてきたが、そのような話を聞くたびに本当にありがたかった。僕を、そしてSupreme Teamを忘れないで待ってくれた方々に感謝している気持ちを伝えたかった。

 

Q:タイトル曲『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい) Feat. Crush』の紹介をお願いしたい。

Simon D:『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)』は、Zion.Tが率いるクルー「VV:D(ビビッド)」に所属しているアーティスト、Crushが曲を作ってフィーチャリングしてくれた曲だ。これまで僕たちが歩んできた道と、今の僕の姿をそのまま表わした曲で、真実が込められた曲だと言える。現実を不安に思わずに、自分自身をちょっと信じてその場をそのまま守って行けば良いという思いを込めた。

E-Sens:いつの間にか20代後半になったが、周辺の友人、兄、弟を見ていると、未来に対する心配と現実に対する不安から来る悩みが本当に多いようだ。多くの人はどんな仕事をしても「今の仕事は自分が本当にしたいことなのだろうか?この道で合っているのだろうか?」という苦悶に陥るのではないか。『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)』で伝えたかったことは、「今信じていること、進んでいる道で合っている。だから今も十分大丈夫だ。そのままでいてもいいんだ」というメッセージだ。

 

Q:同じテーマについて2人が各自の歌詞の中で表現した話は何か?

Simon D:「3億ウォンの家 クレジットカードはPurple Swag 外車はなくても二足は常にLeBron X」という歌詞に含まれたすべてが今の僕の生活の姿そのものだ。今の僕はどこにいて、何をしているのか、そのまま表現しようと努めた。今の僕の人生を入れたと言える。曲を通じて、今うまくやっているからみんなももう少し自分を信じてそのまま継続すれば良いと、聴いてくれる人に、そして自分自身に伝えようとした。

E-Sens:「どうかと問う言葉に 俺はいつものように答えるのみ 異なることなくI’m good」という部分が、僕が表現したかったことのすべてだ。実際今まで元気でやってるかと問われるとそう答えてきたが、それは本当に元気に過ごしてるという言葉ではなかったと思う。大抵はうわべだけの挨拶で答えるような言葉ではないか。歌詞を書きながら、心から本当に「元気に過ごしてるよ I’m good」と答えたいと思った。言ってみればPrimaryのアルバムで参加した『毒』という曲で表現した話と似ているが、『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)』はもう少し明るいバージョンと言える。性格があまりにも鋭敏で自らを困らせることも多いが、自分自身に「元気に過ごしてる」と言いたかったし、実際に曲の作業を終えて最近は本当に「元気に過ごしている」と言えそうな気がしている。

 

Q:お互いの歌詞で最も印象に残っている部分をあげるとしたら?

E-Sens:「成功と失敗の一指尺の間が 今の俺の住所 その2つの最初の文字 誠実が俺の金の出所」

Simon D:「幼かった俺の目には とても高価に映った 幸せは あの女性の手首で輝いていたChristian Dior みんな着ている服によって性格が変わる それがこの街の最初の印象」

※過去記事「Lyrics | Supreme Team – 그대로 있어도 돼 (そのままでいてもいい) (Feat. Crush)」の中で歌詞の解説をしています

 

Q:2つ目のトラック『Eat it』は題名も独特なだけでなく、曲の雰囲気自体もタイトル曲とは全く違う。曲に対する紹介をお願いしたい。

Simon D:タイトル曲とは全く違う雰囲気の曲の『Eat it』はトラップジャンルのサウス・ヒップホップ曲で、TKという友人と曲を作った。『Dang Dang Dang』の延長線上にある曲だと思ってくれていい。説明しようとするなら『Dang Dang Dang』よりも『Eat it』のほうがもう少し強烈で荒い。込められたメッセージも単純に「遊ぼう」ではなく「もっとよく遊んで成功する」という内容だ。

E-Sens:Supreme Teamの曲を見るとほとんどすべての曲のテーマに通じているのが「俺はうまくやる。うまくやれる」という話をしていることだ。毎度その延長線上にあるテーマを少しずつ違うように表現しているが、タイトル曲『그대로 있어도 돼(そのままでいてもいい)』が「俺は今うまくやっている」という話なら、『Eat it』は「何でも無条件にみな手当たり次第やる」というような形でテーマを荒々しく入れたとみられる。曲名「이릿(イリッ)」は「Eat it」をハングルで表記したのだが、おもしろいと思ってハングル発音をそのまま「이릿(イリッ)」にした。

 

Q:久しぶりに2人で一緒に作業したのでエピソードも多いと思う。今回のプロジェクト曲を準備して印象に残ったエピソードは何か?

E-Sens:普段作業をする時よりも5倍以上の時間がかかった。ヴァース1つを7回ずつ修正して録音したのは今回が初めてだ。負担なく楽しくやったと言いながらも、知らぬ間に僕たち自身には負担があったようだ。あまりにも久しぶりに出す曲だと、よくやらなければならないと思って本当にたくさん何度も何度も直した。

Simon D:あまりにも久しぶりに作業するので適応するのに時間がちょっと必要だったし、僕もE-Sensも20代の初めに持っていた覇気に比べて慎重さがより生じたようだ。それで本当に作業期間中はずっとレコーディング室で歌詞を書いて、録音して、再び歌詞を書いて、録音して、このパターンの繰り返しだった。ある日はE-Sensと2人でコーヒーショップで8時間も歌詞を書いた日があったが、夜中にコーヒーと栄養ドリンクをたくさん飲んだので、朝家に帰る車の中ですごく苦しかった。車から降りて玄関まで5メートルの距離なのに、酔っ払った人のようにふらついて10分かかって歩いた。カフェインの過剰摂取には注意するように……。

 

Q:(公演前)2013 Amoebahoodコンサートで2年ぶりにチームとしてステージに上がることになった。コンサートに参加するほかのアーティストたちよりも格別感慨深いだろうが、今(ステージに上がる前)の所感はどうか?

Simon D:早くステージに上がりたい。これまで1人で活動していた時はリズムパワーが助けてくれたりしたが、寂しい気持ちが大きかった。常にE-SensとSimon Dが一緒にステージで遊ぶ図を頭の中に描いてきたし、そのエネルギーがすごく懐かしかった。僕たちを待ってくれて、見に来てくれたファンのために、ステージの上で懸命に遊びたい。

E-Sens:ほかの公演を見に行ったときは「自分もステージに上がりたい」という思いが大きかったが、いざAmoebahoodコンサートの準備をしてみると、むしろ淡々と臨んだようだ。ところが公演の日程が近づくと少しずつ実感が出てきて、リハーサルをして、ステージに上がる時間が近づいて、今は心がちょっとときめく。少し前にステージでリハーサルをしたとき、空っぽの観客席を見ながらここがいっぱいになるかどうかしばらく想像して、ちょっとときめいたりもしてとても気持ちが良かった。

 

Q:プロジェクトアルバムであり、デジタルシングルアルバムではあるが、新曲発表は『그땐 그땐 그땐(その時は その時は その時は)』が収録された『Ames Room』以来、本当に久しぶりだ。リリースに先駆けてコンサートでステージを披露することになったが、ファンの前で初公開することに対する感想や覚悟のようなものはあるか?

Simon D:少し心配なのは、あらかじめ知っている曲ではないので聴いてくださる方々がやや楽しめなくなると言える点だが、直接公演に来てくれた方々に一番最初に公開するということに特別な意味があると思う。久しぶりでもあり、新曲を初めて聴かせる席だからか、今はとてもときめいている。

E-Sens:公演に先立って音源をリリースして、あらかじめちょっと聴かせようかと悩んだりもしたが、今回は本当に久しぶりにSupreme Teamとして立つステージなので、会場まで僕たちを見に来てくださる方々に一番最初に聴いてもらいたいと思ってステージで公開することになった。今はステージでうまくやらなければならないという考えしかない。

 

Q:(公演後)新曲のリリースを控えているが、デジタルシングル以降の今後の計画について。

E-Sens:ひとまず今は、自分にできることはすべてしたいと思う。ソロ作品のリリース、アルバムのリリース、フィーチャリング作業など、する必要があるものとしたいものがとても多い状況だ。それだけ意欲的でもある。とにかく一番重要なのはSupreme Teamのアルバムなので、今年必ず発表するのが目標だ。

Simon D:シングル発売後、公演活動を少ししてアルバムの作業に集中する予定だ。できるだけ今年の早い期間にお聴かせする予定だが、ご存知のようにヒップホップ・ミュージシャンたちはあまり約束を守らない。僕たちは必ず約束を守るよう、一生懸命作業に没頭する予定だ。

 


 

Mnet.comの会員へ

 


 

サイン

3_20130408152538.jpg

 

出所:Mnet (2013-03-28)
日本語訳:Sakiko Torii

 

writerSakiko Torii

BLOOMINT MUSICの運営者。韓国ヒップホップ・キュレーターとして執筆、ライヴ主催、音源/MV制作サポート、メディア出演など多方面に活躍中。イギリスに音楽留学していた本格派。著書に『ヒップホップコリア』。

Related

/

Access Top

/

Subscribe us!

BLOOMINT MUSICの最新情報をお届けします。

友だちに追加