Robbie Williams (ロビー・ウィリアムズ)

Written By Sakiko Torii

Robbie Williams(ロビー・ウィリアムズ)。イギリスでは「これほど成功した人も珍しいのでは?」ってくらいの国民的スターなわけですが、なぜか日本ではあまり認知されてません。日本人に話すと、決まって俳優のロビン・ウィリアムズと勘違いされます。

ロビーは最初、Take That(テイク・ザット)というアイドルグループのメンバーとして1992年にデビューしました。イギリスではTake Thatを発端に、アイドルグループ・ブームが尋常じゃないことになりました。Take Thatはわりとすぐ解散して(今は再結成している)、その後ロビーはソロキャリアをスタートさせたわけですが、もう売れ方が半端なかった。

イギリスの全家庭に必ず1枚はロビーのアルバムがあると言われています。

そんなロビーがソロシンガーとして一躍スターダムにのしあがった曲といえば、やはり『Angels』でしょう。1998年当時、イギリス全土、そしてヨーロッパ諸国でこの曲が街でかからない日はなかったのではないでしょうか。私も初めて聴いた瞬間、この曲に恋に落ちました。イギリスでは2005年、「過去25年で最高の楽曲」に認定されました。

[MV] Robbie Williams – Angels

 

その後、ヒット曲を次々に連発します。ロビーは本当に名曲が多いので、紹介した曲が山ほどあります。数曲に絞るのがつらすぎるのですが、がんばります。

まずは『Let Me Entertain You』。このミュージックビデオもまた、イギリス中どこでもかしこでも流れてました。あの有名なバンド「KISS」のパロディーで、インパクトが半端ない。ところでロビーは何だか権利の問題が生じているのか、昔の公式ミュージックビデオがことごとく無くなっていまして。とりあえずDaily Motionで失礼します。

[MV] Robbie Williams – Let Me Entertain You

 

それからもう一曲、ロビーの代表曲を(彼の名刺代わりになるような代表曲が10曲くらいあるんですが)。この『Strong』は、サウンドが非常にイギリスらしくて心地いい曲です。これもまたミュージックビデオが無くなっているので、ライブ映像を貼ります。 これって2003年の公演なんですけど(Oasisも伝説を残した、かの有名なネブワース)、ロビーはこの公演で、3日間で37万5000人を動員したんですよ。東京ドームで5万人なんてレベルじゃないですね。

Robbie Williams – Strong (Live at Knebworth 2003)

 

次の『She’s The One』という曲もまた、素敵な曲です。とても綺麗なメロディのバラードで、歌詞も感動的なのですが、ビデオのストーリーが全然関係ない。ロビーの得意技ですが、曲の素晴らしさを台無しにするところが最高です(笑)

[MV] Robbie Williams – She’s The One

 

ビデオを観てお分かりいただけるように、性格も非常にひょうきんで(表現古くて申し訳ないけど、ひょうきんって言葉が一番似合う気がします)、アルバムのジャケットでこんなことして遊んだりしてました。

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分かります? 上の3枚に写ってるのはすべてロビー本人なんです! 男性の9割がサッカー狂なんじゃないかっていうイギリス人らしく、サッカーの試合の一連の流れを表現してるんですね。最後の一枚含め(笑)

これは『Sing when you’re winning』というアルバムのジャケットや歌詞カードに載っている写真なのですが、一方でこのアルバムのタイトルの「Sing」の部分を「Swing」に変えたアルバム、『Swing when you’re winning』では、本格的なスタンダードジャズにもチャレンジして渋い姿も見せてくれました。

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渋い姿も見せてくれたといいつつ、初めてこのジャケットを見たときは思い切り吹きました。確かロンドンのHMVに貼ってあるポスターを見たのが最初でしたが、友達と声を出して笑いました。ギャグなのか本気なのか、ロビーのキャラ的に分かりづらいです。それにしても完璧すぎます。1940年代とかのスタンダード歌手のジャケットにしか見えないもん。いい仕事しすぎ(爆)

そして、このアルバムがまたいいです! ジャズに馴染みのない方でも、聴いたことのある曲ばかりで楽しめるはずです。「音楽の幅を広げたいと思ってる方は、ぜひこのアルバムから入ってみてください!」という、ちょっと大袈裟なセリフが出てしまうほどの良作です。

Robbie Williams – Mack The Knife

 

この『Mack The Knife』のように、一度は聴いたことのあるスタンダード・ナンバーが盛りだくさんです。そしてなんと、ハリウッド女優のニコール・キッドマンとデュエットをした曲も入っています。ニコール・キッドマンはミュージックビデオにもご出演されていますよ。昔の映画のような素敵なビデオです。

[MV] Robbie Williams – Something Stupid

 

私はスタンダードを歌わせたらマイケル・ブーブレにかなう人はいないと思っています。シナトラよりもすごいと思ってます。でもロビーはマイケルのようにスタンダード歌手ではないにも関わらず、下手したらマイケルの次に素晴らしいんじゃないかと思わせる表現力を持っています。音程がいいとか声量があるとかそういうことではなくて、歌の世界を表現する力=演技力が神すぎる。

そんな才能あふれる上にひょうきんなロビーですが、プロモーション・ビデオが放送禁止になったこともあります。エロいからとか暴言吐いてるからとかじゃなくて、グロいから(笑) それがこちらの『Rock DJ』です。歌いながら洋服を一枚ずつ脱いでいって、全部脱いだ後は皮膚、筋肉と順番に服のように剥いでいって、しかも美女たちがその肉にほおずりするというセンスの悪さで、まんまと放送禁止になりました。本当に結構グロいのでご注意ください。曲はめちゃくちゃカッコいいので、グロいの苦手だったら音だけ聴いてください。

[MV] Robbie Williams – Rock DJ

 

ほかにもF1ドライバーを真似たビデオとか。古臭い格好も映像もおもしろいし、ドラマ仕立てでかっこ良いし、だけど最後はくだらないオチで終わるという。曲がステキなのに、またビデオが台無しにするパターン(笑)

[MV] Robbie Williams – Supreme

 

あと、カイリー・ミノーグとやったデュエットが最高にかっこいいです! この曲は一回聴くと、必ず10回くらいリピートしてしまう。もともとはカイリーのために曲を作ったそうなんだけど、あまりにかっこよくできたから、自分とのデュエットにしたらしい。大事なことなのでもう一度言いますが、この曲は本当にかっこいいです。めちゃくちゃおすすめ!

[MV] Robbie Williams & Kylie Minogue – Kids

 

以上、2003年頃までの曲紹介でした(古っ!)

私自身が日本に帰国してしまい、ロビーを日常生活で目にすることもなくなって、最新の情報にだんだんついていけなくなりました。2年おきくらいに情報を追ってみると、すごくいい曲を出してたり、トラブルがあったり、Take Thatに再加入してたり、人生いろいろって感じだけど、なんだかんだでご健闘してるようで嬉しいです。

ここ10年の間に出したいい曲もいっぱいあるけど、私が一番よく知ってる時代のロビーを紹介したかったので、かなり古いですがここまでにしておきます。

ロビーはアイドル・グループ出身であるにも関わらず、ソロアーティストとして、エンターテイナーとして、見事に生き残った希少な人です。生き残ったどころか、ヨーロッパで最も成功した人のうちの一人と称されています。アイドル・グループ出身で、中年と呼ばれる年齢になっても変わらず音楽で生計を立ててる人ってのは、本当に少ないです。

真のスター、ロビー・ウィリアムズ。これからも活躍、期待しています!


Swing when you’re winning

 


In & Out of Consciousness
(THE GREATEST HITS 1990-2010)

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